転職活動を行う際に、現在の仕事をやめて転職活動をするか、それとも仕事を続けながらこっそり行うか、悩む人は多いと思います。
どちらにもメリットとデメリットが存在します。
自身の状況を踏まえて判断をするしかないですが、その判断をする時に参考になればと思い、そのメリット・デメリットについて調べてまとめてみました。
目次
仕事を辞めて転職活動を行うメリット
転職活動に専念できる
やはり、転職活動に専念できることは重要です。転職活動は意外とすることが多いです。希望の転職先を見つけること、履歴書を書くこと、面接を受けること・・・。
特に忙しい仕事をしている方は転職活動との両立のはかなり難しく、精神的にも参ってきてしまいます。
労働時間が長くて体を壊しそうだということが転職の理由の第一である場合、いっそ仕事を辞めてしまって転職活動に専念するほうがいいと思います。
体を壊してうつ病にでもなってしまったら転職どころではないからです。
仕事を辞めて転職活動を行うときのデメリット
収入が途切れるためお金が心配
仕事を辞めると収入が全く断たれてしまうので金銭的な問題が必ず起こってきます。
アルバイトをして食いつなぐ、という人もいるかと思います。そこで気になるのが失業手当はいつからいくらくらいもらえるのかということですよね。
失業手当はすぐにもらえない
失業手当は「基本手当」と呼び、ハローワークで受けることができる給付です。一般的には退職後数日して会社から「離職票」というものが送られてきますので、これを持ってハローワークで「求職の申し込み」という手続きを行います。
その後28日ごとに失業の認定を行い、給付が決定されます。しかし、自己都合退職の場合は3ヶ月間の給付制限期間があり、この期間は給付が行われません。
ですので、少なくともこの3ヶ月間(手続きにかかる期間をプラスして都合4ヶ月弱)は貯金やアルバイトで食いつなぐ必要があるのです。
また、退職すると国民年金や健康保険といった社会保険料と税金は自分で支払う必要が生じてきますので、その辺りの費用を加味して退職後のプランを検討したほうがいいでしょう。
給付制限期間が終わり基本手当の支給となった場合、いくらもらえるのかというのは、失業前の給料がいくらだったかによって変わってきます。
ざっくり言うと、6ヶ月間の給料の平均額を日割りで計算した額を基礎に、何日分という単位で支給されていきます。
インターネットで検索すると今の給料から大体の日額(基本手当日額といいます)が計算できるようになっていますので、調べてみるといいでしょう。
また、給付を受けることができる期間については在職年数と年齢、退職理由で変わってきますのであらかじめ調べてみるとよいでしょう。
在職中の転職活動のメリット
収入の安定
在職中の転職のメリットといえば生活が保証されていることでしょう。
仕事をしないと収入がありませんから、貯金もなく自転車操業で日々を送っている人は在職中の転職活動を行うしかない人もいるかと思います。
在職中だと履歴書が通りやすいといわれることもありますが、これは定かではありません。
在職中の転職活動のデメリット
転職活動の時間がない
在職中の転職活動はかなり厳しい戦いとなります。履歴書を書く時間を確保するのはもちろんですが、面接を受けに行く際に会社を休む必要がどうしても生じてくるからです。
在職中に転職を考えている時にオススメなのは、転職エージェントを使って土日面接OKのところのみ狙い撃ちしてもらうといった手段を使うことです。
転職サイトの膨大な求人の中から自力で探し出すのは大変です。
いずれにしても、受けるところは絞らざるを得なくなるので、転職活動が滞りがちになるということは十分起こりうることだと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
転職活動は大変なことも多いと思います。みなさんが転職活動に成功することを祈っています。