指名数を増やして年収アップにつなげたい、指名数トップの実績を作って待遇のいいサロンに転職したいなど、ネイリストが気になる指名のこと。

指名を増やしたいけどどうすればいいのか分からない、頑張ってるつもりなのに指名がつかないといった悩みはつきものです。

ネイリストが指名を増やすために必要なのは、技術と接客力です。

2つを同時進行で磨いていくことで、最短ルートでの指名数アップがかなうでしょう。

そこで今回は、ネイリストが指名数を上げるために、技術&接客力を磨く方法を紹介します。

ネイリストが指名を増やすために技術力を磨く方法

まずは技術力を磨く方法について。

技術職であるネイリストと技術力向上は切っても切り離せない間柄ですが、どんな方法があるのでしょうか。

資格があるとわかりやすい証明になる

ネイリストが技術を磨くとき、シンプルに資格取得を考えると、技術と技術力の証明が同時に手に入ります。

国家資格はありませんが、ネイリスト検定や認定講師などネイル業界で評価されやすい資格は目指すべき。

認定講師の場合は受験要件が多く、大会出場なども求められますが、いずれも練習を通じて技術力向上につながります。

顧客への施術以外でも、友人に頼んで施術させてもらったり、とにかく実践的な練習を積むことがポイントになります。

最新技術や流行にもアンテナを張る

ネイルの世界は次々と新しい技術がでてきたり、流行も変わってきます。

いつもアンテナを張って本や雑誌を読んだり、新しくできたファッションビルや施設には積極的に足を運ぶなどしましょう。

自分の好みとは関係なくさまざまなタイプの顧客に対応できるよう、幅広く知っておくことが大切です。

丁寧に顧客のためになる施術を

自分の指名、お店の売り上げ、そういった視点ばかりをもつのではなく、顧客目線の技術を提供しましょう。

顧客目線とは何かを考えるとき、もちの良さなどはいい例です。

もちが悪いネイルであれば、次回の来店までに日が短くなる可能性はありますが、顧客満足度にはつながりません。

指名を受けられなくなるどころか、サロンを変えられてしまう可能性も高くなります。

指名を受けるネイリストの方に話を聞くと、大抵が「お客様のためになる接客を心がけた。」「自宅でできるネイルケアの方法なども惜しみなく伝えた。」といったことを言います。

自分がやりたい施術ではなく、顧客の希望を叶えること、楽しい時間を提供すること、どんなサービス業においても同じですね。

経験年数にあぐらをかかないこと

ネイリストの指名率や年収は、経験年数が高ければ上がるというものでもありません。

前述したように新しい技術やデザインはどんどん出てくるため、常に自分の技術をブラッシュアップさせる工夫と向上心が必要なのです。

ベテランになってある程度安定した指名を受けるようになると、つい勉強を怠ってしまいますが、ネイリストは一生勉強。

学びを忘れると、顧客はどんどん離れていくでしょう。

ネイリストが指名を増やすために接客力を磨く方法

指名を増やすために、技術を磨くと同じくらいの割合で必ずやりたいのが接客力アップの努力。

ネイリストは接客業の中でも、顧客と1対1で長い時間を過ごす仕事ですから、特に高い接客スキルが求められます。

ここからは、ネイリストの接客力を磨く方法を紹介します。

明るく笑顔溢れる接客で癒しを与える

接客の基本として、いつも明るく笑顔でいるかということが大切です。

何も、ハイテンションでノリノリである必要はありません。

表情が柔らかく微笑みを絶やさないネイリストは、顧客に安心感と癒しを与えてくれます。

ネイルサロンに訪れる顧客は、仕事帰りだったり、家事の合間であったりと、疲れている人も多いもの。

施術だけでなく、リラックスしたり癒されたいと思っているのです。

自分では笑顔でいるつもりでも、顔立ちがはっきりしている人などは、きつい表情だと誤解されることもあります。

鏡でチェックしたり、家族や友人などに見てもらうなどして「笑顔の水準」を上げましょう。

聞く力を身につけよう

ネイルサロンの顧客は、施術だけでなく、施術中の時間そのものにもお金を払っています。

いくら技術が高くても、ずっと無言で、顧客の方が気を使って話しかけるようなネイリストでは接客業として残念です。

自分の話ばかりで顧客の話を聞かないネイリストも、指名をもらうことは少ないでしょう。

顧客のタイプを知るためにも、気持ちよく時間を過ごしてもらうためにも、聞くことが重要。

話に耳を傾けながら施術をするのは簡単ではありませんが、常に人の話を聞くことを意識していると段々できるようになります。

聞く力をアップさせるには、家族や友人との会話もいい訓練になります。

相手が何を話しているのか、会話の中でどんなことを求めているのか(聞いてほしいのか、情報やアドバイスがほしいのか)をよく考えながら会話するようにしてみましょう。

グルメや芸能情報まで幅広く情報収集する

初めて施術する方などは共通の話題はほとんどないため、当たり障りのない話題の中から盛り上げていく必要があります。

そのために、話題の引き出しを多くもっておくのに越したことはありません。

ネイルの話題だけでなく、美容やファッション、グルメや芸能情報まで幅広くチェックしておきましょう。

顧客が好きな分野があれば質問してあげるようにすると、楽しく話をしてくれます。

料金説明や施術中の気遣い

ネイルは基本料金にデザイン料なども加わるため、最終的な料金がわかりにくいことがあります。

顧客の中には初めてのサロンでお金がいくらかかるか不安だったり、できるだけ低予算で仕上げてほしい人もいます。

サロンごとに料金設定の方法は異なりますが、わかりやすく説明することは重要。

お金の心配なく施術中の時間も楽しんでもらえるようにしたいですね。

ほかにも、施術中にドリンクを提供したり、疲れていないか確認したりと気遣いを忘れないこと。

女性客が圧倒的に多いため、細やかな気遣いは心に残り指名につながりやすくなります。

自信をつけて転職するなら転職エージェントを利用すべき

技術と接客を磨いて自分に自信をもつと、今より待遇のいいサロンに転職したくなることがあります。

ネイルサロンは給与や待遇に恵まれていないことが多いため、年収アップの方法として転職は有効だからです。

ただ、ネイルサロンは乱立しており、廃業していくサロンも少なくありません。

お店の経営状態や評判など、あらかじめよく調べてから転職に踏み切らないと、せっかくの実績を棒に振ることになるでしょう。

転職エージェントを利用すれば、自分では調べることが難しい企業情報を提供してくれたり、募集内容に不明な点があれば代わりに聞いてくれたりしす。

失敗しない転職のためにも活用してみましょう。