埼玉県在住 29歳女性 Yさん

埼玉県内の救急部に所属していました。これから看護師の仕事についてお話ししたいと思います。

看護師として働いていてよかったこと

患者様と関われることが一番良かったことだと思います。救急部ですので、あまり長く入院する患者様はいらっしゃいませんが、緊急で運ばれてきた時は、患者様は一番辛い状態です。

そこから入院となるわけですが、一番辛い状態からどんどん回復していく状態をみることができるのは、看護師にとってとても嬉しい事です。自分達の処置やケアが患者様に与える影響を目の当たりにできます。

感謝の気持ちを述べてくださる患者様もいます。褒めてもらうために看護師という仕事をしているわけではありませんが、やはりやりがいというものは、人の言葉で作られていくものだと思います。

入院期間が短くても、何回も顔を合わせて、名前を覚えてもらえるということは看護師の特権だと思います。その分、責任も重大ですが、長期にわたって同じ人と関わる仕事ができるというのは、看護師ならではだと思います。

看護師として働いていて困ったこと

救急部という特殊な環境で働いていたため、入院患者様は様々な疾患や年齢の方がいます。

中でも、高齢者の夜間の不穏には、頭を悩ませることが多々ありました。私たちが安全管理の判断を間違えることで、患者様の身に危険を及ぼしてしまうという経験をすることが多かったからです。

日中は普通のしっかりしたご老人であっても、夜間になると家族が驚く程、豹変してしまう高齢者は本当に多くいます。むしろ、ほとんどの高齢者が不穏になると思って観察していなければいけない程です。

始めはそんな現実に驚き、戸惑いました。しかし、その状況を受け入れないでいることで、高齢の患者様がベッドから転落してしまったり、転倒してしまったり、点滴を抜いてしまったりと様々な失敗を繰り返しました。

すべての人を疑ってみるということに抵抗はありましたが、それも看護師の仕事であり、患者様の安全を守ることにつながると経験したため、状況を受け入れることができるようになりました。

看護師のやりがい

患者様は医師へ質問するということを躊躇する方が多いです。そのため、看護師は患者様の心にも寄り添うことが求められていると思います。

一番身近な存在だからこそ、気軽に聞けるような関係づくりを心掛けるべきです。そして、実際に患者様が何か不安なことや説明不足な点を聞いてきてくれ、それを解決することができた時に、看護師としてのやりがいを感じることができます。

看護師だからできることを考えながら仕事することで、やりがいが見出されていくのだと思います。

まとめ

看護師の仕事は、本当に幅広く、これで完璧という限度がありません。患者様によって、必要な看護が違うように、自分の気持ちややる気次第で仕事の幅は広がっていきます。常に向上心をもって、よい看護を提供できるように心掛けていきたいものです。