テレアポは電話で商品やサービスの説明やセールスを行う仕事です。
拘束時間の割に給料が良いなどと言われることもありますが、実際には精神的な負担も大きく大変な仕事で、転職したいと考える人も多いです。
我慢して続けてもストレスが溜まる一方ですから、転職を考えてみることをおすすめします。
そこで今回は、テレアポの仕事のデメリットと転職する際のアピールポイント、転職先などについてお話していきます。
目次
テレアポの仕事のデメリットとは?
テレアポの仕事にはどんな大変さがあるのでしょうか。辞めたくなる原因についてお話していきます。
ノルマがきつく精神的負担が大きい
営業テレアポなのか受付担当なのかにもよりますが、営業の場合には厳しいノルマが課せられている場合があります。
電話を掛ける件数だけでなく、成約件数などのノルマもあって上司からプレッシャーをかけられることもあります。
もちろん通常の営業のように顔を合わせた営業も大変ですが、電話だけのテレアポには独特の大変さがあります。
顔が見えないため相手の信用を得るのが難しいですし、ひたすらと電話をかけ続けるストレスもあります。
電話相手は大抵冷たいので気持ちが落ち込む
セールスとわかった途端に電話を切られることは日常茶飯事で、中には怒鳴る人もいます。
いくら顔を合わせなくて良い相手とは言え電話口で冷たい態度を取られるのはなかなか慣れることではありません。
割り切って仕事をするしかないのですが、これが苦痛で辞めたいと思う人もいます。
座りっぱなしで電話をかけ続ける辛さ
立ち仕事も大変ですが、テレアポは電話に特化した仕事ですので通常の座って行う事務系の仕事と比べても座りっぱなしの大変さはあります。
タクシーの運転手が腰痛になりやすいのと同様、テレアポの仕事でも腰痛や肩こりに悩まされたり、電話をかけ続けることによる腱鞘炎になる人もいます。
どんな仕事も身体的な大変さはありますが、もう少し幅広く色々な仕事をやることで体の負担を分散させたいと感じる人もいます。
商品やサービスの理解が大変
商品やサービスの内容にもよりますが、電話口でその内容を説明したり質問に答える仕事なので商品やサービスの深い理解が必要があります。その理解度によって成約を得られたり信頼が上がるのでこの努力は必須です。
また、相手によって営業の切り口や答え方などを変えることがあるので毎回あの手この手で工夫しながら相手の不安材料を取り除いたり購買意欲をかきたてるような文句を言うことになります。
ただ、これだけ努力や工夫を重ねてもやはり成約率は低いため、努力が成果に結びつきにくことからモチベーションが下がって辞めたいと感じる人も多いです。
テレアポの仕事からの転職でアピールすべきポイントとは?
テレアポの仕事を辞めて転職する場合にどんなことをアピールすれば効果的でしょうか。
培ったセールス力を自分を売り込むために利用する
テレアポは言葉だけで商品やサービスの購入に導くいわばセールストークのプロです。前述したように毎回工夫を凝らしながら商品やサービスを売り込む方法を考えるためセールス力が身につきます。
このセールス力は何も特定の商品だけに限らず自分を売り込むためにも利用することができます。
相手がどんな風に言われたら良い印象を持つのか、どんな言葉が決めてになるのかを自分なりに分析して自分を商品だと思って転職活動を行いましょう。
相手の話を聞く力をアピール
通常のコミュニケーションにおいてもそうですが、特に顔が見えないテレアポの仕事の場合、一方的に自分が話すだけではなく相手の要望や疑問点、不安に思うことなどを聞き出す力が必要になります。
これはどんな仕事においても必要な要素でテレアポの仕事で培った聞く力は大きなアピールポイントになります。
聞く力と高いコミュニケーション能力がある人材だと言うことを積極的にアピールしましょう。
電話応対のマナーがあるのが大きい
テレアポの仕事では大抵研修がしっかりとあって、商品のサービスの方法の他にも基本となる電話応対のマナーなどは徹底的に叩き込まれます。
この中には電話だけでなく普段の仕事でも応用できる正しい敬語の使い方や接遇マナーの要素などが含まれており、今後の職業人生において大きな財産となることでしょう。
転職活動においても面接の日程調整などで先方とやり取りをする際に好感を持たれることにもつながりますし、面接時にも社会人としての常識レベルが高いと判断されることでしょう。
また、面接では感じの良さが非常に大切になってきますから、テレアポで気を付けている感じの良さを面接でも活かすと良いですね。
度胸がある
テレアポの仕事は相手に断られるのが普通で、それにめげず断られても断られても電話をかけ続けるという側面があります。
いちいち凹んでいられないという意味でも次への切り替える気持ちが身につきます。
さらに、相手がどんな人なのかわからない状態で何万という件数のセールスをかけていくわけですから度胸がつきます。
場数をこなした人であるほど、どっしりと落ち着いて冷静に構えることができるでしょう。
面接では電話と違って相手の表情が見える分違いはありますが、テレアポで培った度胸があると自信を持って臨めば緊張も抑えることができます。
自分のアピールポイントとしても、度胸があって物怖じしないことを伝えると良いでしょう。
テレアポの仕事からの転職先は?
テレアポの仕事を辞めて転職を考える場合、どのような仕事に就くことが可能なのでしょうか。
営業の仕事
基本的なセールス力がありますので、各種営業の仕事には比較的向いていると言えます。もちろんテレアポと飛び込み営業では違う面もありますが、
全く営業をしたことない人に比べれば飲み込みも早く、相手の心をくすぐるようなポイントを知っていると言えます。
テレアポの仕事の中で成約に至ったときの達成感に魅力を感じていた人や、人と話すこと自体が楽しかったという人は良いでしょう。座りっぱなしのテレアポ営業と違って体を動かせますしもっと幅広い営業活動ができるはずです。
営業事務
営業そのものではなく、営業をサポートする営業事務の仕事も向いています。営業事務は営業の代わりに内勤で事務作業を行ったり、ときには社内で電話営業をかけることもあります。
テレアポの仕事がそのまま活かせる仕事と言っても良いかもしれません。
ただし、電話営業以外の仕事もありますからパソコンの基本スキルや書類作成などの一般的なスキルがあることが前提になります。
そのあたりがクリアできているのであれば営業事務での採用を勝ち取るのははそう難しいことではありません。
接客業
本来人と接することが好きだという方はテレアポで磨いた感じの良さと話し方のスキルなどを利用して接客業に転職するのも良いでしょう。
立ち仕事になることや表情にも気を配るなどが必要になってきますが、顧客のニーズを聞き出す力は非常に役に立つことでしょう。
面接では笑顔に気を配って姿勢を正し、明るい雰囲気を出すようにしましょう。敬語の使い方や声の出し方などは問題ないはずですから、それだけで好印象を持たれるはずです。
さらに転職をスムーズに行うために
ここまでご紹介した以外の仕事でも、高いコミュニケーション能力と接遇マナーを身につけた方であれば色々な仕事にチャレンジできます。興味のある仕事に積極的に応募してみましょう。
転職先を探すのにお勧めしたいのが転職エージェントです。非公開求人を含む多数の求人がありますから、希望に合った求人が見つけやすいです。登録は無料ですから是非活用してください。
最後に
いかがでしたか?
今回はテレアポの仕事の大変さと、転職を考える際のアピールポイント、転職先などについてご紹介してきました。
テレアポは電話に特化した仕事ですが、他の仕事に活かせる要素がかなり豊富な仕事でもあります。
ぜひそのスキルを活かして、さらなるステップアップを成功させてください。