面接当日は不安や緊張でいっぱいになります。
普段の仕事であれば持ち物をさほど気にしないという人でも、「面接当日に何を持って行けば良いの?」と急に不安に思うことがあります。
そこで今回は、転職面接当日に持って行くと便利なもの、持って行って良かったと感じたものをご紹介していきます。
目次
転職面接当日に持って行くべきもの
まずは転職面接当日に持っていくべきものについてお話していきます。
当然ですが、事前に企業側から指定されたものは必ず持っていきます。
指定されているのに忘れているようでは選考結果に影響を及ぼさないとも限りません。
他には、特に指定されていなくても筆記用具は持ってきて当然と思う面接官がほとんどなので、持っていくようにしましょう。
面接は第一印象が大切なので、身だしなみを整えるためのティッシュやメイク直し道具などもあると良いでしょう。
応募書類のコピーや企業研究結果は直前確認に良い
応募時に書類を送付する前にコピーを取っているはずですが、そのコピーがあって良かったと感じるケースがあります。
面接では面接官の目を見て話すためほとんど見ることはありませんが、面接直前の待合室や移動中などふと「あれ?何を書いたっけ?」と緊張のあまり自分が書いた内容を忘れてしまって慌てることがあります。
その場合にコピーがあれば面接直前まで確認をすることができますし、目を通しているだけでも落ち着きを取り戻すことがあります。
応募書類のコピーだけでなく、企業研究で調べたことを書いた手帳などもあれば事前に復習することができます。
ぜひ持っていくようにしましょう。
ノートにメモを取ったのが採用の決め手になった
ある企業の人事担当者と話をした際「面接中に企業概要を説明しているときに、一人の応募者だけメモを取っていて好印象だったためその人に内定を出した。」という話を聞いたことがあります。
もちろん、それ以外にも採用したいと感じる要素があったのでしょうが、その応募者はメモをきっかけにして倍率の高い事務職の内定を勝ち取りました。
面接は企業によっていきなり面接官の質問が始まるパターンと、企業概要などの説明から入ることがあります。
特に相手が説明しているときは、例え企業研究で知っている内容だったとしても、熱心に聞くという姿勢が大切です。
その応募者はメモを取る姿勢が熱意として評価されたわけですから、ノートを持っていったことが功を奏したということになります。
スケジュール帳はその場で予定確認ができる
手帳を持ち歩く習慣がある人であれば良いのですが、スマートフォンなどでスケジュール管理をしているという人は、手帳タイプのスケジュール帳を持参すると良いです。
面接直後にいきなり選考結果がでるということはほぼありませんが、「もし採用になった場合は〇〇日頃の次回面接を予定していますが大丈夫ですか?」などと聞かれることはあります。
同時応募している企業があって面接が入っている場合などはその場で伝えることもできますので、スケジュール帳があると便利です。
面接官が見ている前でスマートフォンを広げるわけにはいきませんから、手帳タイプのもので確認するようにしましょう。
方向音痴な人は方角を示してくれるアプリや方位磁石
応募先の企業に到着する前の段階ですが、企業の場所が分からず道に迷ってしまうという人がいます。
できれば事前に確認しておくと良いのですが、時間的な都合上ぶっつけ本番になるという人もいるでしょう。
特に小さな事務所やクリニックなどは住宅街にあって迷いやすいので、普段から方向感覚に自信がないという人は気を付けたいところです。
迷った場合は企業に連絡すれば道を教えてくれるため慌てる必要はありませんが、地域によっては電話口に出た人が「東西南北」で方向を示してくれることがあります。
例えば「その建物を東方面に曲がって…」などの言い方です。
「ビルを後ろにして左」などと言ってくれれば誰にでも分かるのですが、中には外で東西南北を判断するのが苦手という人もいます。
その場合にあると便利なのが方角を示してくれるスマートフォンのアプリです。
電話で「東西南北が分かりません。」というのはさすがに言いにくいでしょうから、言われた方向をメモにしておき、ゆっくりと方角アプリを使って目的地に向かうと良いでしょう。
方位磁石があれば同じなので、スマートフォンがないという人は方位磁石で代用しても良いでしょう。
雨の日のビニール袋
面接日の天候は選べませんから、面接当日が悪天候であることもあります。
その場合はタオルの他にビニール袋もあると良いでしょう。
濡れたタオルやストッキング、企業側から渡された大事な書類などを水滴から守るために役に立ちます。
また、面接場所によっては来客用の傘立てがない、傘を会場内に持ち込まなければならない場合もあります。
そのためにも折り畳み傘は便利なのですが、濡れた折り畳み傘は専用の袋に入れても水滴が滴りやすく鞄の中が濡れてしまうこともあります。
その場合にもビニール袋があると折り畳み傘を入れることができて便利です。
ビニール袋は小さく折りたためるので、悪天候が予想される場合は何枚か持っていくと安心です。
エチケットブラシは男女共にあると良い
少し早めに面接会場に到着したら、お手洗いなどで身だしなみのチェックをするのが基本です。
特にスーツは埃がつきやすく、移動中に誰かのニットやマフラーの毛が付着してしまうということなどもあるので、エチケットブラシがあると便利です。
手ではたいてもなかなか取れない埃などもさっとなでるだけで綺麗に整えてくれます。
大きいものではないので、鞄の中に忍ばせておくと良いでしょう。
女性は生理ナプキンや痛み止めの薬など
転職活動中はストレスが溜まりやすいですから、生理周期が乱れるという女性もいます。
その場合、面接会場に向かう途中に生理がきてしまったり、身だしなみチェックのために立ち寄ったお手洗いで気付くということもあります。
そんなときに慌てないためにも、生理ナプキンや痛み止めの薬などは一つあると良いでしょう。
特に普段生理が重いなどで憂鬱になりやすい人は、面接中に気になってしまって集中できないということもあります。
生理予定がない場合でも、気持ち的に安心できるという点で持っておくと良いでしょう。
事前に不安に感じたら転職エージェントに聞いてみよう
面接当日の持ち物については、応募先企業から指定されたものの他、業界によってはこれがあると便利というものもあります。
事前に不安に感じた場合は、「持ち物なんて小さなことを聞いてもいいのか?」と思わずに転職エージェントに聞いてみましょう。
小さな不安も解消しておくことで、当日に自分の力をしっかりと発揮できることにつながります。