転職活動の中で誰もが不安に感じるのが面接です。

とくに元々あがり症の方は、面接の途中で頭が真っ白になってしまい、うまく自己アピールができないことがよくあります。

その結果、何社受けても内定に至らず、そんな自分を責めてしまうということもあるでしょう。

しかし、面接で頭が真っ白になりがちな人でも、必要なことを覚えておくことで驚くほど緊張せず、自分の力を発揮できるということがあります。

そこで今回は、面接で頭が真っ白にならないために覚えておきたいことをご紹介していきます。

面接では緊張するのは当たり前。面接官もよく理解している


元々緊張しがちの人は、「なぜ皆緊張しないのだろう。」「緊張しない人がうらやましい。」と感じることがあります。

そう感じると自分自身にコンプレックスを抱えてしまったり、自分に自信がなくなって精神的に落ち込んでしまうということがあります。

しかし、面接で緊張するのは当たり前のことで、ほとんどの人が緊張します。

あなただけが感じていることではない、当たり前に起きることなのだということを忘れないでください。面接官もそれはよく理解しています。

面接は緊張しないことを競う場ではないのですから、緊張したからといって面接官に怒られるわけでも、それで不採用になるわけでもないと思っておきましょう。

頭で考えた回答でなければ用意しておいても忘れる

面接で必ず聞かれるような質問に対して答えを準備しておくことは必要なことですが、用意周到にしすぎることで、想定外の質問がきたときに「こんなはずではない。」と頭が真っ白になってしまうことがあります。

そのときに、用意しておいた回答がしっかりと自分の頭で考えたものであれば、その場で考えて答えることもできます。

しかし、ネットの情報や本などを見て組み合わせて暗記しただけの回答では、頭が真っ白になった状態で思い出すことはできません。

答えを準備しておくときも、しっかりと自分の頭で考え抜いたものを用意しておくようにしましょう。

先にあがり症だと伝えておくのも手


面接の形態や面接官の切り出し方にもよりますが、先にあがり症だと伝えておくことで、急に頭が真っ白にならない一定の効果があります。

笑顔で「あがり症ですが精一杯お伝えしますので本日はよろしくお願いします。」などと先に伝えておくことで、自分の安心感につながります。

面接官にも、緊張しているけど頑張っていてやる気があるということが伝わりやすくなり、口下手であっても熱意を評価してもらえることがあります。

また、面接官にとっても緊張をほぐしてもらって、素の応募者を見たいという意図があります。

実際に働くようになったときにどんな人柄なのか、仕事に対してどんな思いを持っているのかなど、本音を聞きたいのです。

緊張しないような趣味などの質問から始めてくれたり、リラックスできるような雰囲気を心がけてくれることもあります。

だめだったとしてもいい、それぐらい肩の力を抜いておこう

面接で頭が真っ白になってしまうのは極度の緊張状態にある場合に起こります。

なぜ緊張するのかというと、面接で良いことを言わないといけない、失敗してはならないという強い気持ちがあるからです。

面接で失敗し、転職がうまくいかなかったとしてもまた次があります。

よく言われることかもしれませんが、落ちても死ぬことはありません。

だめで元々、それぐらいの気持ちで臨んだ方が肩の力が抜けて普段通りの力を発揮することができるでしょう。

また、取り繕った面接で合格できたとしても、実際に転職先でうまくいくかどうかは別問題です。

面接はあくまでも面接、もっと気楽に考えてみることも必要です。

ゆっくりと話すことを心がけよう


面接ではゆっくりと丁寧に話すことを心がけましょう。

人は緊張すればするほど早口になってしまいますが、緊張状態では頭の回転が普段より鈍くなり、早口で話すと自分が何を言っているのか分からなくなってしまいます。

ゆっくり話すことで、話しながら考えるということができます。

また、早口すぎて相手が聞き取れないと、「もう一度言ってもらえますか？」などのように聞き返されることがあります。

自分のペースで話していたつもりなのに聞き返されたら最後、頭が真っ白になってしまうという人も多いです。

ゆっくり話すことで相手にも伝わりやすく、自分も考える余裕ができるのです。

笑顔があれば乗り切れることも

質問された内容が想定外であると、頭が真っ白になり質問の内容すら忘れてしまうようなことがあります。

その時にはまずは声を出すことが大切です。

「すいません、緊張して頭が真っ白になってしまいました。もう一度質問をお願いできますか？」と笑顔でお願いしましょう。

ほとんどの面接官はもう一度質問を言ってくれるはずですし、声を出して聞き返すことで落ち着きを取り戻し、質問に対する答えを考えることができます。

そのときに、ヘラヘラしているようにとらえられないように、困り笑顔ぐらいがポイントです。

感じの良さが伝われば緊張など問題ではありません。

全く緊張もせず、決まり切った答えを流暢にペラペラと話す機械のような人より、よっぽど人間味があって「この人となら一緒に働きたい。」と思ってもらえるはずです。

転職エージェントに登録してフォローを受ける

面接で緊張しやすく、すぐに頭が真っ白になってしまうという方は転職活動がなかなかうまくいかないことが多くなります。

なぜなら本人の魅力や強みがしっかりと企業に伝わらないため、どんなに能力が高い人であっても内定に至らないからです。

頭が真っ白になりやすいという方は一人で転職活動をするのではなく、転職エージェントを利用しましょう。

転職エージェントは転職支援のプロで、面接時の対応方法や緊張しないためのコツなど様々な役に立つアドバイスをしてくれます。

また、面接での失敗を次に活かすためにはどうしたら良いか、一緒に考えてくれますので精神的にも心強いです。

転職活動ではなかなか内定をもらえないと落ち込んでしまったり、精神的に追いつめられることがありますが、転職エージェントのフォローによって前向きに活動を続けることができます。

転職エージェントは無料で利用できますのでぜひ活用してみてください。

しっかり対策することで面接を乗り切ろう

いかがでしたか？今回は、面接で頭が真っ白になってしまう人が覚えておきたいことをご紹介しました。

せっかく転職先で活かせるスキルや能力があるのに、たった一度の面接でそれをアピールできないのは非常に勿体ないことです。

今回ご紹介した内容を転職活動にお役立てください。