サラリーマンやOLにとって見過ごせないのは、通勤時に感じるストレス。
仕事の効率を下げ、長時間労働につながるといった、負の連鎖を生みだす要因となります。
とはいえ、引っ越しが難しいケースも多く、簡単に通勤ストレスをなくすことはできないと思いますよね。
確かに通勤ストレスは厄介ですが、さまざまな対処法は存在しています。
自分に合う方法をとことん探してみることも必要ではないでしょうか。
そこで今回は、通勤ストレスを撃退する方法を紹介します。
目次
通勤ストレスはどんなものがある?
通勤時間帯のストレスは相当なもの。
ビジネスパーソンの多くは通勤時間帯になんらかのストレスを抱えていることでしょう。
まずは、通勤ストレスの中で特に感じやすいものを整理してみます。
とにかく通勤時間がかかる
自宅から会社までの距離が長い、乗り換えが不便な場所に会社があるなど、家をでて会社に着くまでに時間がかかるのはストレスの元。
貴重な時間を無駄にしている気がするでしょうし、会社に着いた頃には体力を消耗しています。
通勤さえなければ1つや2つ業務が片付くなんて方も多いでしょう。
通勤時間の長さは多くの方が抱えるストレスです。
座れない
通勤ラッシュ時には座席が空いていない、そもそも混雑率が高くて席が畳まれているなどし、座れない方が多いでしょう。
揺られる電車の中で立っているのは、通常の状態で立っているより筋力を使いますし、吊り輪につかまる腕も疲れます。
全員が座れるようになれば通勤ストレスの多くは解消できることでしょう。
痴漢対策や痴漢冤罪に神経を使う
満員電車では、痴漢をされる、または痴漢に間違われるといったリスクがあります。
自分の身は自分で守るしかないため、神経をピリピリさせている方も多いのではないでしょうか。
その心がけは非常に大切ですが、神経を使うのはとても疲れること。ただでさえ仕事で神経をすり減らしているのに、通勤時にまでストレスを感じるのは厄介ですよね。
通勤ストレス撃退法
ここからは、通勤時のストレスを撃退する方法を紹介していきます。
少しでも通勤ストレスを減らせるなら大いに意味あることですので、ぜひ参考にしてみてください。
1.座席指定の有料車両を利用する
お金を払って通勤ストレスを軽減させる方法です。
近年、大手私鉄で次々と導入されている座席指定ができる有料車両。
通勤ラッシュが激しい大都市圏では現在かなりの本数があります。
指定料金は鉄道会社等によって異なりますが、片道で500~1000円程度が相場といったところ。
帰社時間はバラバラなので主に出社時に利用するとして、月20日出勤であれば、月にかかるのは10,000~20,000円ほど。
高いと見るか安いと見るかですが、通勤ストレスがなくなり生産性の高い仕事ができるようになるなら「アリ」かもしれませんね。
2.女性は女性専用車両を
女性専用車両に乗ることで、痴漢に怯えるストレスが軽減されます。
女性専用車両は通勤時間帯に運行しており、電車会社のホームページ等で検索すると女性専用車両のダイヤが確認できます。
そもそも専用車両を設けていない会社も多いので、必ず使える方法ではありませんが、利用できるならぜひ利用したいところですね。
3.電車の混雑予測アプリを使う
出社時のルートや運行時間帯には複数の選択肢があるでしょうが、その中でも、混雑を回避できるルートや時間を選ぶことで通勤ストレスを減らすことができます。
長年の経験から自身で判断できるならいいのですが、それができないときに便利なのは混雑予測アプリ。
経路検索サービスのナビタイムジャパンが提供している「電車混雑回避ナビゲーション」というものがあります。
首都圏の電車を経路探索エンジンでシミュレーションし、電車ごとの混雑予想をおこないます。
アプリを使えばスマホで簡単に検索できるため、気になる方は試してみてもいいでしょう。
4.通勤時間帯を調整する
シンプルですが通勤ストレスを大幅に軽減できるのが、通勤時間帯を調整する方法です。
基本的にはラッシュ時間帯を避け、早めに出勤するのがいいでしょう。
座ることができるので、読書やニュースのチェックをしたりと、自分時間を充実させることができます。
通勤時間がかかること、立ちっぱなしでいることの体力的負担、痴漢や痴漢冤罪に気を使うこと、これらすべての通勤ストレスが一気に解消できる方法です。
フレックスタイム制を導入している企業であれば、後の便に乗った方がすいている可能性も高いですね。
5.マスクを持参する
満員電車の中では、整髪料の臭いや体臭、汗臭など、嫌な臭いが絡み合っています。
最近は「香害」と呼ばれるように、他人の香水や柔軟剤の臭いで体調を崩してしまう人も。
いつもマスクを持ち歩くようにし、電車の中でだけつけるようにすれば臭いによるストレスはかなり軽減されます。
熱気を帯びた電車内でマスクが蒸れるなら、ハンカチを口にあてるだけでも違います。
6.スマホを使うのをやめて思考をフル回転させてみる
通勤ラッシュのストレスを回避するため、スマートフォンでネット検索やゲームをする方もいるでしょう。
座れる時間帯ならいいのですが、ぎゅうぎゅうの車内に立ったまま無理やりスマホを利用すると余計に疲れます。
ストレス回避をするつもりが、逆に増長させている可能性があるので、一旦スマホ利用をやめてみましょう。
代わりに、今日の仕事の流れを把握したり、仕事の企画を練ってみるなど思考をフル回転させてみると、時間がいつのまにか経っています。
7.ここぞという日はタクシーを使う
一般のサラリーマンにタクシーなんて、と思うかもしれませんが、ここぞという日はタクシーを使うのも手です。
たとえば大事なプレゼンの日。
タクシー代で5,000円かかったとしても、通勤ストレスでパフォーマンスを下げるより、「快適なタクシー通勤で力を最大限に発揮する方が結局コスパがいい」という考え方もあります。
毎日は無理でしょうが、週に1回、月に1回でもタクシー出勤日を作るのは悪くないかもしれません。
8.通勤ストレスがひどくいなら転職も視野に
あらゆる方法を試したけど効き目がなかった、通勤ストレスがひど過ぎるといった場合には職場を変えるのも1つです。
雇われの身である以上、仕事選びは通勤時間帯も含めてどうかと考えるのは当然のこと。
転職エージェントを利用すれば在籍しながらの転職活動がスムーズなので、真剣に考えてみるのもいいでしょう。