いつまでたっても仕事を覚えてくれない、やることが遅くてミスも多い。
そんな仕事ができない同僚に悩まされているという人は、少なくありません。
相手が後輩であってもそうでなくても、各部署に一人ぐらいはそんな人がいるかもしれません。
仕事ができない人がいても、自分の仕事に何の影響もないのであれば、それほど気にする必要もないですが、一番困るのは自分にしわ寄せがくることです。
同僚が犯したミスをフォローするために奔走したり、仕事が終わらないから手伝うハメになって自分が残業をすることになる…。
結果的には同僚がやるよりも自分がやった方が早いからと、仕事の多くを引き受けてしまい、自分の業務負担が多くなってしまうようになります。
そこで今回は、仕事ができない同僚に困ったときの、適切な対処方法についてご紹介していきます。
目次
仕事ができない同僚に対してイライラしては逆効果
仕事ができない同僚にはイライラしてしまったり、冷たい態度を取ってしまうという人もいるかもしれません。
気持ちはわかりますが、それでは状況は改善されません。
それどころか、その同僚はそのイライラに怯えてしまったり、緊張して余計にミスをする、そしてそのしわ寄せがまた自分にきてしまうという悪循環です。
あなたがイライラを態度に出せば出すほど、結果的に自分自身が困ることになってしまうのです。
まずは、イライラは逆効果だと認識するところから始めましょう。
仕事ができないと一言で言っても、単に仕事を覚えるのが遅いだけとか、説明が不足していて大事なところが伝わっていないなど、原因は様々です。
仕事を覚えるのが遅いとしても、一度覚えてしまえば誰よりも正確にしっかりとやれる人はいますし、自分の説明の仕方が相手に合っていないかは考えてみる必要があります。
仕事ができない同僚が、仕事がしっかりとできるようになる方法はないか、考えてみましょう。
一方的に話していない?なぜ仕事ができないのか相手の話を聞いてみよう
仕事の手順を説明するには、自己満足ではなく相手が理解してくれることが大切です。
それには、一方的に話をしてはいけません。
どんなところがわからないのか、どんな説明の仕方がその人には向いているのか、本人の話も聞いてみましょう。
人によっては口で説明されるよりも、マニュアルなどでじっくり何回も読んだ方が覚えやすいという人もいます。
逆に、言葉ではなく実際に一緒にやってもらった方が分かりやすいという人もいます。
可能な限り相手が覚えやすい方法で説明してあげるのも、一つの仕事のスキルです。
「なぜこの方法でわからないのだ?」とイライラするのではなく、相手に合わせたプレゼンの仕方を考えてみましょう。
それはあなた自身にとっても、指導スキルが上がるというメリットがあります。
得意分野を任せてみる
人には向き不向きというものがあります。
仕事ができない同僚に自信をつけさせ、仕事の面白さを感じて向上心を持ってもらうためにも、まずは得意な仕事を任せてみてはいかがでしょうか?
仕事ができない人であっても、何かしら得意なことはあるはずです。
一つもいいところがないと思っても、その中でも比較的ミスが少ないという仕事を中心にやってもらうようにしましょう。
あなたの仕事であっても、同僚が得意な仕事をお願いしてみる。
そうすると同僚も期待に応えたいという思いが大きくなって、他の仕事にも意欲的に取り組むようになることがあります。
仕事ができない同僚に困っているなら周囲に相談してみよう
仕事ができない同僚がいても、すべてをあなたがカバーしてしまっては、周囲はあなたが困っていることに気づきません。
それではその同僚の成長の機会を奪うことにもなり、あなた自身のストレスも溜まってしまいます。
信頼できるリーダーなどを中心に、頼れる人に相談してみましょう。
たとえあなたが同僚と同じ係で、自分が教えなくてはいけないという責任感を感じていたとしても、相談するのは何も問題ありません。
自分がこうしなくてはいけないと思い込んでいた方法と、別のアプローチをしてくれることもあります。
それに誰かに打ち明けることで、精神的にも楽になれるというものです。
努力してもだめなら上司に判断を委ねよう
仕事ができない同僚に対してチーム全体でサポートしても、どうしてもだめな場合があります。
こういう場合は今の仕事そのものに、本当に向いていない可能性が高いです。
周囲と協力して、仕事ができない同僚を何とかしようと努力したにもかかわらず、なんともならないのであれば、もはや一般社員にできることはありません。
その同僚が活躍できる部署への異動なども含めて、上司に判断を委ねるようにしましょう。
仕事ができない同僚だらけの会社だったら脱出すべき
では、そもそも周りは仕事ができない同僚だらけ、仕事の負担が自分にだけのしかかっていて上司も頼りにならない、という状況であればどうでしょうか?
そうなると、あなた一人がいくら工夫して頑張ったところで、周囲はあなたにおんぶにだっこ状態です。
あなたがいれば大丈夫とばかりに、同僚たちは自分で努力することもしないようになるかもしれません。
そのような会社にいても、あなた自身の成長につながりませんし、負担が多すぎて心身ともに疲れ果ててしまいます。
早めにその会社に見切りをつけて、転職することを考えてみましょう。
転職は転職エージェントを利用しよう
仕事ができない同僚に囲まれていると、仕事がたまる一方ですから、転職活動の時間がなかなか取れないというケースが多いです。
ハローワークや求人誌などを利用した転職活動では、なかなか良い求人を探し出せないなど非効率です。
効率的な転職活動には、転職エージェントを利用するようにしましょう。
転職エージェントは、あらかじめ希望の条件やスキルなどを登録しておくことで、条件に合う求人がでればエージェントが紹介しれくます。
また、応募書類の添削や面接時のアドバイスなどを受けることもできますので、内定をもらう確率がアップし、非常に効率よく転職先を決めることができます。
転職エージェントは無料で利用できますので、ぜひ活用してみてください。