アパレル販売の仕事は若い人を中心に非常に人気が高いです。
服や靴などが好きな人にとっては毎日好きなものに触れる喜びもありますし、接客が好きという理由で選ぶ人もいます。
アパレル販売の仕事は特別な資格や知識がなくてもできるため、未経験者であっても積極的に採用している場合が多いです。
しかし、アパレル販売の仕事に転職したくても、なかなか内定をもらえないという人がいます。
一体なぜなのでしょうか?
アパレル販売の面接に受からない理由と、内定を勝ち取るためのコツについてご紹介していきます。
目次
アパレル販売の仕事に合格できない理由
アパレル販売の採用面接になかなか受からない理由についてご紹介していきます。
服装や全体的な雰囲気がブランドイメージと合わない
アパレル販売の仕事は、販売員自身がモデルとなり消費者にそこの服を買いたいと思ってもらうことが重要になります。
ですから、応募者の全体的な雰囲気がブランドイメージと合うかどうかはとても重要な要素になります。
そこのブランドの服を面接で着ていくまでは求められませんが、少なくともイメージが近い服装や髪形で面接に臨む必要があります。
また、話し方などが客層から好まれるかどうかも大切です。
自分が好きなブランドで買い物をしているときのことを想像すると分かりやすいのですが、ブランドイメージと全く合わない人から接客されたらどう思うでしょうか?
例えば、落ち着いた大人向けのブランドの場合、客層は経済力がそれなりにあり、ある程度年齢もいったキャリア女性などになるはずです。
それなのに、若くてギャルっぽい若者からテンション高めに接客された場合、服を見るまでもなく店を去ってしまうという人はいます。
アパレル販売の仕事になかなか合格できないという場合は、そのブランドと自身の雰囲気が合っていないということが考えられます。
体型が合わない
アパレル販売の仕事は、自社ブランドの服を社割で購入し、店頭に立つ際にその服を着るというケースが多くなります。
もちろんブランドの方針によって異なりますが、強制ではないにしても暗黙の了解で購入することになる場合が多いです。
そうなると、自社ブランドを着こなせるだけの体型が必要になってきます。
あまりに太っている、痩せすぎているなどの場合、広告塔としての役割が果たせなくなりますので、実際問題として内定をもらうことは難しいことがあります。
もちろんその理由で不採用にしたとは企業側は言いませんが…。
緊張しすぎて笑顔が全くだせない
アパレル販売は接客業ですから、感じの良い笑顔が必須になります。
面接は緊張するでしょうが、笑顔だけは忘れないでください。
特に一般企業と違い、堅苦しい対応で真面目さをアピールすることは求められていません。
多少言葉を噛んでしまったりうまく話せないとしても、明るく笑顔で楽しそうに面接に臨んでいる人の方が好まれます。
面接に臨むときは、無理やりにでも「この面接の時間を楽しもう。」という気持ちで臨むと良いでしょう。
積極性が感じられず大人しい感じ
服や小物などのアパレルは食品などの生活必需品とは違い、必要だから買うというよりは、必要ではなくても欲しいと思ってもらえれるかどうかという側面があります。
そのため、いつも受け身の姿勢では買ってもらえないため、自ら声かけをするなどの積極性が必要になります。
いくらニコニコしていて感じが良い人であっても、積極性が感じられず大人しすぎると判断されると内定に至らないことがよくあります。
企業側は、ブランドイメージに合い、かつ、しっかりと売ってくれる人が欲しいのです。
自らお客様に良いものを提供したいという熱意があるということを、面接でもしっかりとアピールしていきましょう。
面接に必ずある質問タイムなどでも積極的に質問していくと面接官の目に留まりやすいです。
アパレル販売の仕事に転職するためのコツ
アパレル販売の仕事への転職を成功させるためのコツをご紹介します。
面接の服装はブランドコンセプトを自分なりに解釈すると良い
ブランドのHPなどを見ると、そのブランドのコンセプトが見えてくるので面接前に是非見ておきましょう。
そして、そのブランドコンセプトを自分なりに解釈し、それに合った服装や見た目を整えていくのです。
20代後半から30代向けのOLさん向けの服を扱っているブランドの内定を勝ち取った応募者の例を挙げてみます。
そのときに応募者が着ていた服は「自分がOLだとしたら、ここのブランドは気分を上げてくれてかつきちんと感も欲しいときに選びたい」と自分なりにブランドイメージを解釈し、そのイメージに合うコーディネートをしていきました。
面接でも、「今日の服のコンセプトを教えてください。」という質問があったそうなので、すんなり対応できたとのことでした。
そのブランドコンセプトを確認し、面接の服装や髪形に落とし込むという作業が効果的だということです。
アパレルで働きたい明確な理由を用意しておこう
アパレル販売の仕事をしたいという場合、アパレルというよりは接客業が好きという場合もあるでしょう。
接客業が好きということはアパレル販売においても大切なことですが、その中でもなぜアパレル販売を選んだのかという理由については、明確に答えられるようにしておく必要があります。
例えば「お客様の笑顔を見たいから」という理由だけでは、接客業をやりたい理由にはなりますが、敢えてアパレルを選ばなくても良いということにもなります。
プラスして、服によって自分の気持ちが変わった経験があるとか、服や小物などを通して何を提供したいのか、アパレルに携わりたい理由を掘り下げて考えておきましょう。
転職エージェントを利用するとスムーズ
アパレル販売の仕事に転職をしたいと考えるのであれば、転職エージェントを利用しましょう。
中でもアパレルに特化した転職エージェントがありますので活用するとより効果的です。
アパレル求人を中心に扱っているため、希望の条件に合った求人が見つけやすいというメリットがあります。
また、アパレルに特化した転職エージェントでは、キャリアコンサルタントやアドバイザーと呼ばれる人たちが、アパレル業界経験者であることも多く、服装や対応など参考になるアドバイスが多く受けられます。
実際に気になる店舗に一緒に行ってくれたり、応募書類の添削をしてくれたりと、転職活動の心強いサポーターとなるでしょう。
転職エージェントの利用は無料なのでぜひ活用してみてください。
最後に
アパレル販売の仕事に受からない理由と内定を勝ち取るためのコツをご紹介してきました。
一般企業への転職とは違う面が大きいアパレルですから、アパレルに特化した対応をしっかりと覚えておきましょう。