社会人であれば仕事で嫌なことはあります。小さな嫌なことから大きなことまで様々ですが、日々の我慢の積み重ねで「もう会社に行きたくない!」と思うことがあります。
これは誰にでもある感情で、考え方や行動によって乗り切ることができることはよくあります。
そこで今回は、会社に行きたくないと思ったときに思い出してほしいことをご紹介していきます。
目次
考える前に体を動かしてみよう
会社に行きたくないと頭で考えても、どんどん嫌になるだけなので、まずはとにかく体を動かしてみましょう。
会社に行きたくない気持ちを否定するのではなく、一旦横に置いておくのです。
そして、顔を洗い歯磨きをして朝ごはんを食べる、服に着替えて家を出る、というルーチンだけを行うことを意識しましょう。
頭の中はできるだけ無になるように、何も考えずに普段行っている「行動」だけをするのです。
体を先に動かすことで、やるべき仕事を淡々とこなし、いつの間にか今日という日が終わっていたということはよくあるのです。
好きな服を着てみよう
人は見た目が気になるものですから、着る服や身につけるものの効果は侮れません。
会社に行きたくないと感じたら、そんな日こそお気に入りの服や小物を身につけてみましょう。
気分が上がり、人から見られたいという感情がでてきます。人から見られるには会社に行くのが手っ取り早いですから、おのずと会社に行こうという気になります。
とにかく出社してみる
会社に行きたくないと心底感じたら、「とにかく出社だけして、早退すれば良い。」と考えてみましょう。
今日1日仕事をすることを考えると憂鬱になるので、数十分、数時間後の未来のことだけを考えるようにするのです。
一旦出社してしまったら次は、「午前中だけ仕事をしたら早退しよう。」「15時までいたら早退しよう。」という風に、少しずつ早退の時間を先送りにしていきます。
何時間も我慢するのはきつくても、数十分、数時間だったら耐えられるかも、そう思えるはずです。気付いたら1日を無事に終えていた、ということがあります。
残業しないで帰ろう
会社に行くのが嫌だと感じたら、「残業は絶対にしないで定時で帰ろう。」と思うのも効果があります。
毎日残業で大変な思いをしていた人であれば、もう残業はしないと決めてしまいましょう。
仕事が残っても何でも、残業はしないのです。
定時までに終えることができない仕事が大量にあるのは、もはやあなたの責任ではありません。
人員など会社の体制に問題がある、そう考えると気持ちが楽になります。
実際にも、残業をしないで帰れば体を休めることができますし、たった1日残業をしないで帰るだけで次の日からまた頑張れるということもあるのです。
本当に嫌ならその場で辞めたっていい
会社に行きたくないという感情が辛いのは、行きたくないのに行かなければならないと思うからです。
本当に嫌なら今日辞めてもいい、そう思ってみましょう。
会社に行かなければならないとするのではなく、別に行かなくてもいいんだと自分に許可してあげることで気持ちは随分楽になります。
辞めてはいけないという逃げ場のない状況は、自分自身を追いつめ、余計に仕事が嫌になってしまいます。
別に辞めてもいいけどとりあえずいる、それぐらい肩の力が抜けている人の方が、結局長続きしたり、ストレスを抱え込みすぎずに仕事ができるものです。
心を許せる人に相談しよう
会社に行きたくないという感情は、自分一人だけで抱え込んではいけません。
誰か心を許せる人に聞いてもらいましょう。
相手によっては有益な解決策を提示してくれることがあります。
また、相手から解決策を得ることができなくても、言葉に出して人に伝えることで、自分自身の気持ちも整理され、なぜ会社に行きたくないのかの原因を冷静に分析できるようになります。
なぜ会社に行きたくないのかの原因を考えることはとても大切で、それによって今後の具体的な行動に移すことができます。
曖昧な気持ちを抱えたままでは、また会社に行きたくないと思ってしまい、同じことを繰り返すことになります。
危険レベルを分析しよう
ここまでご紹介したことを実践すれば、会社に行きたくないという感情はある程度忘れることができます。
しかし一向に改善されない、会社に行きたくないという感情が何日も続いているようでは危険です。
そのストレスの蓄積で精神が崩壊したり、頭痛や胃痛、じんましんなどの体に出てくることもあります。
自身の危険レベルについてしっかりと分析するようにしましょう。
具体的には、週末の休みを挟んでも気持ちが一向によくならない、先週も今週も気持ちが辛いという場合には危険です。
その場合には、心療内科を受診する、カウンセリングを受けてみるなどの具体的な対策が必要になります。
このような感情は誰にでもあることですが、放っておくとうつ病を引き起こすなどの危険性も誰にでもあります。
早めに休みを取る、部署異動をするなど必要な対策を講じていきましょう。
正常な判断ができるうちに転職も必要
会社に行きたくないという感情が深刻化している場合には、転職を考えてみることも必要です。
その感情を放っておくと「体を壊すぐらいなら転職したほうが良い。」という正常な判断すらできなくなってしまいます。
仕事を頑張ることは大切かもしれませんが、それよりもずっと大切なのは自身の心身の健康を保つということです。
それをなくして仕事で成果を挙げることも、職業人生を充実させることもできません。
転職を前向きな選択として捉えてみましょう。
転職は転職エージェントを利用しよう
会社に行きたくないと心底感じ、転職を考えたらまずは転職エージェントに登録しましょう。
希望の条件やスキルなどを登録しておくことで、転職支援のプロの目線で優良な求人を紹介してくれます。
自分では思いもよらなかったような仕事に出会えることもあります。
転職エージェントは夜や土日も利用できますので、今の仕事をしながら転職活動をする時間がないという忙しい方の強い味方です。
実際に応募する段階でも、面接の日程調整や給与交渉など応募者に代わって行ってくれますのでメリットが大きいです。
無料で利用できますのでぜひ活用してみてください。
最後に
いかがでしたか?今回は、会社に心底行きたくないと感じたときに思い出してほしい、するべきことをご紹介しました。
この感情は我慢だけで押し殺そうとしてはいけません。
適切な対処方法と転職という新たな道を切り開くことで、自分の職業人生を有意義なものにしていきましょう。