転職面接で必ず聞かれる前職の退職理由は、応募者の仕事に対してのスタンスやストレス耐性を確認するためにも必ず聞かれる質問になります。
ここで地雷を踏んでしまうと、いくら能力やスキルレベルが高い人でもかなりのマイナスポイントになってしまいます。
そんな地雷ともなる「言ってはいけない」退職理由をまとめてご紹介しますので、これまでの転職活動の中でつい言ってしまっていないかを確認してください。
目次
1.残業が多い、休日出勤が大変
残業が多く休日出勤もあって激務というのは、仕事を辞めたい理由としては全うな理由です。
体があっての仕事ですから、退職理由としては決して間違っているわけではないのです。
ただし、残業や休日出勤はどの会社でもあり得るというもので、どれぐらい多かったら大変なのかは人によっても差があります。
そのためこれらの理由を退職理由として挙げると「残業や休日出勤ができない人なのかな?」という風に思われてしまいます。
残業の多さや休日出勤は企業によって差がありますが、基本的には「仕事が大変なときは残業も休日出勤も拒まずやってくれる人」を企業は求めています。
実際にあるかないかは別にして、元々制限がある人は敬遠される傾向にあると覚えておきましょう。
2.給与・待遇への不満
基本給が少ない、残業手当がでないなどの直接的な不満以外にも、生活が厳しい、やっていけなくなったなども給与への不満と思われることなので、退職理由としては控えた方が良いでしょう。
仕事をする上で大切な要素でもある給与ですが、相手企業に取ってみれば「やるべき仕事をやってくれさえすれば適切な給与は支払う」ということを前提としています。
給与に不満があって辞めたという人は、仕事内容よりも給与を基準として働くということを考えていると思われるでしょう。
気持ちは分かりますが、そういう人が企業側にとって果たして魅力的かと考えると、やはり特別な魅力が感じられません。
給与はあくまでも仕事で成果を挙げた後の報酬という側面があり、仕事の良し悪しを決める第一要素ではないという視点で見ている企業がほとんどなのです。
3.前職の人間関係を推測させるようなこと
人間関係は仕事を辞めたい理由の常に上位に挙がるほど、よくある退職理由です。
しかしそれは、どこに行ってもあり得る辞めたい理由と言えるものです。
「うちでも人間関係で辞めてしまうのではないか?」「周囲とコミュニケーションを取るのが苦手な人では?」と思われてしまうことになるでしょう。
パワハラやイジメなど、本人に非がない同情すべきケースであっても同じです。
企業にとってみれば目の前で行われているパワハラやイジメではない以上、単に「本人がそう申告しているだけ」に過ぎず、真実かどうかは分からないのです。
それに、パワハラやイジメは受け取り方に差があり、ある人にとっては耐え難いことでも、ある人にとってみればパワハラやイジメにすら該当しないということもあります。
これを企業側に分かってもらうのは難しいので、退職理由として述べるには不適切です。
4.自身の体調不良
前職を体調不良により辞めたという理由については、これを言ってはいけないということではなく、これだけでは足りないという点が重要です。
社員の体調を把握しておくことは、社員を守るためにも大切なことなので企業としても体調不良を隠されるのは困ります。
ただ、現時点で仕事に支障がない程度に体調が回復しているということは必ず伝えなくてはなりません。
企業が社員を雇うのは当然仕事に貢献してもらいたいからで、体調が悪くて全く働けないという人を雇う余裕はありません。
体調不良で前職を辞めたという人は、今は完治していて問題がないということを付け加えるようにしましょう。
5.家族の介護が原因
近年社会問題にもなっている家族の介護で退職するという人は決して珍しくはありません。
しかし、雇う側にしてみれば、退職するまでして必要だった介護は今はどうなっているのかということが非常に気になる点になります。
経済的に苦しいから職探しをしていたとしても、同じような状況のままでは到底正社員として働くことは難しいでしょう。
遠方に住んでいた兄弟が地元に帰ってきて協力を得られるようになったとか、順番待ちだった介護施設に入れられるようになったとか、現状は仕事を問題なく続けられる環境になったということを忘れずに伝えるようにしましょう。
6.配偶者の転勤についてきた
配偶者の転勤に伴って退職し、転勤先で職探しをするという場合は今後の転勤の有無について企業側が気にします。
そんなこと分からないと思うかもしれませんが、曖昧に伝えると企業側の不安要素になるでしょう。
「転勤は一度だと聞いていますので今後はこの地で夫婦そろって働き続けることになります。」「転勤辞令があれば単身赴任をするつもりです。」などのように、再度の転勤で辞めない人であると思ってもらう必要があるでしょう。
7.契約社員や派遣社員の場合は身分への不満
前職が契約社員や派遣社員だった場合、雇用の不安定さや待遇面で正社員より劣っていたなど、その「身分」が転職活動の理由となったということはあるでしょう。
しかし企業側にとってみれば「そんなことぐらい分かっていたはずなのに。」と計画性のなさを気にしますし「正社員としてどこにも雇ってもらえなかったのでは?」と不安にも思います。
身分に対しての不満ではなく、「契約や派遣で身につけたスキルを活かしたいと思った」「もっと幅広い仕事に携わりたいと感じた」など業務内容に関することを退職理由として述べるようにしましょう。
8.曖昧でよく分からない退職理由
退職理由としてネガティブなことを言わない方が良いとよく言われますから、本来の退職理由を隠すために曖昧にごまかしてしまうという人がいます。
「やりがいのある仕事をしたかった。」なども漠然とし過ぎていてよく分かりませんし、「特に不満はなかったのですが年齢的にそろそろと思って…。」というのも納得できる退職理由ではありません。
ネガティブな退職理由を言わないというのは、曖昧にごまかすということではなく、ポジティブなものに変換してはっきりと納得できるものとして述べるということです。
客観的に見て突っ込まれそうな退職理由かどうかを考えておくようにしましょう。
退職理由の設定は転職エージェントに相談しよう
本当はネガティブな理由で辞めたけれど、どのように面接で伝えればいいのかわからないという人も多く退職理由の設定は転職活動の中でもつまづきやすいポイントです。
自己分析やキャリアの棚卸など事前準備の中で、前向きな退職理由は見えてくるものですが、自分一人ではどうしてもわからないという人もいるでしょう。
その場合は、転職支援のプロである転職エージェントに相談しましょう。
カウンセリングを通じて、なぜ職場を変えたいと感じたのか、前向きな理由を一緒に探し出してくれます。
最後に
いかがでしたか?今回は、転職面接で言ってはいけない8つの退職理由をご紹介しました。
退職理由は必ず聞かれる質問ですから、ぶっつけ本番ではなく事前準備ができるというメリットがあります。
どんな言い方をすれば納得してもらえるのか、しっかり考えておくことをおすすめします。
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