スーツを着てバリバリ働くかっこいいイメージの営業マン。転職して「できる営業マン」になりたいと思っている方もいらっしゃるかもしれませんね。

そこで今回は、営業職での転職を希望されている方のために「できる営業マン」になるための心得をお話していきます。転職して憧れの営業マンを目指す方は是非読んでみて下さい。

できる営業マンになるための心得8つ

1.中長期的な目標を立てる

どんなお仕事にも言えることなのですが、中長期的な目標を立てることによって、今やるべきことを逆算して考えていくようにしましょう。

例えば、中期的な目標として半年で100万円の売り上げ目標を立てるとします。そうすると、1ヶ月では16~17万円の売り上げが必要になりますね。

では1週間では…という風に逆算して考えていくことで、今やるべきことが見えてくるものです。

できる営業マンは常に数か月後、数年後を視野に入れて「今」動いています。日々の仕事に追われているだけではトップセールスは難しいかもしれません。

2.断られても訪問し続ける気力を持つ

営業のお仕事はやはり断られてもめげない強い気持ちが必要です。私の知っているトップセールスマンの方は、あるクライアントに訪問し続け、断られ続けました。

しかしある日「お前の顔はもう見飽きて顔も見たくないから使ってやる」と契約を取り付け、そこからそのクライアントとは長い付き合いになっているそうです。

断られてもめげずに何度でも訪問し続けたからこそ達成できた例ですね。

また、断られても再度訪問できるということはある意味楽観的な気持ちが必要でもあります。断られるたびに落ち込んで「今日もだめだった…。」では営業の仕事そのものを続けることは難しいです。

「今日はだめだったけど今度は契約できるかもしれない。」ぐらいの気持ちの方が営業マンとして良いと思います。

3.手間をかけた証拠を残す

人には「何かをされたら何かを返したい」という心理があります。自分に対して手間をかけてくれたと感じるほど、その営業に契約という形で返したいと思う気持ちがわいてくるものです。

できる営業はこの心理を使って「手間をかけた証拠」を残します。

例えばメールより電話、電話より直接訪問の方がより手間がかかっていますね。訪問した際にお目当ての担当者が不在だった場合は、一度渡した名刺であっても何度でも置いてくることもときには必要です。

やっとその担当者に会えたとき、「あなたの名刺5枚も持ってるよ!」なんてことになればあなたの印象を大きく相手に与えることになることでしょう。

4.話術を磨く

これは何もすらすらと上手に話ができるようになるということではありません。営業に必要な話術は、まずは「必要なことだけ話すようにする」ことです。

話の内容に肉付けすればするほど相手は聞きづらくなるし飽きます。これを忘れて自分よがりの話を押し付けていないかどうか振り返ってみることも大切なことです。

また、「聞き上手になる」ということも必要です。相手の話がどんなに長くて不明瞭であっても途中で話を遮ったりせずきちんと聞くように心がけましょう。

全部聞いてからゆっくりと答えると非常に印象がよくなりますよ。相手の話を聞くときは目をきちんと見るなどの基本的なことも必要ですね。

5.データを持つ

ただ口だけで説明するよりも、具体的な数字や統計は説得力を持ちます。

営業をかけるときは必ずデータを持つということを心掛けましょう。

6.クレームに真摯に応える

クレームをまず受けるのは、企業の顔として走り回る営業かもしれません。そんなときの営業の対応で企業イメージは大きく変わります。クレームのときこそ腕の見せ所とも言えるのです。

どのようなクレームであってもまずは相手の話をきちんと聞くことが大切です。その真摯な姿勢が評価されクレームがきっかけで長い付き合いになるなんて話は珍しいことではありません。

7.特典を付けるときは恩着せがましくつける

言い方が悪いかもしれませんが、割引きやサービスなどの特典はを付けるときは恩着せがましくつけましょう。

例えば、元々自分の裁量で割引きできる範囲の割引だったとしても、「今回だけですよ」「本当はやらないんですよ」などのように特別感をアピールするのです。

言い方は嫌らしくならないように丁寧で優しい口調が好ましいですが、相手に恩を売ることで「この営業から何かを買ってあげることで恩返ししよう」と相手は深層心理で感じるはずです。

8.自社製品をよく知り愛情を持つ

誰でも好きなものについては熱く語ることができ、その情熱も相手に伝わるものです。

営業職で転職しようとお考えの方は、その企業の製品やサービスに愛情を注げるかどうかも転職先を見つけるための大切なポイントとなります。

自分が働くにあたって給与や休日・待遇などの条件もチェックしたいですが、営業職の場合は同時にその企業の製品やサービスを愛せるかどうかも考えてみましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

できる営業マンになるための心得をご紹介させていただきました。これらは普段から人との会話や考え方を鍛えることが訓練になります。

今現在転職活動をされている方は、「転職してから気を付ければいい…。」と思わずに、転職活動中の今のうちから訓練しておくことをおススメします。

そうすれば営業職に転職後、スムーズにお仕事に取り組むことができると思います。