寝坊癖があっていつも始業時間ぎりぎりに出社する、昼間仕事中によく眠くなってしまうなど睡魔に異様に弱い人がいます。
もし転職を成功させて有意義な仕事に就き、ビジネスマンとして成功したいのであれば転職前にその習性を克服する必要があります。そこで今回は、寝坊癖や眠くなりやすさを克服した方が良い理由、克服方法などについてお話していきます。
目次
転職前に克服しておかないと取り返しのつかないことに
寝坊しがちな人や昼間に眠くなりやすいという人は、今のうちから対策を立てておかないと仕事上とんでもない失敗につながってしまうことがあります。具体的にどのような事態につながる可能性があるのか見ていきましょう。
面接に寝坊!?間違いなくアウトです
面接官は面接専門に仕事を行っているケースはわずかで、ほとんどの場合が他の業務と兼ねています。そのため、忙しい中面接の時間を調整してあるので面接に遅刻するのはご法度です。
それだけで心象が悪くなるのはもちろんのこと、寝坊してしまった場合は、大切な第一印象を左右する身だしなみに気を配る時間が取れません。
また、気持ちが慌てているために落ち着いた受け答えができず、自分の良さをアピールすることができないでしょう。
運転中に眠くなったら大事故に
トラックやバス、タクシー運転手などの他、営業で車を運転する可能性がある仕事への転職を希望する場合、普段から眠くなりがちな人は要注意です。
自分の命の他、他人の命や体を傷つけてしまう重大な事故に発展しかねません。「眠くなりやすい体質だから仕方ない」と軽く考えていると取り返しのつかないことになります。今のうちから克服できるように対策を練ってみることをお勧めします。
大切な書類に飲み物をこぼす
手元に飲み物を置きながら書類仕事をこなすということはビジネスではよくある場面です。そんなときに居眠りをしてしまって、手がマグカップに触れて書類に飲み物をこぼすなんて失敗もよく聞く話です。
中には顧客や職員がすでに記入してくれた大切な書類であることもあり、大目玉を食うなんてことになってしまいます。
上司や先輩からの評価が下がる
朝が弱くていつも出社は始業時刻直前、慌てて走ってぎりぎりセーフなんて行動は社会人としてあるまじきことです。上司や先輩は冷ややかな目でいつも見ています。
せっかく能力が高くて仕事ができる人材であっても、いつも遅刻ぎりぎりなようでは上司や先輩から評価が下がる可能性があると心得ましょう。
逆に、さほど器用ではないけれどいつも真面目で始業時間よりかなり前に出勤するなどの行動は、やる気や誠実さが感じられ高評価となることでしょう。
大切な勉強の機会を逃す
上司や先輩に勧められて参加したセミナーや勉強会などでも眠くなってしまうと、全く頭に入らないなどせっかくのスキルアップの機会を逃してしまうことになります。
また、一緒に参加した先輩などに呆れられてしまうなど評価が下がってしまうことも考えられます。
寝坊しがち、眠くなりやすい人がするべき対策
寝坊しがちだったり昼間眠くなりやすいという人は、持って生まれた体質だと諦めないで可能な限りの努力はする必要があります。努力してみると体質ではなく生活習慣が原因だったり寝坊癖が治る可能性が高いです。具体的にはどのような方法が考えられるでしょうか。
早く寝る
当たり前のことですがまずは何より有効な方法です。仕事がある前の日は夜更かししないで早く寝ることを心がけましょう。
良質な睡眠を取るために寝る前はスマートフォンなどを見ない、ストレッチなどで体を軽く動かす、ゆっくり湯船に浸かるなど工夫してみると良いです。
ここで一つ、遅刻しないためのポイントを。それは5分早く出ようと思ったら5分早く起きるように心がけるのではなく1時間以上早く起きることを心がけるということです。
たった5分早く起きても、自然と支度がゆっくりになったり余計な動作が入ったりして結局いつもより出社時間が遅くなってしまうということはよくあります。5分早く家を出たいなら、なら思い切ってかなり早く起きると成功しやすいと覚えておきましょう。
寝る前に食事やお酒を摂取しない
寝る直前に食事やお酒を摂取すると胃の消化活動中に眠ってしまい良質な睡眠を妨げることになります。本人はしっかり眠っているつもりでも実際はきちんと睡眠を取れていないことが朝に起きられない原因かもしれません。
低血圧は生活習慣の見直しで改善できる
朝起きられないことの理由に低血圧を挙げる人がいますが、そもそも低血圧自体、生活習慣が原因で起こっていることがあります。
規則正しい生活や適度に日光を浴びるなど丁寧な生活を行うことで低血圧そのものが改善されることもあります。
その眠気、病気かも
規則正しい生活を送り早く寝るのを心がけているにも関わらず、一向に朝起きれる気配がないという方は、病気の可能性があります。
自律神経失調症や肝臓の病気が原因で朝起きられないということもあるそうですから、一度受診されることをお勧めします。
会社に問題はない?ストレスに対する拒否反応かも
ストレス社会の現代ですから一向に改善されない眠気はストレスが原因であることも考えられます。
例えば極度な緊張からストレスを感じ、急に眠気が襲ってくる、ストレスから逃れたいために眠りたいと思うことなどが実際にあります。
何か会社で大きなストレスを抱えていないか、プライベートでもSNS疲れなどはないか、一度真剣に振り返ってみることも必要です。
ストレス要因が分かれば、根本的な問題を解決する、または転職してストレスから解放されることで寝坊や眠気を感じることが減るかもしれません。
職場で眠たくなったときの対処法とは
残業や急なトラブルなど、睡眠が取れなかった仕方のない理由によって仕事中に睡魔と戦うこともあるでしょう。そんなときの対処法をご紹介します。
手を洗う、冷やす
眠くなるときは手が温かくなっていると感じることが多いでしょう。そんなときは手を洗ったり冷やすなどの対策が効果的です。
ミンティアやフリスクなどの清涼タブレットをなめる
受験生時代に愛用したという方も多い清涼タブレット。口に入れながらマスクをする、口に入れながら飲み物を飲むなど更に清涼感を高める方法もあります。
作業順番を変えてみる
特にお昼ご飯を食べたあとの午後の仕事中に眠たくなってしまうという経験は多くの方がされていることでしょう。
仕事内容によって可能であれば、午前中に頭を使う仕事、午後は手や体を動かしたり、誰かに電話をする仕事など、眠気に合わせて作業順番を変えてみるということも眠気覚ましには効果的です。
この他、カフェインを摂取する、ストレッチで体を伸ばすなどの方法もあります。
最後に:眠気を克服して仕事のパフォーマンスを上げよう
いかがでしたか?今回は、寝坊癖や眠気が仕事に与える影響や対処方法などについてお伝えしてきました。
仕事で自身の能力を最大限に発揮するには眠気は大敵です。克服することで仕事で良いパフォーマンスを上げることができ、ひいてはより良い仕事への転職の成功につながることでしょう。是非参考にしてみてください。