職場の部下や後輩の非常識にうんざり!

やる気がなかったり、あり得ない言動をする常識のない部下や後輩に、ストレスを感じている人が増えています。

注意すれば無視されたり、反抗的な態度を取ってくるなど、逆パワハラや嫌がらせに悩まされる管理職やベテラン社員も多いです。

ストレスは溜まる一方で、会社に行くのが憂鬱、そんな場合は一体どうすれば良いのでしょうか?

今回は、部下や後輩の非常識にうんざりした時の、対処方法についてご紹介していきます。

自分の要求が高すぎないかどうか客観的に考えてみる

部下や後輩が、指示したこともできずにミスばかり連発したり、できないことを平気で言い訳したりと、頭を抱えることが多いかもしれません。

イライラする気持ちはわかりますが、まずは相手に何を期待すべきかについて考えてみましょう。

部下や後輩に求めるラインが高すぎてはいませんか?

今は経験を積んで何でもできるようになったあなたでも、自分が新人の頃はどうだったのかについてよく思い出してみてください。

敬語の使い方一つとってもままならず、自信だけは過剰にあって上司や先輩に反発していたということはないでしょうか?

まずは「自分もこうだったな。」と懐かしむぐらいの余裕を持って接すると、部下や後輩にとって話しかけやすく、こちらの話も受け入れやすくなってくれるかもしれません。

時代背景などの違いも受け入れよう

今と昔とでは時代が違う以上、「昔はこうだった。」「以前の新人はこうしていた。」という考えは捨てる必要があります。

時代背景も違えば会社の体制も違う以上、同じ成果や、やり方を求めることは無理があります。

今の部下や後輩にあったやり方がありますし、景気が違うのに自分の昔と同レベルの売り上げを期待してはいけません。

自分も相手も苦しむことになります。

今は昔とは違うのだから時代に合ったやり方で、という風に楽に構えるようにしましょう。

こうすることで、自分自身が精神的に楽になります。

自分自身の気持ちに余裕がでることで、部下や後輩への指導がスムーズにいくでしょう。

非常識な部下や後輩をうまく育てるスキルを身につけよう

非常識な部下や後輩の態度にイライラし、「なぜ自分がこんな目に合わなくてはならないのだ!」と感じることもあると思います。

しかし、彼らをうまく育てることは会社のためだけでなく、自分自身にメリットが大きいのです。

人のためだと思うと腹が立つことがあっても、自分のためだと思えば頑張れるという場合も多いです。

何が自分のためになるのでしょうか?

それは、「非常識な部下や後輩を育てる」というスキルを身につけることができるようになります。

これは下手な資格よりも、社会人として役立つスキルで、どの業界や職種でも使える万能スキルです。

しかも、部下や後輩がいる世代の人にとっては、このスキルを身につけることでキャリアアップにつながることもありますし、転職をするにしても大きな武器になります。

中途採用で、ある程度年齢がいっている人の場合は、人を教育する力があるか、ということが採用するかどうかの一つのポイントになります。

年齢が上がれば上がるほど、求められるのは現場職員としてではなく、監督者としてのスキルになるのです。

相手によって対応を変えてみる

現在、部下や後輩がうまく育っていないと感じているのであれば、今の指導方法が相手に合っていない可能性があります。

今の若い人と一括りにするのではなく、個人個人の特性に目を向けるようにしましょう。

厳しく言っても萎縮してしまってミスを連発するような相手には、相手の良いところを褒めてあげたり、言い方を柔らかくして質問する時間も十分にとってあげると効果があります。

逆に、偉そうな態度を取ったりすぐに攻撃してくるような相手には、毅然とした態度で接することと、力の差を見せつけるように自分は自分の仕事に集中することです。

ミスをしたらかわいそうだと思って先回りして助けてあげたりせず、相手が困るまで見守っておくこともときには必要です。

困ったらすぐに助けてくれ、多少ミスをしても尻拭いは全部やってもらえると思われ、部下の成長が望めません。

ミスをした場合、ある程度自分処理をさせ、そこからしっかりフォローするなどして、「頼りになる上司」と思わせるようにしましょう。

改善されないなら職場を変えることも必要

自分自身の見方を変えてみたり、相手によって教育方法を変えてみても、一向に改善されない場合は、あなた一人ではどうしようもできない状況でしょう。

このような場合は周囲に協力を求め、職場全体として指導にあたっていく必要があります。

周囲の協力が得られないようであれば、あなた一人に教育を押し付けて見知らぬフリをしている同僚たちと、常識のないな新人を雇ってしまう会社の人事制度にも問題があります。

それを変えることは個人の力では難しいですから、いっそ自分が職場を変えてみるという方法も良いのではないでしょうか?

部下や後輩の非常識にストレスが溜まり、業務に支障がでる状態が長引くと、せっかくの自分自身の能力を発揮することもできなくなってしまいます。

ある程度努力したら、あとは自分の身を守れるのは自分しかいません。

あなたが辞めることで部下や後輩だけでなく、周囲もあなたがどれだけ必要な存在だったのかを知ることになるでしょう。

異動が可能であれば異動を打診し、異動が難しいようであれば転職も視野に入れて動き出しましょう。

職場を変えるときは転職エージェントを利用しよう

転職をするのであれば、転職エージェントの利用がおすすめです。

ハローワークや求人誌に比べても圧倒的に求人数が多く、好条件の求人が豊富にそろっています。

また、転職支援のプロですから、転職活動に必要なノウハウを持っており、転職を成功に導いてくれます。

様々なサポートが受けられるため、在籍中に転職先を決めることも十分に可能です。

転職エージェントは無料で利用できますから、活用してみてください。

自分が変わることで相手も変わる事がある

今回は、部下や後輩の非常識にうんざりしたときの対処方法をご紹介しました。

部下や後輩の態度にストレスを感じたら、まずは自分自身の対処方法を見直してみることと、相手によって指導方針を変えてみることです。

工夫したけれど改善されず、周囲の協力も得ることができなければ、会社自体に見切りをつけることも必要です。

ぜひ参考にしてみてください。