日本では「終身雇用」との言葉があり、一昔前ではこの終身雇用がとの考え日本では根強く残っておりました。

今でこそ転職という言葉が一般的になってきましたが、転職を重ねことに対してまだまだネガティブなイメージを持つことが多いと思います。

転職はあくまでサッカーの移籍のようなものです。

それはどういうことでしょうか?

アメリカにおける転職の考え方

日本では就職活動を行う際によく聞くキーワードが「安定」したということをよく耳にします。これは終身雇用の考えが根付いているからだと思います。

それでは、アメリカではどのように考えられているのでしょうか?

アメリカでは就職をすることに関しては「自身に合った仕事を探すこと」を考えています。また、採用する企業側も長期的な勤務をすることを前提としていないことが多いです。

転職はサッカーの移籍のようなもの

近年日本人がスポーツで海外で活躍が連日報道されるようになりました。活躍が続くとメディアはこぞって

「○○選手にスペインの強豪のチームが興味か」

などの報道が行われます。

そして実際に活躍が認められて移籍を行う選手も多数出てきました。アメリカの転職に関する考え方はこの移籍に似ているかもしれません。

例えばサッカーで例えると

1.日本のクラブで活躍をする。日本代表に選ばれる。
  ↓
2.海外の中小クラブからオファーが来る。
  ↓
3.中小クラブで活躍をし強豪クラブからオファーが来る
  ↓
4.強豪クラブへ移籍する。

ざっくりとした例ですが、日本で活躍するにはもちろん最初にプロにならなければいけません。

そしてメキメキ成長し、実力をつけたら日本代表に選ばれます。これは表彰式などをイメージしていただけたらと思います。

そして海外のクラブからオファーが来るのですがいきなり強豪からオファーが来ることは滅多にありません。ほとんどがまずは中小クラブが多いです。

これが最初の転職活動になります。あとは移籍先で力を発揮すれば強豪クラブに移籍できる。ということになります。

能力があればいいわけではない

どのスポーツでもそうですが能力があるからと言って必ず活躍できるとは限りません。

クラブの方針・監督の戦術・チームメイトの能力・環境など様々な要素が絡んできます。全てがマッチすれば活躍が出来て強豪クラブや良い待遇、給与を勝ち取れます。

しかし、1つでも合わなければ試合に出場できず、自身の価値を下げ、待遇や給与を下げて他のチームや格下のクラブに移籍を行う必要がでてきます。

自分と合う会社を見つける

これはスポーツの世界に限らず転職に当てはめることが出来ます。

会社方針・上司の考え・同僚、部下の能力・福利厚生

全てが合うところで能力を発揮し、より良い給与や待遇を勝ち取るためにさらに転職を行う。

自身が評価されない企業だった場合はまた、転職活動を行う。

これが転職活動の正しい考え方だと思います。

これから転職を考えていく方へ

とはいえ日本ではこのような考え方が浸透していません。今後も浸透しないかもしれません。しかし、より良い環境を求めて転職活動を行うことは積極的に行うべきだと私は考えます。

そして積極的な転職を行うために今の環境で出来るだけ評価を高められるように
日々の業務を行い、一つでも多くアピールできるようなものを増やしていくことが大切です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

現在、転職のことを考えていて給料に不満、待遇が、上司が、様々なことで悩まれている方も多数いらっしゃると思います。

そんな皆様がより良い移籍(転職)が出来ることを願っております。