ファーストフード店で正社員として働くのはアルバイトにはない大変さやデメリットがあります。
ファーストフード店の仕事が辛いなら転職も必要です。
今回は、その仕事の大変さや転職先、転職方法についてご紹介していきます。
目次
ファーストフード店で正社員として働くことのデメリットとは
楽しそうなアルバイトと聞くとファーストフード店を思い浮かべるかもしれませんが、正社員として働くことにはデメリットも多い仕事です。
どんなデメリットがあるのかご紹介していきます。
店舗の問題は店舗で解決させるように丸投げされる
飲食店では従業員同士の人間関係やトラブルが発生しがちですが、特にチェーンで店舗数の多いファーストフード店では、店舗の問題は店舗で解決させるように本部やマネージャーから丸投げされることが多いです。
正社員として店舗の問題を解決しようと思っても、従業員のほとんどがアルバイトやパートのため、相談相手が店長や副店長だけになってしまうなども珍しくなく、孤独感を持ったり対応に限界を感じることもあります。
一般企業であれば上司やリーダーの他、その上の上司や同僚など様々な相談相手を見つけることができますが、ファーストフード店の正社員は、助けてくれる人が少ないということがデメリットになります。
学生アルバイトも多いため急な休みが発生する
ファーストフード店では店舗に正社員は数人しかおらず、アルバイトやパートという働き方を選んでいる人が多くなります。
主婦などのパートの人であれば社会人経験があるため責任感を持って取り組んでくれることが多いですが、特に学生のアルバイトには責任感がやはり欠如しているケースがあります。
急に休みを申請してきたり、ひどい場合は無断欠勤などもあります。
そのたびに主婦のパートにシフト変更を依頼したり、正社員が休みの場合には休日返上で出勤したりと調整面での大変さや、自身の労働時間が長くなってしまうことになります。
アルバイトの教育が大変
アルバイトの場合は夏休みを利用して短期的に働いたり、学業との都合で頻繁に入れ替わりがあったりしますから、そのたびに従業員教育を行う必要があります。
バイトリーダーに任せることもありますが、正社員が教育を担当することも当然あります。
もの覚えが早く素直に仕事に取り組んでくれるアルバイトであれば良いのですが、全員がそういう人材ではなく、学生の場合には言葉遣いから教える必要もあったりと、教育を行うのが大変なようです。
休み中でもトラブル対応などがあると呼び出しがある
正社員になると、休みの場合でもトラブル対応などで連絡を受けることがあるため携帯電話が手放せないということも多いです。
クレームなどにはアルバイトではなく正社員が対応することもありますから、休み中も気が休まらないことがあります。
立ち仕事でハードだが給料は高くない
正社員であってもアルバイトやパートと通常業務は重なる部分が多いため、基本的には立ち仕事になります。
特に夏休みなどの繁忙期にはひっきりなしに客が訪れ、休む暇もなく1日働いたあとは足が棒のようになることも珍しくありません。
足腰にも負担がかかりますから、年齢が上がるにつれて辛くなるということはあります。
まさに汗水たらして働く仕事の割に正社員の給料はさほど高くありません。
店長などの役職が付かなければ、年収300万円に満たないこともあります。
店長になると残業代がつかないこともある
店長の残業代未払いについては裁判になったファーストフード店もありますから、以前に比べると大分改善されました。
しかし、まだまだ労働環境が整わないファーストフード店も多く、店長という役職がついたことで一般社員時代より労働時間が増えて給料的にも大きなメリットが得られないということはよくあります。
また、店長自ら店舗に立つことも多く、売り上げや在庫管理、シフトの作成などの店長業務は営業時間が終わった深夜になってしまうこともあります。
売り上げが上がるなどうまく成果を出せばエリアマネージャーなどになることも可能ですが、立地などに恵まれず売り上げをなかなか伸ばせないこともあり簡単ではないようです。
ファーストフード店で正社員で働くことが辛いなら転職も必要
ファーストフード店で正社員として働くことにはデメリットも多いですから、仕事が辛いと感じているなら転職を考えましょう。
体力的にきつい仕事なので将来的にも長く続けることは難しいかもしれません。
ここでは、転職先や転職活動の方法について見ていきます。
接客スキルはどこにいっても活かせる
ファーストフード店からの転職を考えるには、まずはやはり接客業への転職でしょう。
同じ接客業であっても、正社員が多い接客業もありますし、ファーストフード店に比べて時間が規則的に働ける場所も多くあります。
ファーストフード店は明るく感じの良い接客をしている人も多いです。
接客の大切さを理解し、よりよい接客を目指してきたという方はその接客スキルは自信を持ってアピールすべきです。
ファーストフード店以外の接客業においても十分活かすことができます。
チームワークの大切さを理解していることのアピールを
正社員としてアルバイトやパートなどの人材を上手に使い、調整役なども行ってきたのであればチームワークの大切さは理解できているはずです。
一般企業でも、会社の業績アップに向かって周囲と協力体制を築きながら働くことができる人を求めています。
チームワークの大切さを理解してその調整役を行ってきた実績は、面接での大きなアピールポイントになります。
どのような事案にチームで取り組んだのか、チームをまとめるためにどんな工夫をしてきたのかなど、具体的エピソードを交えて伝えるようにしましょう。
立ち仕事が辛いなら事務系がおすすめ
ファーストフード店で正社員として働いてきたのであれば接客スキルを活かした仕事に就くのがおすすめですが、立ち仕事が辛いなどの理由であれば事務系への転職はおすすめです。
座りながらできて体力的な負担は減りますし、未経験でも応募している企業も多くあります。
また、事務系では特殊な能力よりも感じの良さやコミュニケーションスキルなどが求められることが多いため、ファーストフード店で得たそれらの能力を活かすことも可能です。
転職エージェントを利用するとスムーズ
転職活動の方法としては、ハローワークや求人誌などがありますが、おすすめなのは転職エージェントを利用することです。
他の転職活動に比べても求人件数が多く、希望の条件に合う求人が見つけやすいからです。
また、転職支援のプロですから、転職に関する様々なアドバイスや支援を受けることができます。
転職エージェントの利用は無料でできますから、ぜひ活用してみてください。
最後に
いかがでしたか?今回は、ファーストフード店で正社員として働くことの大変さと、転職先や方法についてご紹介しました。
ファーストフード店の仕事が辛いと考えているのであれば転職も視野に入れて動き出すべきです。
ぜひ参考にしてみてください。