イベントプランナーという仕事をご存知でしょうか?

イベントプランナー は展覧会やフェスティバル、コンサートなどのイベントを企画して、その準備や管理などを行う仕事のことです。

規模の大きなものから、地域でやっているイベント、さらには個人でイベントを企画するケースもあります。

イベントの企画が決まると、そこに向けて情報を集めたり、会場をチェックしたりして、いかに当日素晴らしいイベントを提供できるか準備に移ります。

さらには自分でできない他の部分を発注したりするのもイベントプランナーの腕の見せ所です。

会場に音響照明が必要、食事のブースを設けたい、パンフレットや写真撮影など、1つのイベントを作るにしても外部の方の協力が大きく関わってきます。

イベントを作るというと楽し印象ですが、本番が終わり、撤収が完了するまでにかなりの労力が必要となります。

そんなイベントプランナーのなり方、そして、やりがいなどをご紹介していきます。

イベントプランナーとして働く

イベントプランナーとして働く方法で一番身近な手段は「広告代理店で働く」ことです。

もしくは「イベント制作会社」に就職という方法もあります。

会社で一丸となり1つのイベントプロジェクト成功に向けて突き進むという方法です。

その他に個人でイベントを仕切る方法もあります。

フリーのイベントプランナーという方はまだそこまで多くはありませんが、独立するチャンスは大いにありえる業界です。

自分で会場を抑え、収支計算をし、告知・集客を行い当日を迎える。

やることは他にもたくさんですが、基本はこの工程になります。

人がたくさん来れば当然売り上げは上がりますが、集客に失敗した場合の赤字のリスクは伴う仕事です。

イベントを企画は準備が9割くらいを占めるでしょう。

その為に開催日近くなったら残業や遅くまでの作業もよくある世界です。

イベントプランナーにふさわしい人

イベントプランナーとして必要な能力の一番は「行動力」です。

まずは考えたこと、やると決断したことを率先して動かしていける行動力が欠かせません。

そして、楽しいことが大好き、お祭りが大好きという好奇心旺盛な方が向いているでしょう。

色んな人を喜ばせる、楽しませるのがイベントの醍醐味かもしれません。

ですが、一番はイベントを企画するプランナーのあなた自身が楽しんでいなければ良いイベントは作れません。

そして、常に期待に応えていくには、常に新しい物を追い続けることが必要です。

今のトレンド、時代の流れ、参加する人が何を求めているのかなど、感性を研ぎ澄ます為に積極的にインプット、そして、それが正しいのかアウトプットしていく力が欠かせません。

さらに、ただ楽しいことを発信するのではなく、あらゆる角度からイベントを良くする為のアイディア出しも重要です。

イベントプランナーとしての資格

イベントプランナーになる上で資格は特に必要ありません。

しかし、「イベント検定」や「イベント業務管理士」といった資格があります。

取得しておいて損はないでしょう。

イベントプランナーの収入

イベントプランナーは縦社会のイメージです。

やはり経験や大きなイベントを任せてもらうようになってくると収入も上がってくるようです。

20代の場合は20~25万円

30代の場合は26~35万円

40代の場合は28~45万円

平均するとこのようなデータが出ています。

もちろん大手イベント制作会社、広告代理店か地方のイベント制作会社、もしくは個人のイベントプランナーかによって収入データは大きく変わります。

イベントが達成した時の喜びといったら計り知れない達成感があると思いますが、残業や休日出勤も多い職業と考えると、まさに体力勝負です。

好きでなければなかなか続けれらない仕事でしょう。

副業としてのイベントプランナー

ここからは私の実体験です。

私自身普段は会社で働きながら、休日などを使いイベント企画をしています。

個人のイベントプランナーとして音楽イベントやパーティーなどを主催してきました。

楽しいことが好き、集客に自信があるという方は副業としてもオススメです。

どういう形で副業として成立するかご紹介します。

例えばパーティーを主催する場合の話です。

会場費に8万円掛かったとします。

そしてチケット代を2500円に設定します。

この場合2500×32人=8万円ということになります。

つまり、33人以上呼べばその分の浮いたお金は主催した人に返ってくる仕組みになります。

もちろん31人以下だった場合は不足分を主催が払わないといけないことになってしまうので、リスクはかなりありますが、集客に自信がある方は是非挑戦をオススメします。

リスクはあるけどやる理由

人が呼べなければ金銭面的にはリスクしかないですが、それ以上にやはり嬉しい瞬間があるから続けています。

楽しいの一言

自分が楽しいと思って主催しているイベント。

誰かとその楽しさを共有できた時は本当に幸せです。

理由としてはシンプルですが、来て来れている人に求められるならお金のことは気にせずに続けたくなります。

発信する喜び

イベントを作るのは非常に大変です。

イベントによってはゲストを呼んだり、チラシを作ったりとやることは盛りだくさんです。

開催の何ヶ月も前から準備するのが当たり前になっているからこそ、いざ告知情報を解禁できた時の喜びは何にも変えられない喜びに繋がります。

発信できた喜びを感じられるからこそ、当日いい日にする為にどうしていくのかのモチベーションに結びつきます。

企画で大変なところ

大変なことがほとんどと言っても過言ではありません。

集客で苦戦したり、出演者が中々決まらなかったり、収支のバランスが中々合わなかったりと、大変なことをあげたらキリがないのがイベントプランナーです。

ただ、お客さんの一言、発信できる喜びがあるからこそ続けられます。

大変なことがほとんどですが、個人のイベントプランナーはすごくやりがいのあるものですよ。

イベントプランナーの今後

イベントプランナーの需要は今後もどんどん増えてくると思います。

皆さんが当たり前の様に行く地域のイベントや大きなフェスティバルも動かしているイベントプランナーの影が必ず存在します。

今は一般企業や自治体として働くイベントプランナーも増加傾向にあるようです。

最近ではSNSの普及で色んな情報を簡単に手に入れられるようになりました。

地域の特性を活かしたイベント、街全体を巻き込んだ街コンや、ターゲットを絞った婚活パーティーなど、イベントの種類は様々ですし、これからも増えて行くでしょう。

日本では総合的にイベントを仕切れる人が不足しているとも言われています。

楽しい事が好き、面白い事を発信したいと考えている方は今すぐ動き出しましょう。

行動力が全てです。

そこに創造力、時代の変化に追いつく力が伴えば素晴らしいですが、そこはやはり経験でしょう。

現状でも有能なイベントプランナーのところに話が集中するのが日本のイベント業界です。

活躍の幅を広げる為にも、まずは自分が楽しいと思う場所に行きインプット、それを自分なりに膨らませて企画としてアウトプットできる習慣をつけましょう。

まとめ

色んな働き方が推奨される昨今ですが、イベントプランナーは広告代理店やイベント制作会社に勤めるというスタートが一般的です。

まずは自分が興味あるイベントをプランニングしている企業を調べてみるところから始めてみましょう。

副業としてイベントプランナーを始めてみたい方はまず、思い切って発信することです。

イベント企画はどれだけ準備したかで決まります。

踏み込む一歩目は怖いかもしれませんが、企画していくとやりがいや、達成感はたくさん体感することができます。

アンテナを張り巡らせ、面白いイベントをたくさん発信してください。