AさんとBさん、同じことを話しているのに受ける印象が異なる、なぜか片方だけに説得力を感じた。
こんな経験はないでしょうか。
これは、その人の話し方が影響しています。
同じくらいの知識や経験をもっているのに、相手に与える影響が悪いとしたら、話し方で大きく損していることになりますよね。
転職面接も職場の人間関係においても言えること。
今すぐ自分の話し方を見直して、得する話し方を目指しましょう。
今回は、損してる話し方の特徴と改善策を紹介します。
目次
転職面接で損してる話し方はこれ!
転職面接では、話している内容もさることながら、話し方も重要です。
面接官にとって応募者は見ず知らずの人なので、話し方一つで大きく印象を左右します。
たとえ、本当は人柄がよくて真面目で仕事熱心な人でも、話し方次第ではそう捉えられないことも。
転職面接で損してる話し方を紹介します。
否定から入る話し方
面接官は応募者の反応を見るために、ときに厳しい指摘をすることがあります。
納得できない指摘であれば、「しかし…。」と、否定から入って反論したい気持ちになるでしょう。
普段から否定から入る話し方をしている人は、間違いなく面接でもその癖がでてしまいます。
「でも」「だって」「違う」など、否定言葉を最初に使うのはリスクがありますよ。
厳しい指摘に対しては、「確かにわたしには〇〇という面があります。ただ、現在改善するために△△をおこなっており…。」と、一旦受け止めた上で、今自分がやっている努力や工夫を前向きに伝えるようにしましょう。
相手の興味関係なくひたすら長く話す
要点がまとまっておらず、ひたすら長く話すのは自己満足以外の何ものでもありません。
興味のない話を聞かされ、周囲は間違いなく飽き飽きしているため、損している話し方の典型例でしょう。
転職面接でも、話す内容をポイントを絞ってまとめ、伝えられるかどうかを見られています。
「自分が」どう話すのかではなく「相手が」何を聞きたいのかが重要な視点。
話し言葉が多い分、内定が近づくわけではないと覚えておきましょう。
前置き、脱線が多い
同じく話が長い人に多い特徴ですが、前置きや脱線が頻繁に起こります。
相手への理解を深めるために長い前置きをする人もいますが、それ以上に「聞く気が失せる」リスクも忘れてはなりません。
前置きは補足程度に抑え、早めに本題に入りましょう。
面接でもやけに前置きが長く、結局本題に入る前に面接官に話を変えられてしまうケースがあります。
脱線が多いのはナンセンス。
家族や友人との会話なら脱線も楽しいですが、面接では「話を聞いていない。」「理解力がない。」と思われる可能性大です。
間をつなぐ言葉が多い
とてもいいことを話しているのに、間をつなぐ言葉が多いことで、内容が全く頭に入ってこないことがあります。
話している内容がいいだけに、非常に損してると言えますね。
間をつなぐ言葉とは「えっと」「あのー」「すなわち」など。
面接官も人間なので、つなぎ言葉が多い応募者は、内容より話し方の印象だけが残ってしまいます。
話し方のクセのようなもので、これを改善するには、まずは自分の話し方を客観的に確認すること。
意識してみるだけでも違いますし、本格的にやるならボイスレコーダーなどで録音して聞いてみるのもいいでしょう。
専門用語を多用する
専門用語を多用する人も敬遠されます。
たとえば、業界特有の専門用語、その職種内でだけよく発生する用語、職場内で使う略語など。
横文字が多い人も、面接官によっては気にされることがあります。
面接官が同じ業界の方であっても、立場や業務内容は異なりますよね。
専門用語を多用することで話が伝わりにくいだけでなく、「クライアント目線で話ができないのではないか。」と懸念されるかもしれません。
「どこの誰にでも通じる話し方」を意識することが大切です。
職場の人間関係で損してる話し方もある!
転職面接だけでなく、職場の人間関係でも損してる話し方があります。
覚えておかないと、転職した後の人間関係がうまくいかないことも。
どんな話し方に気をつければいいのでしょうか。
早い段階で敬語を崩す
付き合いが短い相手に対し、早い段階で敬語を崩すのはリスクがあります。
人によって「タメ口全然OK!」の人もいれば、職場の人とは敬語で会話したい人もいますよ。
早い段階で敬語を崩してしまう人は大抵が、相手の希望は無視しています。
許されているとしても、たまたま相手が「タメ口OK派」だっただけ。
人間関係を運だけに左右させていることになるため、損しています。
語尾を伸ばした話し方
「わたしはー」「あのー」など、語尾を伸ばした話し方も職場では適切ではありません。
若い女性がやると一定層からは可愛いと思われるものの、ビジネスの場では頭が悪いと思われてしまい、結局損です。
本当は賢くて優秀な人でも、責任ある仕事を任せてもらえない可能性もあるでしょう。
同性社員からのやっかみにも合いやすいため、面倒な人間関係のトラブルに巻き込まれることも。
メリットはないと思っておきましょう。
声が大きい
声は大きい方がいいと思われがちですが、大き過ぎる声は威圧感を与えるため損です。
人前でスピーチをするときとは、また違うので注意が必要ですよ。
普段の職場での会話では、周囲が作業に集中していることもあるため、相手にだけ伝わる大きさで十分。
特に女性相手には、「うるさくて周りに気を使えない人」とレッテルを貼られてしまう危険性を意識しましょう。
人の話を自分の話にすり替える、かぶせる
相手が話しているとき、自分の話にすり替えることは、その場では気持ちがいいかもしれませんが、相手からの印象は最悪なので大損です。
「へーそうなんだ、わたしもね…。」と、相手の話へは適当に相槌を打ち、自分の話に変えていないでしょうか。
相手がまだ話している最中に言葉をかぶせるのもありがちな失敗です。
自分が話すより、相手の話を聞くことを優先させましょう。
損してる話し方かどうかは転職エージェントに聞いてみよう
転職活動をスムーズにすすめるために、転職エージェントを利用する方は多いでしょう。
転職エージェントでは事前面談や、面接対策をおこなってくれます。
エージェントの視点から見て、損してる話し方を改善すべきだと思ったら的確なアドバイスをくれるでしょう。
本番の面接に役立つアドバイスなので、しっかり聞いておきたいですね。