リケジョと呼ばれる理系女子は、頭が良く論理的思考ができるため、ビジネスの世界でも重宝されます。
しかし、女性であるがゆえに男性職場での悩み、激務やワークライフバランスなどの問題に直面することが多くなります。
理系女子で転職を考えている人は、そのような悩みを回避するために、転職を失敗しないための注意点を覚えておきましょう。
今回は、理系女子が転職で失敗しないための注意事項と、転職に成功するためのコツについてご紹介していきます。
目次
理系女子が転職で失敗しないための注意事項
理系女子は転職で失敗しないためにどのようなことを注意して転職活動を行っていくべきなのでしょうか?
男性が多い職場は仕事がハードになりがちだからしっかりリサーチしよう
理系であることを活かすと、男性が多い職場で働くことが多くなります。
そのような職場では男女関係なく扱われますし、仕事がハードになりがちです。
毎日深夜まで残業することが当たり前の職場もあります。
しかし、そのような職場では長く働き続けることは難しいです。
長時間労働は体調不良の他うつ病などの原因ともなりますし、そうなってしまうと職場復帰も難しくなります。
近年は労働基準法などの法知識が一般の人にも浸透し、過労死などが社会問題にもなっています。
その結果、コンプライアンスを意識した企業が増えてきましたから、理系であっても働きやすい職場はあります。
転職するにあたって企業リサーチは当然ですが、長時間労働などのブラック的要素がないかどうかは念入りにチェックしておきましょう。
転職口コミサイトや転職エージェントを利用することで、ある程度の情報は手に入れることができます。
やりがいは大切だけどそれ以上に大切なこと
仕事をする上でやりがいは非常に大切なことです。
理系女子の中でもやりがいを求めて、どんな長時間労働にも耐えてきたという人も多いのではないでしょうか?
しかし、やりがいだけを求めた結果、体を壊したり結婚生活がうまくいかなくて大切な家族を失ってしまったという人もいます。
やりがいは大切ですが、それよりも大切なことはないかについては事前に考えておくべきです。
いざというときに一番大切にしたいこと、これだけは譲れないということは整理しておきましょう。
それがないと、やりがいというよりもはや「やらなくては」という強迫観念で仕事をしてしまうことにもなりかねません。
理論的で議論にも強いけれど面接官を打ち負かそうとしないで
理系女子は頭が良い人が多く理論的で議論が得意という特徴もあります。
ただ、面接でそれを出しすぎないように気をつけましょう。
面接官は理系ではなく文系の人も多いですし、プライドが高くて小賢しいと思われてしまうこともあります。
もちろん自分の考えはしっかりと相手に伝えなくてはなりませんが、相手を打ち負かそうとする気持ちはぐっと抑えましょう。
一人行動は平気でも協調性があることはアピールしよう
理系女子は一人行動が全然平気という人が多いです。
それはそれで自立していて良いのですが、どんな仕事でも協調性があることは求められます。
周囲と協力してチームとして成果を挙げることができる人かどうかは、面接官としては気になるところでしょう。
我が道を行き過ぎるという人は、転職してから周囲と対立して仕事がやりにくくなることもあります。
それは企業側としても避けたいことですから、協調性があることをアピールしておくようにしましょう。
頭が良くて真面目だけれど硬い印象にならないように
何の仕事に就くかにもよりますが、あまりに硬い印象を相手に与えてしまわないように注意しましょう。
頭が良くて真面目なことは良いのですが、頑固で会社の方針に従わないという印象を持たれてはいけません。
媚びる必要はありませんが、社会人として相手のことを気遣うことと、笑顔が出せるように心がけましょう。
理系女子が転職活動で成功するためのコツ
理系女子が転職を成功させるためにはどのようなことを意識していくと良いのでしょうか?
技術を身につけることができるかなど質問はしっかりと>
理系女子の場合には、転職後に技術を身につけてキャリアアップを図りたいと感じている人も多いでしょう。
その場合には、実際に転職先で学ぶ機会があるか、キャリアアップできる環境にあるかを確認しておくべきです。
雑務に追われて技術を身につける時間がない、キャリアアップの機会が与えられにくい環境にないなど、入社後にギャップを感じてしまうこともあります。
向上心が高く技術を磨きたいと思っている人ほど、実際に働いてみてギャップを感じて辞めたいと思うことがあります。
面接の質問時間などを利用して、しっかりと聞いておきましょう。
技術職以外にも目を向けてみても
せっかく理系出身なのだから技術や知識を活かした仕事に就きたい、そう感じることは当然のことです。
しかし実際に理系女子の多くは技術職につきながら、その男性職場の古い体質や出産・育児などに対する理解のなさから辞めてしまいます。
理系女子は理系である以前に女性なのですから、「どんな働き方がしたいのか」をしっかりと考えておきましょう。
また、今後何十年も働くのですから、理系であることや技術力にこだわりすぎる必要もありません。
例えば理系女子でも、理系のメリットを活かしつつ働きやすい職場を手に入れているケースがあります。
技術営業や特許や商標などの知的財産に携わる仕事も理系女子に人気があり、女性が比較的多いこともあります。
つぶしがきくという理系の特性を活かして、色々な仕事に目を向けてみましょう。
働きやすくてやりがいを感じられる仕事を手に入れることができるはずです。
転職は転職エージェントを利用するのがコツ
転職活動は転職エージェントを利用しましょう。
理系のスキルが活かせる仕事を自分だけで探すのには限界があります。
思わぬ企業や部署で技術やスキルを活かすことができることがありますから、転職支援のプロのサポートを受けてみましょう。
転職エージェントは求人を紹介してくれるほか、面接の日程調整や給与交渉など、自分ではやりにくいことも代わって行ってくれます。
転職エージェントの利用はすべて無料ですので、ぜひ活用してみてください。
自身を持って転職活動をしよう
今回は、理系女子が転職で失敗しないための注意事項と、転職を成功させるためのコツについてご紹介してきました。
理系女子は強みも多く転職市場で求められています。
自信を持って転職活動に取り組み、成功を手にしてください。