「新卒で就職した会社が想像以上に稼げず生活するだけで大変。」
「いつまでも実家頼りから脱却できない。」
このように、20代の若手は収入の低さがきっかけとなって転職を考えることもあるでしょう。
日本でも年功序列的な給与形態がなくなりつつあると言われていますが、実際はまだまだ年功序列。
若手はどんなに優秀でも高収入を得ることが難しいのが一般的でしょう。
そこで今回は、20代若手でも高収入が可能な職種を厳選してご紹介し、稼げる理由と転職にあたって注意すべき点もあわせてお伝えしていきます。
目次
外資系企業への転職
まず一つ目は、外資系企業の日本法人勤務が狙い目です。
首都圏勤務が多く、有名企業も多いため、近年外資系企業への転職は人気が集まっています。
日本独自に働き方が性に合わない、語学力に自信があるという20代に特におすすめで、高収入も可能です。
外資系企業で若手が稼げる理由
そもそも日本の給与形態が年功序列的なため、若手の収入があがりにくいのです。
であれば、年齢関係なく実力を評価してくれる企業に転職するのが一つです。
外資系では成果主義が大前提。
年齢や性別は評価の対象にならないため、努力次第で高収入も可能です。
外資系転職の収入面での注意点
福利厚生やボーナス、退職金には期待できないため、今後も転職をしながらキャリアを築いていくことが必須と言えるでしょう。
年俸制の外資系ではボーナスがありませんし、終身雇用で定年まで働くことを前提としていないため退職金もありません。
福利厚生ではなく給与自体に成果を反映させる考え方のため、日系企業を選ぶときの基準にしていた福利厚生にも期待できません。
営業職は稼げる職種の筆頭
2つ目は営業職。
どの業界や企業でも必ずあると言っていいぐらい、圧倒的な求人数を誇る職種の一つです。
営業スキルがあればどこにいっても潰しがきくため、一度は経験しておきたい職種でしょう。
営業職が若手でも稼げる理由
営業職が稼げる理由は2つあります。
1つは商品やサービスの内容によって、かなり高い歩合を得ることが可能という点。
もう1つは成果報酬なので年齢関係なく給与に反映されるという点です。
特に住宅営業や生命保険営業など、単価が高い商品を扱う企業の場合、20代にして年収1000万円超も十分可能です。
営業職への転職で注意すべき点
営業は稼げる反面、稼げなくなると生活もままならず、成績が悪いと会社にも居づらくなって退職に追い込まれるなど、天国と地獄を見ることがあります。
契約を断られてもへこたれない楽観性や、営業努力をする真面目さの両面を持ち合わせる必要があると言えるでしょう。
安定とはほど遠い職種なので、若いうちにこそやっておくべき職種でもあります。
ドライバーは引く手あまたで高収入
3つ目はドライバー。
ネット通販の拡大による深刻な人手不足もあり、宅配便や大型トラック運転手などのドライバーは転職市場で引く手あまたです。
今もっとも転職しやすい職種の一つであり、若手が高収入を得ることができる仕事です。
ドライバーが若手でも稼げる理由
宅配便や大型トラック運転手などは、荷物の上げ下ろしも発生するため体力仕事です。
若くて体力のある人であれば歓迎される確率は高いでしょう。
今の若い人は体力仕事を敬遠しがちなので、20代の応募者はよほどのことがない限り、採用される可能性があります。
しかも今、ネット通販の加熱によってドライバーの労働環境改善が社会問題になっています。
もともと比較的高収入のドライバーですが、ドライバーの待遇改善に対する世間の厳しさや、人材確保のための人件費投入という背景もあり、収入が上がってくると予想されます。
今ならドライバーは好条件での転職が可能というわけです。
ドライバー転職における注意事項
人手不足ということは、やはり激務になりやすいのがネック。
労働時間なども改善されつつありますが、仕事の大変さ自体が激減したとまでは言えません。
また、大型車を運転するリスクは常につきものなので、車の運転が好きだからという単純な理由で転職すると後悔する可能性もあるでしょう。
新卒にも人気が集中?タクシー運転手
4つめの若手が稼げる職種はタクシー運転手です。
タクシー運転手というと、以前は定年を迎えた後のおじさまたちが就く仕事というイメージが強かったですが、今は新卒にも人気が高まっています。
タクシー運転手が若手でも稼げる理由
タクシー運転手は多くが歩合制を採用しており、頑張った分だけ給与に反映される営業職のような魅力があります。
しかも、営業職と違って取引先に頭を下げたり、いいようにこき使われて大変な思いをすることもありません。
もちろん努力は必要ですが、営業職が性に合わないという人でも、工夫次第では高い歩合を得ることも可能になります。
年齢が関係ないので若い人でも月収50万円以上稼ぐこともざらにありますよ。
タクシー運転手に転職するときの注意点
タクシー会社によっては勤務時間帯が選べて日勤帯のみ可能ということもありますが、やはり、より稼ぐなら深夜時間帯勤務は必須と言えるでしょう。
若手で体力があるうちは深夜勤務も積極的にやってほしいと企業側も思うでしょうから、夜に働くという覚悟は持っておく方がいいでしょう。
また、酔っ払い客が暴れるなど危ない思いをすることも。
最近は運転手を守るための取り組みが各社で行われていますが、それなりのきつさは回避できないこともあるでしょう。
稼げる職種は転職エージェントで探そう
今回ご紹介した20代若手でも稼げる職種は、転職エージェントで探すのがおすすめです。
ハローワークや求人誌などでも取り扱いがある職種ですが、より好条件の求人は転職エージェントに隠れています。
転職エージェントでは掲載の際に企業審査がしっかり行われるため、高収入を売りにした求人にありがちなブラック企業に引っかかりにくいのが利点。
若い方は求人広告だけを見て企業の良し悪しを判断することが難しいので、転職エージェントのサポートを受ける方が成功しやすいでしょう。