女性向けの服や小物を扱っているアパレルショップの店員さんは華やかでお洒落なイメージです。憧れでアパレルのショップ店員になったという方も多いのではないでしょうか。
しかし実際は体力仕事で女性ならではの人間関係もあるきつい仕事です。体力的にも精神的にも限界…となる前に早めに転職を考えることをお勧めします。
そこで今回は、アパレル店員が転職を考えた方が良い理由と転職先にお勧めの仕事などについてお話していきます。
目次
アパレル店員の仕事の大変さとは
好きな服や小物に囲まれて仕事ができるし、店員さんがお客さんと楽しそうに話している姿を見ると楽な仕事?と想像することもあるかもしれません。実際には非常にハードなアパレル店員。具体的にはどんなところが大変なのでしょうか。
長時間の立ち仕事
アパレル店員には座っている時間は休憩中以外にはありません。これだけでもかなりハードなのですが、扱う服や小物のブランドイメージによってはハイヒールを履いて店頭に立つのが必須というお店もあります。
足に負担がかかるだけでなく腰や体全体の歪みにも影響があります。これだけを見てもアパレル店員は長く働ける仕事ではありません。
裏方的な体力仕事も多くある
立って接客するだけでなく納品日には大量の商品がお店に届きます。店頭に並べる作業の他にもストックや倉庫に段ボール箱ごと運び、商品や色ごとに見やすく並べたりする仕事もあります。
服や小物と言っても冬物のコートやブーツなど商品一つだけでもかなり重量のあるものを何回も上げ下げしたりすることもあり、思っている以上に体力を使う仕事です。
売り上げのノルマが厳しいお店もある
ブランドの教育体制にもよりますが、中には売り上げノルマがかなり厳しいお店もあります。
例えば個人ごとの売り上げ額が全店員に見られたり、顧客からいただいた番号に電話をし、フェアなどの際に何人以上来てもらわないといけないなど、積極的な営業を強制的に行うようなお店もあるのです。
接客は好きだけど営業は向いていないと感じて辞めたいと思う方もいるようですね。
その他にも
その他にもアパレル店員は華やかなイメージとは裏腹に大変な面がたくさんある仕事です。この大変さからやはり離職率は高く、特に結婚を機に辞めてしまったり、若いうちにしかできない仕事だなと感じる人も多いです。
早めに見切りをつけることも大切
前述したように、アパレル店員はチーフマネージャーなど出世でもしない限り、長く働き続けることのできる仕事とは言えません。しかも、これほど大変な割に給料がさほど高くなくサービス残業なども当たり前のことも多いというブラック企業の要素も大きいのです。
転職市場はやはり若ければ若いほど有利ですから、早めに見切りを付けて長く続けられる仕事に転職されることをお勧めします。
年齢を重ねてから転職活動をしようと思っても、アパレル店員以外に経験のない人の他職種への転職は想像以上に厳しいことが予想されます。
アパレルからの転職にはどんな業界や職種が有利なのか?
まだ若いうちであればほとんどの業界や職種で未経験でも採用してくれる可能性がありますが、年齢がある程度いっている方の転職しやすい方法としては2パターンが考えられます。
体力的な理由で辞めるなら事務職がお勧め
アパレル店員を辞める理由として体力的なことを挙げる方が多いです。体力的なきつさが原因で転職するのであれば転職後は事務職として働くことをお勧めします。
理由としては、基本的に座りながら仕事をすることが多く体力的に楽ということと、未経験者であっても比較的採用されやすく、接客業をやっていたような人当たりの良さを事務員に求める企業が多いということがあります。
また、私服勤務の企業も多くアパレル店員をやっていたような服が好きという方でも私服を楽しみながら仕事をすることも可能というメリットもあります。
接客業自体は好きだけど女社会が大変という理由なら
接客の仕事自体は好きで立ち仕事も問題ないという方の場合、転職したいと感じる理由に女性だけの職場の人間関係を挙げる人も多くいます。
女性だけの職場だと仲良くなれれば良いのですが、反対に非常にきつく当たられたり、中にはイジメに合うというケースもあります。そんな場合は重大な精神的ダメージを受ける前に早急に職場を変えることが必要です。
他のお店のアパレル店員になるという手もあるのですが、ブランドを異動しただけでは、前のブランドと同じデパートに配属になったりする可能性もあり前の職場の人と顔を合わせる危険性があります。
できれば接客スキルを活かして他業界の接客業に携わってみてはいかがでしょうか。例えば飲食店や車の販売店、企業の受付などでも接客経験があるということは非常にアピールポイントになります。
転職するならージェントがお勧め
転職する方法としては求人誌やハローワークなど様々ありますが、一番お勧めなのが転職エージェントです。
転職エージェントでは企業側の掲載の際もきちんとした審査が行われるためブラック企業にあたることがなく、非公開求人を含めて圧倒的な求人数があるからです。
お勧めした事務職やアパレル以外の接客業なども非常に多く掲載がありますので、納得のいく求人を探すことができます。
事務職に強いエージェントとは
転職エージェントは多数ありますが、中でも事務職に強いお勧めのエージェントをピックアップしてご紹介します。
マイナビエージェント
女性に人気の総務や一般事務などワークライフバランスの取りやすい求人が多数そろっています。体力的にきつくてアパレル店員を辞めたいという方に特にお勧めです。
担当のキャリアコンサルタントが熱心なサポートを行ってくれると定評もあり、未経験の職種への転職に不安を感じているという方の心強い味方となってくれることでしょう。
ミラエール
大手スタッフサービスが運営する、事務職の派遣に特化した常用型派遣サービスです。
派遣といっても、スタッフサービスに正職員として採用され、そこから他の企業へ派遣されるという常用型ですので、賞与や昇給などもあり安定の雇用形態です。多くの方が事務職未経験から始めて事務職員としてのスキルをアップさせています。
最後に:アパレル店員のきつい仕事から働きやすい仕事への転職を成功させよう
いかがでしたか?今回は、アパレル店員が早めに転職をした方が良い理由とお勧めの転職先などをご紹介してきました。
アパレル店員は素敵な仕事ですが、長く続けるという面ではデメリットも大きい仕事です。今のうちから働きやすい仕事への転職を考えてみることをお勧めします。