「なかなか片付けられない」という方は多いのではないでしょうか?

テレビなどのメディアなどでも、片付けられない人が取り上げられることが多いですが、実は仕事や転職活動においても大きな影響が考えれます。

仕事や転職がうまくいかない要因は、片付けられないことかもしれません。早めに克服を試みましょう。

そこで今回は、片付けられないが仕事や転職に与える影響と、その克服方法についてご紹介していきます。

片付けられないが仕事に与える影響

片付けられないことは、日々の仕事にどんな影響を与えているのでしょうか?

探す時間が多いから残業が多くなる

ビジネスマンは年間で150時間以上もの時間を何かを探すことに費やしていると言われています。

職場でも仕事に取り掛かろうとしても必要な資料が見つからなかったり、相手を待たせてしまったりした経験はないでしょうか。

探す時間がこれだけ多いということは、今まで行ってきた残業の少なくとも150時間は片付けられないが原因だと言いかえることもできます。

いつも効率良く仕事をこなし、残業せずに帰っているデキルあの人を想像してみてください。

大抵机の上や中が綺麗に片づけられていて、必要なものがすぐに取り出せる状態になっているはずです。

素早く必要な資料や情報を提供することができない

上司や先輩に「あの資料見せて」「あの情報どこかに載っていなかったっけ?」など、仕事中に突然話しかけられることがあります。

そんなときに片付けられない人の机は書類が散乱し、どこに何があるのか分からない状態です。

「えっと…少々お待ちください」などと上司や先輩を待たせてしまうことにつながりかねません。相手の貴重な時間を奪うということは、ビジネスにおいても厳禁です。

しっかりしていない人だというイメージを与えてしまう

いつも机の上が散らかっている人には、どうしたってだらしない印象を持ってしまいます。例え能力が高くて仕事ができる人であっても、その印象は評価を下げてしまう要因となります。

逆にいつも片づけをしっかり行える人であれば際立った特性がなくても、「しっかりしている人」という印象が残り信頼へとつながることがあります。

大きなミスにつながることも

片付けられないという言葉だけで簡単に済めば良いのですが、それが原因で大きなミスにつながることがあります。

例えば大切な書類を紛失してしまったり、やらなければならない仕事の書類があったのに書類の山に埋もれてしまって気づかず、仕事の納期を過ぎてしまっていることなどが考えれます。

うつ病気などを起こすことも

片付けられない原因が注意欠陥症候群である場合には注意が必要です。

人から机の上の散乱を指摘されたり、なぜ片付けられないのかと言われることが続くことで、自分自身を否定的に見るようになってしまうことがあります。

自分を認められず責める気持ちが強くなってしまうと、最悪の場合にはうつ病などを引き起こしてしまうことになります。

一度うつ病になってしまうと職場復帰までには時間がかかり、当分の間収入に困ることにもなってしまいます。

あまり深刻に考えすぎる必要はありませんが、少しずつその癖を直していけるように前向きに考えてみましょう。

片付けられないが転職に与える影響とは

片付けられないは転職活動を行う上でも大きな影響を与えます。どんなことが考えられるのでしょうか。

転職先でも同じことが起きてしまう

ここまで片づけが仕事に与える影響をお伝えしてきましたが、今の仕事に不満を感じて転職を考える場合には、全く同じことが転職先でも起きてしまう可能性を覚えておかなければなりません。

不満の原因が元をたどれば片づけができないことにあったかもしれないのに、それを克服しないまま転職をしても同じことが起きて転職を繰り返してしまうことにもなりかねないのです。

整理整頓が得意で効率重視の仕事姿勢をアピールできる

企業にとって、少ない時間で高い効果を挙げてくれる費用対効果の高い人材は貴重です。

片づけや整理整頓が得意だということは、効率を考えて仕事をしているという姿勢をアピールすることができます。

また、片づけは仕事上での管理能力ともつながります。片づけが得意だとアピールすることで、自己管理能力が高く社会常識性が高い人だと判断されることにもなります。

面接では自分の得意なことを聞かれることはよくありますから、片づけが得意で仕事に良い影響を与えてきたことなどを具体的エピソードを交えて話をするのも良いでしょう。

自分自身に自信が持てないから応募書類や面接で良さをアピールできない

片づけができない自分に嫌気が指して自分に自信が持てない、自分を好きになれないという人は、転職活動のときにもでてしまいます。

応募書類を書くときや面接では自分の魅力や良さをアピールしなくてはいけないのに、自分の良さに気づけないから差し障りのないことしか伝えられず、面接官の印象に残らないことが考えられます。

自分を売り込むためにはまずは自分を好きになり、自分の良さを見つけてあげることが大切です。片付けられないを克服することで自分に自信がついてその魅力に気づくことがあります。

より良い応募書類を作成し面接でもアピールするには

自分に自信がついて応募書類を作成したら、第三者の目で客観的に見てもらうことが大切です。自分では良いと思っていても実際にはそうでもなかったというのではお話にならないからです。

誰に見てもらえば良いのか迷ったら、転職エージェントがおすすめです。応募書類の添削をしてくれますし、面接でのアピールポイントなども教えてもらうことができます。

転職活動時の困りごとの相談に乗ってくれる強い味方ですから、ぜひ活用してみてください。

片付けられないの克服方法

片付けられないを克服するには、どんなことに気を付ければ良いのでしょうか。

完璧を求めずできるところから始める

片付けられないを克服しようと思って意気込むと、一気に机の隅から隅まできれいに片づけようと一旦物を全部だしてしまうような人がいます。

そのような人は、一時的には机が綺麗になるかもしれませんが、習慣になっていないのでまた気づいたら物が散乱してしまうことになります。

また、完璧を求めて細かいところまでやろうとすると、少しでもできなくなったときにストレスを感じやすく、あるとき糸が切れたように「もういいや」となってしまいます。

完璧を求めずできるところからやれば良いのだと、気楽に片づけに取り組むことも大切なことです。

棚や引き出しを利用して優先順位の高いものを入れる

片付けられないことで仕事でミスを連発してしまうと、自信を失い精神的なダメージが大きくなってしまいます。

まずは棚や引き出しを利用して、「ここには大切な書類や優先順位が高いものだけを入れる!」と、大事な物入れBOXを作ることをおすすめします。

ミスがなくなり、片づけの大切さに気づくので、他の場所も片付けようという気になってきます。

机がきれいな身近な人の収納方法を参考にしてみる

片付けられない人はそもそも片づけの方法がよく分かっていないことがあります。

収納や片づけの本などもたくさんあるので参考にするのも良いのですが、一番は職場の片付けられる人の収納方法やルールなどを聞いてみることです。

なぜなら、机の大きさや配置などが似ている職場の人の方が、より具体的な参考になるからです。

市販されている本などだと、「言いたいことは分かるけどこれは自分の職場では使えない」ということもあるものです。

1日1箇所や毎日帰社前にするなどルールを決める

片付けられる人というのは、何もすごい収納グッズを使ったり特別な才能があるわけではなく、自分なりのルールを決めて「こまめに」片付けている人が多いです。

例えば1日1箇所だけでいいから片づける、仕事を終えて帰る前には出社したときの状態に最低限戻すなど、自分なりのルールを決めておくと良いでしょう。

あまり無理なルールを作らず緩めに設定することが大切です。ルールを守れたという小さな成功体験が自信につながり、気づいたら片づけが好きになっていたという人もいますよ。

片付けられないを克服して堂々と仕事や転職活動を行おう

いかがでしたか?

今回は、片付けられないが仕事や転職に与える影響と、その克服方法についてご紹介してきました。

一見仕事や転職には関係のないようにも見える片づけですが、実は非常に深く関わりがあります。ぜひ克服して堂々と自分の良さをアピールできるようになりましょう。