嫉妬というと女性のものといったイメージがあるかもしれませんが、仕事における男性の嫉妬は、女性よりも恐ろしいものです。
女性同士の嫉妬が見た目や夫の職業など、言ってしまえば「可愛いもの」であることが多いいです。
しかし、男性の嫉妬は、相手のキャリアをも潰しかねない強い力をもつことがあります。
男性は、仕事や立場を守ろうとする気持ちが女性以上に強いため、自分より「デキル」人は気になって仕方がないからです。
仕事で嫉妬心をもつ、あるいは嫉妬されて嫌な思いをするのは誰にとってもあり得ること。
そこで今回は、仕事で嫉妬してしまう男性の特徴と、嫉妬でキャリアを潰されないための対処法を紹介します。
目次
そもそもなぜ嫉妬してしまうのか
性別や嫉妬の内容にかかわらず、嫉妬しまうのは、自分の存在価値がなくなってしまうのでは?
という危機感情からきています。
自分の価値が他者からの評価だと考えているのです。
仕事においては、たとえば下記のような場面で嫉妬心を持つことがあります。
- 部下が優秀で周囲から高い評価を得ている(そのうち自分の立場を脅かすのでは?)
- が先に出世した(自分より同期の方が仕事ができると思われている!)
- 後輩が上司から褒められている(自分より評価が高くなってきてるかも。)
- 自分は冷遇されるのになぜかあの人だけ優遇される(自分だけが不当な扱いを受けている。)
- 周りから頼りにされている(自分の存在が薄くなってしまうのでは?)
嫉妬している今こそ自己分析。職場で嫉妬しやすい男性の特徴は?
優秀な部下や同僚、後輩などに対して、モヤモヤっとした説明できない感情が湧き出てきたら、それは嫉妬かもしれません。
男性の場合、嫉妬心を認めたくない傾向にありますが、認めてしまう方が自分も楽だし、人として一皮むけることもできます。
今こそ自己分析として、自分の真相に迫ってみましょう。
コンプレックスがある
嫉妬する人は、自分にコンプレックスをもっていることが多いです。
嫉妬心と向き合うことで、自分はどんなコンプレックスがあるのかを知ることができるでしょう。
そのうえで、コンプレックスを悔しさに変え、仕事へのモチベーションとするのです。
嫉妬心は必ずしも悪いものではありません。
上手にコントロールすることで、仕事で高い成果を挙げることも可能なのです。
たとえば、学歴コンプレックスがあるなら、今こそ誰よりも勉強する。
単なる学力ではなく、仕事に必要な知識やスキルこそがもっとも重要だと見せつけるつもりで、努力することができるはずです。
他人からの評価を気にする
嫉妬心と他者評価は切っても切れない関係。
前述した嫉妬してしまう場面の例を見ても、必ず他者からの評価が存在するところで、嫉妬心は芽生えています。
しかし、他人からの評価は自分という人間の価値そのものとは一切関係がありません。
定年退職するときに、「上司や先輩からこんなに褒められた!」と言いながら辞めますか?
それより、「自分の意志をもってこんな仕事をやり遂げた!」と胸を張っている人の方が、尊敬できると思いませんか?
他者からの評価ばかりを気にする人生を歩みたいと思うのか、一度立ち止まって考えてみてもいいでしょう。
自尊心が高い
男性は仕事や知的な面における自尊心の高い人が多いです。
女性からすると、繊細で傷つきやすく、ときに面倒くさいです。
自尊心が高いのは本来いいことで、それがあるからこそ目標に向かって頑張れるもの。
職場で嫉妬してしまう男性は、せっかくの自尊心を間違った方向に使いつつあるということです。
嫉妬して誰かの足を引っ張れば引っ張るほど、男性の自尊心はとても傷つきます。
それ以上自分を傷つけるのはやめて、嫉妬心から解放されましょう。
嫉妬されてキャリアを失わないために必要なこと
自分自身の嫉妬心はコントロール可能ですが、もっとも厄介なのは相手から受ける嫉妬。
相手が男性の場合はキャリアを潰されかねませんので、嫉妬を回避できる術を身につけておきましょう。
仕事が順調なときは周囲をしっかり見渡すこと
無我夢中で仕事に取り組むときほど、結果がついてきたり、周囲からも認められやすいもの。
と同時に、周りには、順調な仕事ぶりを快く思っていない人がいることも覚えておいてください。
忙しさを理由に適当にあしらっている相手はいないか、結果を出すために無理難題を押し付けていないかなど、仕事が順調なときほど、周囲をしっかり見渡しましょう。
謙虚な姿勢を絶対に忘れないこと
男性社会では出世した相手への嫉妬も頻繁に発生しますが、それは同僚や年齢が近い先輩からだけではありません。
特に、自分より立場が上で力がある上司からの嫉妬には要注意。
出世するほど、嫉妬してくる相手の力も強力になるため、キャリアを潰されるリスクが高まるということです。
回避するために必要不可欠なのは謙虚な姿勢。
上司を立て、何か意見を言うときは「相談」という形にするようにし、上司の自尊心を満たすようにしましょう。
謙虚な人は誰にとっても感じがいいため、嫉妬の対象にはなりにくいです。
手柄は自分のものではなくチームや上司のものとすること
仕事での手柄は自分のものにした方が出世への近道かもしれませんが、チームや上司のものにした方が後々いいこともあります。
実際にも、自分が何かを成し遂げるとき、誰かのサポートや協力が必ずあったはず。
それを忘れて自分はすごいと思い込んでいると、いつか嫉妬されて痛い目に合います。
嫉妬でキャリアを潰される前に転職も検討
男性の嫉妬が恐ろしいのは、組織ぐるみで個人を潰しにきたり、役職などの権限を使って職業人生そのものを台無しにしようとしてくるから。
そんな組織や上司と出会ってしまった場合、自分の工夫だけで嫉妬を回避することは難しいことがあります。
これまで築いてきた貴重なキャリアを無駄に捨てないためにも、転職を検討するのもいい方法。
嫉妬は目の前にいる近しい人へ向きやすい感情なので、嫉妬する人たちから離れるのは、もっとも安全な方法なのです。
嫉妬心が強い人は、転職活動すら邪魔してくるかもしれませんから、絶対に職場にばれないように活動するのが掟。
転職エージェントを利用すれば、求人紹介やスケジュール調整、応募サポートまでを全面的にバックアップしてくれるため、働きながら、誰にも知られずに転職先を決めて退職することができます。
もちろん、転職先を今の会社の人には言わないことも重要。
静かに賢く辞めて、嫉妬心にかられている人たちを置き去りにし、自分のキャリアを突き進みましょう。