テレビで見かける芸人さんやコメンテーターの方など、見ていてうなるほど頭の回転が速い、頭がいいと思う人はいませんか?

こういう人は幅広い分野の知識やコメント力を活かして、テレビにラジオ、出版物に講演会と活躍の場があり、仕事に困っていない印象です。

自分の周りに置き換えてみても同じことが言えます。

「この人は頭の回転が速い」と言われ、尊敬されている人が職場にもいるでしょう。大抵が仕事での評価が高く、周囲から頼りにされています。

面接でも「お、この人はやるな。」と思われ、多くの内定を獲得するのです。

そこで今回は、そんな「頭の回転が速い」人になるため、その特徴を分析していきましょう。

「頭の回転が速い」と思われるのはこんな人


周囲から「頭の回転が速い」と思われるのはどんな特徴をもっているのでしょうか。

ここでは、頭が速い人の特徴を紹介します。

相手にとって「聞きやすい」話し方をする

まずは話し方の特徴です。

頭の回転が速い人で、ダラダラと間延びした話し方をする人はいません。

聞いていてわかりやすく、内容が短くまとまっていて、言い直しが少なく相手に誤解を与えない話し方をします。

理解が難しいと思われる事象については、たとえ話や言葉の言い換えを使って、相手が理解しやすいように導いてくれます。

具体性があり、質問に対しての答えや理由が明確でもあります。

理解力がある

続いては聞き手としての特徴です。

言ったことをすぐにわかってもらえる、話が通じやすいタイプも、頭の回転が速いと思われます。

理解力があるということです。

このタイプの人は、要望通りの行動に移せるだけでなく、自分と相手との考えにギャップがないかを瞬時に判断します。

たとえ疑問点や不明な点があっても、その場ですぐに聞き返し、「それは〇〇ということでしょうか?」と別の言葉で確認します。

そのため、口下手な人が頭の回転が速い人と接すると、ときにムッとしたり、「この人は感じが悪い」と思ってしまうことがあります。

頭の回転が速く、かつコミュニケーション能力がある人であれば、言い方に気をつけるようにするなどの工夫でカバーしています。

ものごとを決めつけずさまざまな角度から話ができる

相手の話をどう受け取るかについても、頭がの回転が速い人には特徴があります。

頭の回転が速い人は、ものごとを決めつけず、さまざまな角度から話ができます。

自分とは異なる考え方を持っている人の意見についても、「確かにそういう一面もあり、その考えだと〇〇という可能性がある」ととらえることができます。

自分の考えや持っている情報がすべて正しいと思いこむ人は、頭の回転が速いとはほど遠い存在です。

回転が遅いどころか、一方向からの視点で思考が停止しているため、人の話を頭ごなしに否定したり、決めつけた言い方をするのです。

頭の回転が速い人は早口なのか?

よく、早口の人に対して「頭の回転が速くてついていけないよ」と言うことがあります。

早口で次から次へと言葉がでてくる人は、確かに頭の回転が速い人の中に含まれます。

知識量が豊富にあり、情報処理スピードが人並み外れて速いため、どんどん言葉として発しないと脳に追いつかないといったところでしょうか。

ただし、「早口=頭の回転が速い」とは限りません。

早口の人の中でも、単に話すスピードが速いだけで、よくよく聞いてみると内容の薄い言葉を繰り返しているだけの人もいます。

反対に、ゆっくり丁寧に話す人でも、とても頭の回転が速いと思われる人がいます。

相手が求めている情報を瞬時に悟り、相手が理解できる適切なスピードに話し言葉を調整しているのです。

相手にとってわかりやすい言葉を選び、端的にまとめているため、少ない言語の中でも多くの情報を伝えることができます。

転職面接で評価されるのは、同じ「頭の回転が速い」タイプでも、早口タイプより、相手の立場に立って会話ができる人。

頭の回転速度を、適切なコミュニケーションに変換させられる技能が必要です。

なぜ頭の回転が速いと思われるのか


頭の回転が速いことは、生まれもった情報処理スピードだけでなく、大抵の人が普段の心がけによって鍛えることができるものです。

頭の回転が速い人のはなぜなのかを知ることで、その鍛え方が見えてきます。

相手が話している間に考えている

頭の回転が速い人と遅い人の決定的な違いは、頭を意識的に使っているかどうかです。

会話が途切れなく、適切な答えがポンポンと返ってくる人は、相手が話をしている間にも頭を使い、「相手は何を聞きたいのだろう。」「どんな希望があるのか。」を考えています。

具体的な質問に及んでから考えて答えるのではなく、すでに考え始めているため、いざ質問になったときにすぐに答えを提供できるのです。

普段から多角的な視野で物事を見ている

頭の回転が速い人は、もっている情報量も多いです。

情報量が多いからこそ、その中でもっとも適切な答えを導きだすことができるのです。

普段から、新聞、ラジオ、本などで情報収集を欠かしていないのも、頭の回転が速い人によく見られる傾向です。

さらに、それらの得た情報について、普段から多角的な視野で見るように自然と意識しています。

だからこそ、人との会話の中でも決めつけをせず、さまざまな可能性を想定し、相手にあった答えを提供できるのです。

会話への集中力、意欲の問題

最後に、「頭の回転が速い素質」という根本的なものについてお話します。

そもそも頭の回転が速い人は、その場の会話に高い集中力で臨んでいます。

集中しているのとしていないのとでは、どちらが適切な返事ができるのかは想像できますよね。

会話への意欲があるとも言えます。

頭の回転が速いと思われたいなら、相手の話を一生懸命に聞き、しっかりと答えを考えることが大切です。

基本的なことでありながら、もっとも大切な要素と言えます。

頭の回転が速いと仕事や転職で有利に働く

頭の回転が速いと言うことは、仕事で評価されたり、転職面接で有利に働くことが多々あります。

さらに転職エージェントを利用して活動すれば鬼に金棒。

頭の回転が速いと思われる心がけと、プロからの転職アドバイスによって、緊張の面接も乗り切れることでしょう。