ドラマや小説などでよく登場する探偵は、その世界だけでなく実在する仕事です。
憧れを持ったりちょっと興味があるかも…と感じている人も案外多いのではないでしょうか?
そこで今回は、探偵の仕事にはどんな人が向いているのか、仕事のリスクや転職する方法などをご紹介していきます。
目次
探偵の仕事ってどんな仕事?
探偵が行う仕事は、テレビドラマのように尾行をして、危険な場所へ言って潜入捜査…?というイメージが大きいかもしれませんね。
確かに浮気など素行調査を行うことも多く、尾行をするのも探偵の仕事と言えます。
ただ、探偵と言っても、事務所によってどこまで仕事を受けるのか方針が異なりますし、昔は区別されることが多かった興信所とも、最近は仕事内容にそう変わりはないようです。
企業から依頼を受けて企業信用調査や身元調査などをすることもあったり、離婚を考える奥さんから浮気調査を受けたり。
探偵という仕事はドラマだけでなく実際に一般の人からも利用されているれっきとした職業です。
どんな人が探偵に向いている?
探偵にも向いている人とそうでない人がいます。どんな人が探偵にふさわしいのでしょうか?
意外にも誠実そうで常識ある人が好まれる?
探偵と言うと、頭がボサボサでちょっとワイルドな人をイメージするという人もいるかもしれませんが、実際には探偵も客商売ですから、清潔感があって誠実そうな人が好まれます。
採用面接でも、一般常識があるかなど他の仕事と変わらない要素を見られると言われています。
テレビドラマなどのイメージのように、特殊な能力がある人が探偵に向いているというわけではなさそうです。
明らかに怪しそうな人よりも、一般社会に溶け込みやすい「普通の」人の方が調査もしやすいという側面もあります。
秘密は守れることが絶対
探偵業務は個人のプライバシーに関わることを調査するのが主な仕事です。
そのため、口が軽かったり機密書類などの管理がしっかりできていないようなずさんな人は、全く向いていないと言えます。
自分の仕事を自慢げに友人に話したり、気軽に相談してしまうような人も信頼性に欠けます。
どんな仕事であってもそうですが、探偵の場合は特に、これだけは譲れないと言っても良いぐらいの必要な資質ではないでしょうか。
「聞く力」が必要
探偵に相談に来る人は深い悩みを抱えていたり、人生の岐路に立たされていることがあります。
中には上手に依頼内容を言えなかったり、泣き出してしまう場合もあります。
探偵は依頼主の希望に沿った調査を行うことが絶対ですから、その希望を聞きだす「聞く力」も求められます。
自分の判断で勝手に見切り発車したり、人の希望を聞き違えると後々トラブルにも発展しかねませんし、事務所としての信用問題にも関わります。
悩みに寄り添い、親身に聞いてあげることで相手の心を開き、その希望を聞いてあげられる人が探偵には向いていると言えます。
探偵の仕事が抱えるリスクとは
探偵の仕事は特殊性が高い仕事とも言えます。
仕事をすることでどんなリスクが考えられるのかについてご紹介します。
給料はピンキリ?安定性は低い
大手事務所のベテラン探偵ともなれば給料が安定することもあるようですが、個人経営の小さな事務所も多く、給料や賞与、福利厚生に多くを望むことは難しいようです。
完全歩合の事務所も多く、給料はピンキリと言って良いですし、その安定性は低いと言えます。
困っている人を助けたり悩みを解決してあげられるという意味でのやりがいは大きいですが、生活の安定はない仕事ではないでしょうか?
人のプライバシーに踏み込むということは危険もあるということ
探偵ドラマなどのように、事件に関わったり危険な目に合うということは滅多にあることではありません。
しかし依頼内容によっては、危険な場所に近づく必要性がある場合もあります。
また、人はどんな人でも人には言えない悩みを抱えていると言います。
そのプライバシーに踏み込むということは、恨みや怒りを買う要因になる可能性もあるということは忘れてはならないことです。
重たい人生を垣間見ることで精神的に負担を感じることもある
単なるゴシップ好きで安易に探偵を始めると、その仕事の重さに負担を感じることがあります。
依頼主の家族の状況や、忘れたいような過去など人の人生を垣間見ることは、精神的に負荷かがかかる辛いことです。
また、自分では経験したことのないような裏切り行為を目の当たりにすることも日常茶飯事で、人間不信になってしまうというリスクもはらんでいます。
探偵になるにはどうしたら良いの?
探偵に憧れていて興味があるという方でも、なり方についてはよくわからないという人がいると思います。
探偵になるにはどうしたら良いのでしょうか?
探偵学校に通うのも手
探偵を育てるための学校というものが世の中にはあります。
東京などの都会だけでなく全国に教室がある学校もありますし、インターネットで学べる通信講座もあります。
探偵のノウハウや気を付けることなどを学べる他、探偵事務所への就職にコネもあり、しっかりした探偵事務所への就職をするには実は近道かもしれません。
将来探偵として独立開業したい、基礎からしっかりと学びたいという方は試してみてはいかがでしょうか?
求人も普通に出ているから興味があれば探してみても
探偵事務所では特に資格や学歴、年齢が考慮されるということは少なく、信頼性や人柄などその人本人の特性を見られるようです。
未経験者でもOKという事務所も多いですから、興味があるのであれば求人に応募して経験を積むというのも方法です。
求人は数こそ多くはありませんが、転職エージェントやハローワーク、求人誌などでも普通に出ています。
特に転職エージェントは、探偵事務所という特殊性から非公開求人として掲載があることも多いです。転職エージェントの登録は無料なので、まずは登録から始めてみてはいかがでしょうか?
最後に
いかがでしたか?今回は、探偵という仕事についてその適正やリスク、転職方法などについてご紹介してきました。
一般常識や社会性が必要でありながら自由度も高いという特殊な仕事ではありますが、人助けをできるというやりがいも大きい仕事です。チャレンジしてみてはいかがでしょうか?