東京都 男性 50歳 飲食業

私はこれまで何度か転職したことがあります。同業種からの転職が多いですが、全く異業種からの転職も一度だけ経験があります。

営業職から調理師という全くの異業種に転職をしました。私の転職の体験談をお話したいと思います。

異業種への転職

転職は前職の経験を活かせる仕事、つまり関連性のある仕事を選択するのが望ましいとのは事実です。

しかし、収入や職場環境の変化を求めて異業種への転職を決意する方もいると思います。私もその一人でした。

ゼロからのスタート

これまでのキャリアが生きないとは言いませんが、当然ですが時には全くのゼロからのスタートを強いられることもあります。

もちろんうまく行くかどうかは努力も必要ですし、自分で見込んだ通りに進んでいけるかどうかも分かりません。

少なくとも周囲には反対する声もちらほら聞こえてきたりしますし、既婚者ならば家族の反対もあるかもしれません。でもそれが望んで移った業界ならば前向きに進んで行ったほうがいいです。

私の場合は独身でしたので、異業種への転職がリスキーな判断かもしれなくても前向きに捉えて転職活動をしました。

私が転職を決めた理由

異業種に転職したのは40歳の時でした。その時は営業職から調理師の仕事への転職、やはり相当な勇気が必要でした。

長くいた業界でしたから慣れもあります。慣れというのは言い換えれば安心できる材料であり、年齢を考えるとそのままいるのが楽な選択だったのだと思います。

それでも転職を決めたのは「自分のやりたいことをやりたい」という気持ちが強かったからです。

営業職への疑問

その当時に感じていた営業職への能力の疑問がありました。私は営業職は向いていないかもしれないという思いが強かったです。

自分の気持ちをごまかしながら営業職を続けるのとは辞めて、もう一度初心を思い出して修行するつもりで新しい扉をたたく、私はその道を選びました。

人が転職をする理由

転職をした周囲の人間に聞くといろんな言い分が返ってきます。

それまでの仕事に行き詰まって仕事を変えたという人もいますし、もっとやりたいことを見つけたから転職したという人もいますね。前者にはリストラに近い内容も当然含まれてきます。

私はどちらにも該当するのかもしれません。

転職で明るい未来が開けるかもしれない

やりたいことを見つけて転職した人の方が気持ちの上ではポジティブだと思います。しかし、やむをえず転職するしか選択肢がなかった人でも、転職先で明るい未来が開ける人もいると思います。

もちろん行き詰まった時点ではネガティブな要素が強いでしょうが、それをバネにできる人ならその後の人生に対して大きな転機になる可能性は十分あるはずです。

それは本人の努力だったり、人との巡り合わせだったり、正直なところ何がどう影響してくるかはそれこそ神のみぞ知るということかもしれません。

少なくとも私には営業職よりも職人の方に適性があるのではと思ったので、調理の仕事への転職をしました。

転職をしてみて

転職をしてみて、現時点では想像したよりは苦戦していると思っています。

転職した当初は1年後の自分の状況、3年後さらに5年後とある程度予測してみたものです。しかしその設定とはズレが生じています。

若い頃との物覚えの違いや体力面の衰えが原因なのでしょう。

それでもせっかく勇気を振り絞っての転職をしたからには、この仕事を極めるつもりで頑張っていきたいと思っています。