スキルも知識も豊富なのに転職面接でなぜか評価されないなら、協調性のなさを疑ってみましょう。
転職ではアピールに終始しがちですが、マイナス点がないかどうかも重要です。
中でも今回は「協調性がない」という点について。
協調性がないと思われる人は、企業の人事担当者も敬遠します。
協調性がないとなぜ不利なのか、どんな風に協調性を養っていけばいいのかなど、協調性がない人が転職を成功させるための方法を紹介します。
目次
協調性がない人が転職で評価されない理由
協調性がないということは、裏返せば、自分1人で黙々と作業できる職人気質だったり、人に流されない生き方をしたりと、ちゃんと魅力もあるはずです。
それはそれで素晴らしいのですが、転職は協調性なしには成功しません。
なぜ協調性がないと転職で評価されなのでしょうか。
チームの一員として業務遂行する力が必要だから
転職は、所属する会社組織を変えるという行為です。
組織に所属する以上、必ず誰かと協力して仕事をすすめる機会があったり、相手の立場に立って物事を考える場面がでてきます。
チームの一員として、業務を遂行する力が必要ですよね。
協調性が全くない人がいることで、チームのバランスが崩れ、業務のスピードや結果に影響を及ぼします。
協調性は、会社の業績を上げる、経営を支えるために必要不可欠な要素なのです。
トラブルメーカーになることを懸念
日本という協調性を大切にする考えが根強い場所では、どんなに優秀な人でも、協調性がないことで周囲から浮きます。
職場の雰囲気が悪くなって士気が下がる、業務連絡が滞るなど、仕事上のトラブルが発生します。
会社は従業員がトラブルなく自分の力を発揮してくれることで、支払う給与に見合う労働力を得ていると認識できるでしょう。
協調性がない人はトラブルの元。
トラブル解決のためのコストが発生する、会社の評判を落とすなどの損害が懸念されるため、最初からトラブルメーカーになりそうな人は採用しないのです。
協調性がないと言われる人の特徴を知っておこう
では、協調性がない人とはどんな人のことでしょうか。
自分自身が協調性がないかどうかを見極めるため、その特徴を知っておきましょう。
一般的に「協調性がない」と言われる人は下記のようなタイプです。
- 周りに相談せず勝手に物事をすすめる
- 人の意見を聞かない
- 自分の主張をいつでも曲げず頑固
- 相手が傷つくことを平気で言う
- 自分の利益にならないことは非協力的
- 誰かが困っていても手を差し伸べない
協調性の養い方
協調性は、幼い頃からさまざまな団体に所属することで自然と養われていくものです。
しかし、中にはやむをえない事情から協調性がないという人もいます。
こういう人は、大人になってからでも考え方の視点を変えることで、協調性を養うことは十分にできるのだと知りましょう。
転職に協調性が必要なら鍛えていけばいいだけ。
ぜひ前向きに協調性をアップさせることをおこなっていきましょう。
相手を「裁く」前にいいところを見つける努力を
他人の弱点や悪いところを見つけるのはとても簡単で、意識せずとも目に入ってきてしまうでしょう。
しかし、相手の悪いところを見つけては文句を言ったり、表情に表してばかりいては、協調性が向上することはありません。
相手の言動について、自分の価値観だけで裁いていないでしょうか。
相手の悪いところを許すとか、気にしないようにするのは難しいかもしれませんが、別のところに目を向けることはできるはず。
相手のいいところを見つけようと意識してみましょう。
どんな人にもいい点、悪い点はあり、どこに目を向けるかによって相手との向き合い方が変わってきます。
小さなところでも見つけ、褒めるようにするのが効果的です。
自分の興味外のことでも積極的に質問する
協調性がない人は、自分以外の人に興味がないことがほとんどです。
興味がないから人の話を聞かない、相手の立場も気持ちもわからないのです。
相手にとってみれば、自分の話を聞いてくれない人は「コミュニケーションを取りにくい人」「自己中心的な人」になります。
誰もが、相手との会話の中で自分がもともと興味があった話をしているわけではありません。
しかし、「興味がないから。」と言ってしまえばそこで話は終わってしまいます。
自分に興味がなかったことでも「知らないけどどんなことなの?」「魅力を教えてくれる?」などと聞くようにしましょう。
興味の有無ではなく、興味をもっている姿勢で接することが大切なのです。
「ほうれんそう」は上司以外にもおこなう意識を
ビジネスの基礎として「報告・連絡・相談(ほうれんそう)」を徹底するよう言われることがありますよね。
これは何も、上司や先輩など、目上の人にだけおこなうというものでもありません。
上司や先輩への「ほうれんそう」は大前提として、同僚や後輩など幅広い相手に対しておこなう意識を持ってみましょう。
そうすると、いつも情報を共有でき、自分勝手に業務をすすめることがなくなってきます。
周囲も「自分を頼りにしてくれている」「積極的に情報共有する意識をもっている」と思います。
「ほうれんそう」が徹底できている人は、協調性がないという烙印を押されることはないのです。
多くの人と接することができる場所に身をおく
少人数の職場や、製造業や検査の仕事など、人と接する機会が少ない職場で働いている人もいるでしょう。
この場合、仕事以外で多くの人と接するようにすることで、自然と協調性が磨かれていきます。
趣味や資格の学校、スポーツクラブ、同窓会に参加するなど。
「いろいろな人がいる」ということを知り、それにあわせる工夫を繰り返すことで、協調性がアップします。
面接対策は転職エージェントを利用して
転職活動は、協調性を養うと同時に、面接でのアピール方法を知るなど具体的な対策が必要になります。
転職エージェントを利用すれば、面接対策だけでなく、応募書類の添削から求人紹介まで転職活動を全面的にサポートしてくれます。
企業の採用者の本音を知るエージェントなら、どんなアピールが効果的なのかをアドバイスしてくれるため、内定確率アップにつながるでしょう。