在籍しながらの転職活動で時間がない、失業中だから早く内定をもらいたいなど、転職活動においては「時間が欲しい!」と思うときが何度もあります。
そこで大切になってくるのが時間コントロール術。
時間を効率よく使うことで、限られた時間でも希望の転職が叶います。
今回は、時間を効率よく使うために、転職活動の全体像把握と時間管理のポイントを紹介します。
目次
全体像の確認からスタート
まずは全体像を確認しましょう。
転職活動を効率よく行うためには、大まかには、ゴール(内定時期)の設定、転職活動全体の流れを把握、具体的なステップに移っていくという順番で行います。
大切なのは先にゴールを決めること。
いきなり求人を探し始めたり応募書類をその都度書いていくのではなく、活動全体を一つの行動として定めておきます。
ゴール(内定時期)の設定
いつもらえるのか分からない内定の時期を、あらかじめ決めておくなんて無理だと思うかもしれませんね。
しかし、ゴールを設定しなければそれに向けて何をどのぐらいするか決めることができません。
何となく転職活動を進めていてもズルズルと長引くだけですから、ぜひ目標時期を設定しましょう。
いつまでの転職を目指すのかは人それぞれですが、早めに決めたい場合は活動開始から転職まで3ヶ月以内が目安。
じっくり決めたいという方でも半年以内には目標時期を設定しておきましょう。
あまり先にしても転職へのモチベーション自体を保つことが難しくなります。
転職活動の流れを把握
ゴールが決まったら、それまでの間どんな流れで行っていくのかを把握しましょう。
具体的には下記のような流れで行うことになります。
- 1.自己分析やキャリアの棚卸などから転職の方向性を決める
- 2.メインで利用する媒体を決める
- 3.求人探し~企業研究
- 4.応募書類の作成、添削、面接対策を行う
- 5.応募、内定~退職申し出
具体的なステップに移っていく
ここからは、上記で紹介した流れをもとに具体的なステップに移ります。
まずは転職の方向性を定めていくところから行いますが、これを間違うと転職活動自体が大きく変わってしまうため、自己分析やキャリアの棚卸にはじっくり時間をかけましょう。
転職エージェントやハローワーク、求人誌など、メインで利用する媒体もある程度決めておくとより計画的に活動できます。
方向性を決め、媒体の目星をつけたらやっと求人検索。
気になる企業があれば企業研究を行い、書類作成から応募という流れになります。
転職活動をすると、いきなり求人検索をしたり履歴書を書き始める人がいますが、あまり効率がいいとは言えません。
しっかりステップを踏んでから行動するようにしましょう。
時間をコントロールするためのポイント
転職活動を成功に導くためには限られた時間をコントロールする必要があります。
ここでは、時間をコントロールするために覚えておきたいポイントを紹介します。
何が必要で何が不要かを確認する
転職成功を目指すなら、この時期の優先順位は転職活動だと決めておく必要があります。
これまでと同じことに同じだけ時間をかけながら転職を成功させるのは、難しいと覚悟しておきましょう。
時間コントロールで重要なのは、何が必要で何が不要かを分けること。
例えば、テレビを観る時間、友人や職場の人と飲みに行く時間、これらは転職活動中はできる限り省くようにします。
反対に、新聞を読む、家族と仕事について話しておく時間などは、転職活動において大切な場合もあるでしょう。
自分にとって今やるべきことと、そうでないことの取捨選択を徹底的に行うことで「忙しくて転職活動にかける時間がない!」ということがなくなるはずです。
個別の活動に時間設定をする
求人探しを始める、書類作成を行うなど、個別の活動をするときはアラームなどを設定して時間の終わりを決めておきましょう。
個別の活動が長引いてしまうと、全体的な計画も崩れてしまいます。
もちろん、書類をやりかけのまま提出するということではありませんが、ある程度時間を決めておくことで、そこまでにやり切るという目安ができてきます。
最初のうちは予想される時間を設定しておき、かかった時間をメモしておくようにするのがおすすめです。
段々かかる時間が把握できるようになるので、あとはその時間内にやり切るよう心がけるようにします。
時間は限られているため、何時までに何をやるのか、常に目標を持ちながら活動するようにしましょう。
仕事にもメリハリをつける
今の仕事をしながら転職活動をしているという方は、仕事時間もメリハリをつけることが大切です。
毎日夜遅くまで残業をしていては、いつになっても転職活動に時間を割くことができず転職も叶いません。
定時で帰る日はダラダラ残らすさっさと帰り、集中して転職活動を行うようにします。
定時で帰るためには日中の集中力も重要。
頭がすっきりしている午前中に頭を使う業務を終わらせて、眠くなりがちな午後は営業活動や電話連絡、作業系のタスクなどを行いましょう。
手足、口を動かす行為を午後に行うことで、眠気予防と仕事効率のアップが叶います。
利用できる便利ツールはとことん使う
時間管理のツールと言えば手帳やWeb上のスケジュール帳などさまざまあります。
スケジュールはWeb上で管理した方が分かりやすいという人もいれば、いつでも開いて確認することができる紙の手帳の方が快適だという人もいますよね。
人によって何が使いやすいかは異なりますが、便利だと感じたものはどんどん使っていきましょう。
他にも、職務経歴書のフォーマットは基本的に自由ですが、転職エージェントや転職サイトなどを利用すれば、書きやすいフォーマットがいくつも用意されており、添削サービスを受けることもできます。
何でもかんでもこだわってゼロから作り上げるより、すでにあるものは使っていくと効率的。
利用できる便利ツールはとことん使っていきましょう。
最後に
転職を成功させるには時間をいかに上手に操るかが重要です。
全体像を把握してから具体的な活動に移るようにし、時間短縮のためのポイントも覚えておきましょう。
時間管理の方法は転職活動中だけでなく、転職した後の仕事にも役立てることができるでしょう。