転職したいけれど、仕事に追われて転職活動にかける時間がないという悩みは本当によく聞かれます。

しかし、それではいつになっても転職をすることができず、今の会社に不満を抱えたまま職業人生を送ることになります。

しかし、転職活動を成功させている人たちは必ずしも時間に余裕があった人たちばかりではありません。

時間を捻出するための工夫や転職活動の方法そのものを見直すことで、効率の良い転職活動を行ってきているのです。

そこで今回は、忙しくて時間がない人のための転職ノウハウをご紹介していきます。

転職活動はどれぐらい時間がかかるもの？

転職活動には時間がかかりそうという漠然としてイメージを持っている人は、まずは具体的にどれぐらいの時間が必要なのかを明確にしておきましょう。

3ヶ月以内での内定を目指す短期決戦の場合は、1日1時間程度は書類作成や企業研究に時間をかける必要があり、1週間に1回程度の面接時間は確保したいと言われています。

ただし、面接は大体1～2時間程度で終わることが多いですし、面接が立て込んでくるのは転職活動も終盤ですから、何に時間がかかるのかは転職活動時期の中で変動があります。

「思い切って退職してから」には高いリスクがあると心得て

仕事が忙しくて転職活動ができない場合、「思い切って退職してから転職活動に専念しようかな。」という考えがよぎることがあります。

しかし、それはよほど差し迫って退職する必要がある場合のみです。

例えばパワハラを受けていて精神的に限界がきているとか、配偶者の都合で遠方に引っ越しする必要があるなどの場合です。

転職活動にかかる期間は2、3ヶ月で済むなら良い方で、半年、1年と内定がもらえないケースもあります。

失業手当の受給期間内に転職できない場合は完全に無収入になってしまいますし、精神的な不安も日に日に大きくなっていくものです。

よほどの理由がない限りは在籍中の転職を目指すのが良いでしょう。

求人を探す前に自己分析と方向性を定めること

転職活動と言うととりあえず求人検索に走る人がいますが、それは時間の無駄というものです。

忙しくて時間がない人の転職活動では、時間の無駄を省きとにかく効率よく活動していきましょう。

求人を探す前にまずやりたいのは、自己分析をし業界や職種など転職先の方向性を定めることです。

譲れない条件など、自分が転職先に求めることの優先順位もつけておきましょう。

膨大な量の求人の中から探すのではなく、的を絞って求人を探していく方がよほど効率的というものです。

忙しくても同時進行で応募していくこと

時間がない人は、面接が立て込んできたときに対応できなくなることを恐れて、1社ずつエントリーして不採用通知がでたら次の応募に取り組むという人がいます。

しかし、それでは転職活動時期が長引くだけですし、活動を間延びさせることで転職活動のコツもつかみにくくなります。

少なくとも3社程度は同時に応募していくようにすると良いでしょう。

同時進行で応募しておけば、面接の日程調整を行うことで、有休日に複数の面接を受けることも可能になります。

仕事が忙しいという場合は、今の会社で有休が取りにくいでしょうから、貴重な有休日を効率よく使うことができるというわけです。

プライベートは犠牲にする覚悟は必要

時間がなくて忙しいと言いながら、飲み会にはしっかり参加していたり、休日を1日中遊ぶことに利用していませんか？

基本的なことではありますが、本当に忙しくて時間がないのかは客観的に考えてみるべきです。

平日は仕事に追われているのだから、休日ぐらいはゆっくり休みたいという気持ちは分かります。

しかし現状を変えたいのであれば、転職活動中ぐらいは多少の犠牲も覚悟する気持ちが大切になります。

書類作成などは朝に行うことで効率アップ

履歴書や職務経歴書などの応募書類は集中力が必要ですし、1社分書き上げるのはなかなか大変な作業です。

仕事が終わって家に帰ってから脳も体も疲れた状態で取り組むのでは、余計に時間がかかってしまうことでしょう。

仕事や勉強などと同じように、生活スタイルを朝型に切り替えることで効率良く作業ができ、かかる時間を短縮できるということはあります。

平日は早めに就寝し、朝起きてすっきりとした状態で書類作成に取り組んでみてはいかがでしょうか？

隙間時間を有効活用しよう

平日も夜遅くまで仕事をし、休日返上で働いているという方は、隙間時間を有効活用して時間を捻出する方法を考えましょう。

例えば通勤の電車の中や病院の待ち時間などを利用して、スマートフォンで情報収集をすることは可能ですし、仕事の昼休みの時間で自分の業務内容を整理しておくことはできます。

細切れの時間でも構いませんので、「何となく」過ごしている時間を見直し、転職活動にあてることができないかを考えてみましょう。

転職活動に希望を見出すことも大切

忙しくて時間がないと言う人の中には、本当に時間がないのではなく、精神的・体力的な余力がないケースもあります。

本当は時間があるのだけれど、毎日クタクタになって仕事をしている中で転職活動をするモチベーションが保てないということです。

その場合は、転職活動を成功させて自分の希望に合った企業で働いている良いイメージを持ちましょう。

より良い未来への希望を見出すことで、精神的・体力的な疲れが気にならなくなることがあります。

転職活動をするのは、誰のためでもなく自分自身の将来のためであるはず。

そのための活動をしているのだと思えば、今の苦しい数か月はきっと乗り越えられます！

時間がない人こそ転職エージェントを利用すべき

忙しくて時間がない人こそ、転職エージェントというサービスを利用すべきです。

あらかじめ希望の条件やスキルなどを登録しておくことで、適切な求人を紹介してくれますし、面接の日程調整や給与交渉なども応募者に代わっておこなってくれます。

一人でやみくもに転職活動をするよりもずっと効率的で早めの転職が叶うでしょう。

しかも転職エージェントのサービスはすべて無料なので、経済面でも安心して転職活動を進められます。

最後に

いかがでしたか？今回は、忙しくて時間がない人の転職ノウハウをご紹介しました。

時間を捻出することと効率の良い転職活動方法を意識することで、忙しい人でも転職することは十分に可能です。

ぜひ参考にしてみてください。