子供・ベビー服売り場で働くアパレル店員の仕事は、毎日可愛い子供に会うことができ、小さくてお洒落な服に囲まれて楽しそうと思う人は多いと思います。
しかし、実際には大人向けのアパレル販売と比べても大変な面も多く、辞めたいと感じている人も多いです。
その仕事が辛いのであれば転職を考えてみましょう。
そこで今回は、子供・ベビー服アパレルの仕事の大変さと転職先についてご紹介していきます。
目次
子供・ベビー服アパレル販売員はどんなところが大変?
子供・ベビー服アパレルで販売員として働くにはどんなことが大変なのでしょうか?
大人向けに比べて覚えることがたくさんあること
子供やベビー向けの服を選んだことがある人なら、一体どのサイズを選べば良いのか分からないと感じたことがあるのではないでしょうか?
子供・ベビー服はサイズ展開が豊富で、年齢や性別などによる目安などを覚える必要があります。
また、素材についても、大人よりも肌が敏感な子供が多いため、より詳細に知っておく必要があります。
子供・ベビー服を買いにくる人は、自身に子供がいて知識が豊富な人もいれば、初めての子供で知識がない、プレゼントなどで全くよく分からないなどの人も大勢います。
質問を受けることも多いですから、しっかりと覚えておかなくてはいけません。
単に自分が服が好きというだけでは、子供・ベビー服アパレルで働くのは難しいでしょう。
子供がくる店だから掃除や対応は大変
買い物客の中には当然子供連れで来る客も大勢います。
子供やベビーに会えることは癒しでもありますが、大変なことも多いです。
親が服を選んでいることをいいことに、店内を走り回って他の客に迷惑をかける子供もいます。
特に鏡をベタベタ触って手垢を付けてしまうのは日常茶飯事です。
店内で飲食をして食べカスを床にこぼす、ひどい場合には商品を汚してしまうこともあります。
子供だから仕方がないと言えばそれまでですが、損害にまでなってしまうのは別の話です。
子供好きでも相手は親たち
子供や赤ちゃんが可愛いから、好きでこの仕事をやりたいと思う人も多いですが、実際にこの仕事の相手は子供ではなく大人たちです。
子供が服を買うわけではありませんし、お金を出す大人を納得させなければ商売にならないからです。
接客業をやる以上、いろんな客に接することになりますが、中には常識のない親たちもいます。
特に、自分の服を選ぶときには常識を守れる人であっても、子供のことになると別人のように非常識な行動をするという人も多いです。
子供が大切で可愛いと思う気持ちはわかりますが、それであまりにも視野が狭くなり、周りを気にできなくなるという大人に困ることがあります。
休みが少なく体力仕事
子供・ベビー服に限らずアパレルの仕事は裏方的要素が多く、体力を使う仕事です。
本社から山のように届く新商品が入った段ボールを運んだり、高いところにある棚の商品を取ったりと、見えないところで体を使う仕事が多くあります。
それに加え、大人向けアパレルよりも店内の掃除がさらに大変ですし、子供が悪さをしたら追いかけないといけない場面もあります。
これだけの体力仕事で1日の仕事が終わると、ぐったりとなることもあるのですが、アパレルはシフト制がほとんどで、休みが少ないのも特徴です。
連続勤務になってしまったり、連休が取りにくいということは大きなデメリットです。
給料に恵まれていない
アパレルの販売員全体として言えることですが、給料は相対的に見て低い傾向にあります。
特に地方のアパレル店員の給料は、高卒の事務員と比べても低いことも多く、一人暮らしはできないという人も多いぐらいです。
ボーナスもさほど期待ができず、寸志程度という場合もあります。
体力を使い、親たちを相手に神経をすり減らす仕事であるのに、給料に恵まれないのは辛いものがあります。
子供・ベビー服アパレル販売からの転職先について
子供・ベビー服アパレルの仕事が辛いと感じるのであれば転職を考えてみましょう。
給料に恵まれない以上、大変な仕事を我慢して行っても将来的なメリットが少ないです。
では、転職先にはどのような場所が考えられるのでしょうか?
子供が大好きなら他にも子供に関われる仕事はたくさんある
子供が好きで、どうしても子供に関わる仕事がしたいというのであれば、子供に携わる仕事はたくさんあります。
例えば、教育関係や娯楽施設などで働くという方法もあります。
また、子供向け商材やサービスを扱っている会社や、保育園などで事務員を募集していることもあります。
本屋や図書館などでも子供向けのコーナーがあるので、子供と接することができます。
アパレルだとどうしても「売る」ことにこだわる必要がありますが、「サービスを提供する」という観点で探していけば、販売よりも子供のことをさらに考えて働くことができるかもしれません。
アパレルにこだわるなら大人向けの方が楽な面も多い
アパレル業界にこだわりがあるのであれば、子供・ベビー服よりも大人向けの方が楽なことはあります。
もちろん大人向けにはそれなりの大変さもありますが、自分が大人なので相手の気持ちが分かりやすく、ファッションセンスなどを磨くこともできます。
大人向けであっても、基本となる業務内容は同じですから、同じアパレルでの経験を活かすことができるというのもメリットです。
感じの良さがあれば未経験職種は可能性あり
全くの異業界・異職種への転職をするのであれば、やはり未経験歓迎の業界や職種から狙っていくことになります。
その場合には、新しく業界知識を覚えたり、最初の頃は苦労が多いかもしれません。
しかし、子供・ベビー服売り場で販売員として働いていた人は、基本的な接客スキルは身についていますし、大人から子供まで幅広い世代の人への対応力があります。
これらはどこに行っても活かすことができますし、感じが良いのは面接でも大きな武器になります。
自信を持って転職活動に取り組みましょう。
転職は転職エージェントを利用するとスムーズ
転職活動は、転職エージェントを利用することをおすすめします。
非公開求人を含む多数の求人が掲載されており、ハローワークや求人誌などと比べても圧倒的に良質な求人があります。
希望の条件に合った求人が見つかることでしょうから、活用してみてください。
辛いと感じたら転職も視野に
今回は、子供・ベビー服売り場の販売の仕事の大変さと転職先についてご紹介しました。
この仕事が辛いと感じたら、本当に自分に向いている、やりたい仕事ではないのかもしれません。
転職を考えてみることも必要ではないでしょうか?