転勤が多い仕事で疲れていませんか?

全国に支店があるような大企業では、転勤が多いのが当たり前という風習があります。

そういう会社は、転勤を重ねて色々な仕事を覚えていくことで、キャリアアップに繋がります。

しかし、転勤が多いということはデメリットが非常に多く、モチベーションの低下や、本当に大切なものを失いかねない危険性もあります。

転勤が嫌だと感じているのであれば、転職をするのも手ではないでしょうか?

そこで今回は、転勤が多いことによるデメリットと、転勤のない職場への転職方法についてご紹介していきます。

転勤が多いことによるデメリットとは

仕事が大変で辞めたいと感じている人は、その原因が転勤の多さにあるかもしれません。

では、転勤が多いことによってどのようなデメリットがあるのでしょうか。

頼れる人がほとんどいない

見知らぬ土地には知り合いや友達がほとんどおらず、いざというときに、頼れる人がいないという不安感があるのが転勤によるデメリットです。

転勤が多い場合には、数年で働く場所が変わるため、その土地での人間関係を築きにくく、仲良くなる前にまた別の土地へということも珍しくありません。

実際には他人を頼ることは、それほどないと思っている場合でも、近所に知り合いが誰もいないというのは、心もとないことです。

良い人間関係を築くことができてもまたリセットされてしまう

転勤先の職場やご近所の方と仲良くなり、良い人間関係を築くことができたとします。

しかし、またすぐに別の場所へ転勤になってしまうので、せっかく築いた人間関係が続かなくなってしまいます。

各地方へ知り合いが増えていくということは、メリットかもしれません。

しかし実際には仕事が忙しくてそこで仲良くなった人とまた会ったり、付き合いを継続させていくことは少ないようです。

家族や恋人の仕事の状況によっては一緒に暮らせない

日々大変な仕事をしたりストレスを受けていたとしても、家族や恋人の存在があれば、それが支えとなりモチベーションにつながるものです。

しかし、転勤が多い仕事の場合には、家族や恋人の状況によっては一緒に暮らすことができず、大切な人にすぐに会えないというストレスを抱えることになります。

これは、自分自身にとってもデメリットですが、家族や恋人にとっても大きなストレス要因になります。

お互いに忙しくてコミュニケーションが取れない時間が増えると、最悪の場合、離婚や別れに至ってしまうことがあります。

確かに転勤が多いということは大企業であったり、期待されているということもあり、給料自体も良いことが多いです。

だからと言って自分が本当に大切にしたい存在を失ってしまうようでは、一体何のために一生懸命働いているのか分からなくなってしまいます。

安息の場所がなく持ち家などの計画も立てられない

転勤が多いということは、住む場所が安定しないということなので、何となく地に足がついていないような感覚に陥ることがあります。

また、いつこの土地を離れるかもしれないというリスクから、持ち家やマンション購入などの計画がなかなか立てにくいというデメリットもあります。

実際には住むことができないのに住宅ローンを払い続けるというのは、仕事のモチベーションにも関わることなので避けたいというのが本音でしょう。

単身赴任になると家事も自分で行うから体調管理も大変

子供の学校の都合で、妻と子と別々に暮らす単身赴任という方法を取っている人もいるでしょう。

その場合には、これまで家事をしてくれた妻が近くにいないため、慣れない家事を一人でこなさなくてはならないというデメリットがあります。

20代などの若いうちであれば体力だけで乗り越えられることもありますが、30歳も過ぎると、健康管理には気を配らないと体調不良などの原因になります。

仕事で疲れて帰ってきて、家のことも自分でやらなくてはならないことに、デメリットを感じているという人も多いです。

転勤が多いことが苦痛ならば転職が必要

転勤が多く、生活が安定しないということは、仕事のモチベーションにも大きな影響を与えます。

家族や恋人など本当に大切にしたいものを失わないためにも、転勤のない職場への転職を考えてみてはいかがでしょうか。

落ち着いた環境で働くことで、自分自身の能力も思う存分発揮できるようになるかもしれません。

転勤のない職場を探す方法

転勤はデメリットも多いですから、できれば転勤のない職場に転職をしたいという方もいるでしょう。

ここでは、転勤のない職場を探す方法についてご紹介します。

職種を絞ることで転勤がないことが多い

大企業であっても、職種を絞ることによって転勤がないことが考えられます。

例えば総合職から一般職に変わるだけで転勤のリスクは格段に下がることがあります。

その場合には、給料も減りますが、転勤によるデメリットから考えると許容できる範囲であることも多いです。

また、会社によっては事務系は転勤がほとんどない、法務部なども基本的に本社だけなので、転勤がないなどの決まりや慣例があります。

転勤は嫌だけれど転職はちょっと思いとどまりたいという方は、まずは今の会社内で転勤のリスクを下げる方法を探ってみましょう。

支店がない会社であれば転勤がない

そもそも全国に支店がない会社を選べば転勤のリスクはありません。

大企業ではないと思うかもしれませんが、優良な中小企業は世の中に多くあります。

大企業ので出世争いとのプレッシャーに毎日追われるよりも、中小企業で自分の本当にやりたい仕事を、伸び伸びやるというのも良いのではないでしょうか。

世の中には、大企業よりも将来性があって人気もある中小企業もたくさんあります。

求人欄に載っていなければ転職エージェントに確認

気になる求人を見つけたけれど転勤の有無について記載がない場合には、転職エージェントを利用して確認すると良いでしょう。

担当のキャリアコンサルタントが希望の企業に転勤の有無を確認してくれるはずです。

また、事前に転勤がない仕事を希望する旨を伝えておくことで、紹介してくれる仕事は転勤がないものばかりになります。

ハローワークや求人誌などと比べても求人数が多いため、転勤がなくても条件の良い求人も見つかりやすいはずです。

転勤のない仕事で安定した生活を

今回は、転勤が多いことによるデメリットと、転勤のない仕事を探すための方法をご紹介しました。

働く場所が頻繁に変わるというのは、キャリアアップのためには必要かもしれませんが、生活が安定せず仕事を続ける上でのモチベーションに関わることです。

転勤がたくさんあって大変だという場合には、転職を考えてみてはいかがでしょうか。ぜひ参考にしてみてください。