長時間労働をすれば、頑張ったことが評価されるという意識は捨てましょう。

その考えでは出世どころか負け組へ道を歩き出すことになります。

今回は、長時間労働が負け組への入り口になる理由と勝ち組になるためにやるべきことをお伝えしていきます。

理由1.スキルや知識を磨く時間がなくなるから

会社にいる時間が長くなり、とにかく残業ばかりになっていると、家にはお風呂と眠りに帰っているようなものということになります。

そうなれば当然新しい技術を磨いたり知識を得るために勉強したり本を読む時間がなくなります。

長時間労働をすることで自分自身を磨く時間が取れなくなることで、いつになっても仕事で成果が出せない、同じことを毎日繰り返し行っているといった状況に追い込まれます。

「残業にも耐えた」ということは唯一残るかもしれませんが、だから仕事で成果を挙げることができるようになるわけではないということは忘れてはなりません。

理由2.疲れ果てた脳では新しいアイデアは出てこないから

長時間労働でフラフラになった状態で、新しいアイデアや企画が果たして出てくるでしょうか?

目の前の仕事をこなすことで精一杯になっていると、どんどん視野が狭くなってしまいます。

人間は心にも頭にも余裕がなければ、新しいことを生み出したり取り入れることはできないのです。

先代の社長が生み出したアイデアにしがみつき、いつになったも今の時代に合ったやり方や商品を作り出せない会社は将来的に衰退していくのが目に見えています。

個人も同じで、いつも同じ仕事しかできない、新しい発想を持たない人は仕事で評価を受けることは難しくなります。

柔軟な考え方ができる若い人たちにその場を奪われてしまうのです。

理由3.体を壊して第一線から退くことに

長時間労働が続くことで慢性的な体調不良や重篤な病気につながることがあります。

また、精神的にも負担がかかり、うつ病などの精神疾患を発症することもあります。

そうなると第一線で働くことが難しくなり、休職するなどして仕事から離れる期間ができてしまいます。

ブランクを埋めるのは難しく、その間に若い人が台頭してきたり新しいシステムが導入されてついていけなくなったりと、復帰後に活躍することができなくなります。

長距離走を走るときに、オーバーペースではいつか走れなくなるということは、容易に想像できることではないでしょうか?

理由4.家族を失い世間の信用を得られなくなる

長時間労働で家族との時間を取ることができなくなり、すれ違いが続いて離婚に至るというケースは決して珍しいことではありません。

本来一番大切にするべき家族を失うショックは計り知れず、精神的に落ち込み仕事へのモチベーションも下がります。

これまで栄養バランスを考えた食事を用意してくれたなど、妻からの健康面でのサポートも受けることができなくなります。

さらに、結婚しているということで世間の信頼を得やすいということも忘れてはなりません。

特に上司世代の人たちは「結婚して家族を養ってこそ一人前」という考えをしている人も多く、家族を守れない人が仕事をやりきることができるのかと思われる場合もあります。

この考えはすべてではありませんが、プライベートの充実は仕事にも良い影響を与えることになるということも事実です。

理由5.働けば評価されるは幻想

残業をたくさんすればするほど「頑張った」と評価される時代ではありません。

今は「早く帰っているのに成果を出せる」人が評価される時代へとシフトされつつあります。

特に経営者が革新的な考えや世の中の流れをしっかりと捉えている人であればなおさらです。

近年は在宅ワークや短時間正社員など、働く場所や働き方の多様化が急速に進んでいます。

これは、長時間働いたという過程ではなく、仕事の成果だけが求められる時代に変わっているということでもあります。

心のどこかで、働けば評価されると思っている人はまだまだ多いですが、それはもはや幻想なのかもしれません。

長時間労働をやめて勝ち組になるためにやるべきこと

長時間労働をやめて勝ち組として活躍するには何をするべきなのでしょうか?

仕事の効率化を考えて少ない時間で結果を出すこと

勝ち組になるには、何より結果を出すことが大切です。

日々の仕事の効率を上げ、生産性を高める工夫を行いましょう。

その工夫がチームや職場全体に広がっていけば、会社の業績を上げることにもつながり、それは大きな成果として評価されることにもなります。

長時間働くということよりも、いかに最短距離でゴールにたどり着くか、常にそのことを考えながら仕事をしていくことが必要です。

堂々と帰る!そして自分のためのスキルや知識を磨く

今日やらなければならない仕事ではないのに、わざわざ残業してまで行う、そんな人が多い背景には日本人の「周囲に気を遣う」という特性があります。

気を遣えるのは良いことですが、それが長時間労働の温床となり、人件費が上がり会社の利益を下げ、自分たちのボーナスにも影響を与えています。

自分がやるべき仕事を終えたら、堂々と帰りましょう。

そして、家に帰ってゆっくり体を休めたら、自分のスキルを磨いたり知識を得るための勉強を行いましょう。

そのスキルや知識をどんどん会社に還元すれば、あなたは会社にとってなくてはならない存在となり、高い評価を得ることでしょう。

自分の力ではどうしようもできない長時間労働なら

いくら工夫しても、改善策を申告しても、あなた自身や職場の長時間労働がなくならないのであれば、それは会社の体制や管理できない上司の無能さにあるかもしれません。

自分の力ではどうしようもできない状況であると感じたら、転職を考えましょう。

その会社は意識改革をする気もないですし、将来的な成長という意味でも期待ができません。

早めに見切りをつけて、この厳しい社会を生き残れる会社で働くことをおすすめします。

転職は転職エージェントを利用しよう

転職をするのであれば転職エージェントを利用するとスムーズに転職活動がすすみます。

ハローワークや求人誌などに比べても求人件数が多いく、希望の条件に合った求人を見つけやすいからです。

また、転職支援のプロから、応募書類の添削や面接時のアドバイスなどを受けることができ、採用の確率もぐっと上がります。

自分一人の転職活動をするよりも早めの転職が叶うことでしょう。

転職エージェントの利用は無料なので活用してみてください。

最後に

いかがでしたか?今回は、長時間労働が負け組への入り口になる理由と勝ち組になるためにやるべきことをご紹介しました。

長時間労働は、評価を得るために行っている人も多いですが、実は負け口への入り口です。

発想を変え、勝ち組になるために何をすべきかを考えていきましょう。