仕事をすれば疲れるのは当たり前ですが、日々の疲れをその日のうちに取り除いてリセットすることが大切です。
疲れを持ちこすとどんどん蓄積され、その疲労が思いもよらない病気を引き起こすこともあります。
また、疲れは自分ではわからないうちに溜まっていることがあります。
自覚症状を認識しないことが一番危険で、突然死やうつ病などの精神疾患の原因にもなってしまいます。
疲労の蓄積度合いをチェックし、適切な対処方法について考えていきましょう。
目次
放っておくと体調不良やうつに。疲労の度合いをチェックしよう
疲れは蓄積していくことで体調不良やうつ病などを引き起こします。
まずは自身の疲労の蓄積度合いをチェックしていきましょう。
最近仕事でミスが多くなった
最近毎日のように仕事でミスをしているという場合は危険です。
特に以前はやらなかったようなミスが増えている場合は、疲れが原因であることが考えられます。
疲れが溜まってくると知らず知らずのうちに注意散漫になったり、集中力が続かなくなります。
真面目で頑張り屋の人であるほど、「周りが休んでいないのに自分だけ休めない」「休んだら迷惑をかけてしまう」と思いがちです。
しかし、自分の疲れを取り除かないことでミスが起きれば、それこそ周りに迷惑をかけてしまうことになります。
取り返しのつかない重大なミスにつながる前にしっかりと対策をしましょう。
夜早く寝ているはずなのにいつも眠たい
夜はしっかりと早めに布団に入っているのに、日中いつも眠たいという方は寝ているつもりで眠れていない可能性があります。
睡眠不足は免疫力を弱め、様々な病気の原因になるほか、感情のコントロールができないなど精神的にも大きな影響を及ぼします。
また、疲れが溜まりすぎてしまったり、仕事上のストレスやプレッシャーがあると、質の良い睡眠を取ることができないことがあります。
夜寝る前には仕事のことを考えないようにする、ゆったりとした音楽とストレッチをし、スマートフォンやパソコンは見ないようにするなどして質の良い睡眠を心がけましょう。
週末になると頭痛がする
仕事がある平日は特に体調不良を感じないけれど、週末や連休になると頭痛などの体調不良がある場合は注意が必要です。
平日は仕事で手いっぱいであったり、ランナーズハイのような状態で精神が興奮していて体の変化に気づかないことがあります。
週末や連休になって気が緩むと体調不良に陥り、突然死などが起きることもあります。
気づいたときには手に負えない状態になっているということもありますから、自分が疲れていないと感じなくても無理は絶対に禁物です。
やらなければいけない仕事があるのに取り掛かれない
目の前にやらなければいけない仕事があるのにやる気が出ずに取り掛かれない、無気力があるという場合は放っておくとうつ病などになってしまうことがあります。
ちょっとしたことでもすぐに疲れてしまう場合も同じく危険です。
これは疲れに対する自分の容量がオーバーし、体が自動的に「休もう」としているのです。
やる気がでない、気力が沸かない、そんな場合は思い切って休みましょう。
体からの「疲れ度MAX」のサインです。
疲れが溜まっていると感じたときの対処方法
前述したような疲れの蓄積を感じたら、適切な対処を行うことも社会人として必要なスキルです。
どのように対処するべきでしょうか?
しっかり休みを取る
有休があってないようなものという職場で働いている人は大勢います。
しかし、休みはしっかりと取ることで仕事の効率を上げ、会社の業績に貢献できるのです。
有休は労働者に与えられた権利ですから、堂々と使うようにしましょう。
上司が有休を使わせてくれないなど理不尽な職場で働いている場合には体調が悪いと言って休むのも手です。
疲れが溜まっているのですから、体調が悪いのも嘘ではありません。
残業しないで帰る
今日中にやらなければならない仕事があれば残業も必要ですが、惰性で残業をする習慣がある人はメリハリをつけた仕事のやり方を身につけましょう。
ダラダラとした残業であっても、会社にいるだけで体は休まっていませんから、疲れが知らず知らずのうちに溜まっています。
周りが帰っていないからと言って、自分まで周りに「お付き合い」する必要はありません。
帰れるときは定時でさっさと帰る、やるべきときは残業もするけれど必要なときだけ、このメリハリこそができる人の特徴です。
適正な仕事量か分析する
疲れが蓄積されている場合は、自身の仕事量が適正かどうかを冷静に分析することも必要です。
仕事の効率を上げたり、他の人に頼めることは頼むなど工夫をしても、長時間労働になってしまうという場合は仕事量が多すぎます。
人員増員を上司に頼むようにしましょう。
それが認められない場合は、会社は人件費を削減することで業績を上げようとしています。
そのような会社が果たして長く働くに値する会社かどうか、考えてみるときがきているのかもしれません。
倒れる前に異動を打診
部署によって労働時間に差があるという場合には、部署異動をすることで労働時間を削減し、疲れがたまりにくい環境で働くことも可能です。
疲れが蓄積しており、人も増やしてもらえないという場合には異動を打診してみましょう。
実際に異動が叶わないとしても、それだけ仕事量が多いということが上司に伝わり、人員増員などに動いてくれることもあります。
改善が見られないなら転職を
人員増員も異動も無理、仕事量を減らための改善策が見つからないという場合には転職を考えましょう。
今回ご紹介したように疲労の蓄積度合いがひどい場合には、相当な量の仕事や長時間労働がある可能性があります。
このまま今の職場で疲れを感じ続けながら仕事をしても、いつか倒れてしまうかうつ病などの精神疾患になって休職を余儀なくされることになります。
早めに転職に向けて動きだすことが必要です。
転職エージェントに登録しよう
転職は転職エージェントを利用するのがおすすめです。
今の仕事をしながら転職活動を行うのは、時間的にも体力的にもきついと考えるでしょうが、転職エージェントであれば様々なサポートを受けられますから転職がスムーズです。
平日の夜や土日も利用できますし、応募者に代わって面接の日程調整や給与交渉なども行ってくれます。
無料で利用できますのでぜひ活用し、働きやすい職場への転職を成功させてください。
最後に
いかがでしたか?今回は、疲労の蓄積度合いをチェックするとともに、適切な対処法についてもご紹介しました。
単なる疲れと放っておいては後悔する日が来てしまいます。
疲労の蓄積を認識し、しっかりと対策を講じていきましょう。