職場につきものの噂話。軽度なものから厄介なものまで様々です。

それでは、なぜ噂話は起きてしまうのでしょうか?自身が噂話の対象になってしまったときには、どう対処すべきなのでしょうか?

そこで今回は、噂話が蔓延する理由と対処方法についてご紹介していきます。

職場内で噂話が蔓延する理由とは?


職場には人の噂話をするという人が一定数はいます。

良い噂話であれば良いのですが、悪口とも取れるような噂話が起きる理由としては社員の質の低下が考えられます。

職場で人の悪い噂話が蔓延してしまうのは一体なぜなのでしょうか?

仕事への不満やストレスを解消するため

噂話をする人たちは大抵が仕事への不満や何らかのストレスを抱えており、不満やストレス解消のはけ口に噂話を利用しているのです。

不満やストレスが軽度であれば、噂話についても、「言ったらすっきりした」で終わることもあり、噂話をしている本人たちにも悪気はないことがあります。

単なる芸能ゴシップ好きの人と同じように、娯楽的意味合いで噂をしているのです。

自分のコンプレックスを見なくて済む安心感

噂話が好きな人は、自分のコンプレックスを隠すために人の悪口を言って、自分の優位性を確認していることが考えられます。

コンプレックスと向き合うことは勇気がいることですし、認めるのは精神的に辛くなる作業です。

そのため人の噂話をすることで、他人が自分よりも悪い立場であったり、他の人から良くないと思われているということを確認して安心するのです。

つまり、自分のコンプレックスではなく、人のコンプレックス要因に目を向けることで、自分の短所からは目をそらすのです。

自分に自信がある人や、コンプレックスと真摯に向き合い努力をしている人が、人の噂話に時間を費やすでしょうか?それよりも自分を磨くことに目を向けるはずです。

仕事が暇で社員の士気が低い

忙しくやりがいを感じながら働いている人の場合、休憩時間などには、仕事とは違う別の楽しい話をしてリフレッシュしたいと思うものです。

人の悪口とも取れる噂話は気分が良くないので、したくないと思うのがこのタイプの人の特徴の一つです。

また、つい仕事の話をしてしまう場合であっても、仕事への愛情や情熱があるので、どのように改善していけば良いかなどの建設的な話をしたがるものです。

つまり噂話をする人は、仕事が暇だったり、やりがいを感じて仕事をしていないため、士気が低いのです。

1人だけの士気の低さであれば、本人も居心地が悪いはずなので噂話にはつながりにくいですが、社内全体の士気が低い場合には噂話も広がりやすくなってしまいます。

自分が職場の噂話の対象になってしまったらどうすべき?


では、自分が職場の噂話の対象になってしまったと気づいたときにはどのようにすれば良いのでしょうか?

人の噂も七十五日!まずは気にしない

人の噂も七十五日と言われるように、単なる噂話であれば時の経過とともに忘れ去られることが多いです。

噂話を気にして毎日過ごしても、気にせず無視して過ごしても同じ仕事をしなければならないし、お給料も同じ分しかもらえません。

ならば気にしないのが一番ではないでしょうか。そのうち飽きると堂々と構えておくことも大切です。

興味本位であればはっきりと伝えるのも手

自分の性格にもよりますが、噂話をされるぐらいならはっきりと真実を教えてあげることで自分も相手もすっきりするのでは?と考えるのも一つです。

例えば、男女関係であらぬ噂を立てられているのであれば、はっきりと否定することで噂の抑制に一定の効果は見込めます。

単なる興味本位であれば、「なーんだ、そうなのね。」と妄想が収まり噂がなくなることもあります。

ただ、前述したようにコンプレックスや大きなストレスが原因で発生した悪口については、逆効果になってしまうこともありますので、噂話をしている人たちの人柄や性格などから総合的に判断すべきです。

信頼できる人に相談して沈静化を図る

直接噂を広げた人に伝えるよりリスクが低いのが、信頼できる人に沈静化の協力を依頼するという方法です。

「〇〇さんと仕事上のやり取りが多いだけなのに、根も葉もない噂話が立っていて困っている。事実と異なるということを広めてほしい」と理由を交えてお願いしましょう。

悪い噂話には、それを否定する噂話を別の人から広めてもらうことで相殺するとうわけです。

特に、皆から好かれやすく誰とでもうまくやっていけている人に頼んだ方が、否定説の信憑性が高まりうまくいきやすいです。

本当に単なる噂話?悪意があるなら

単なる噂話のレベルを超えて、ひどい陰口や嫌がらせにも近いと感じるような内容が広まってしまったら外部機関に相談することも必要です。

職場イジメや嫌がらせで悩む人のための無料相談窓口なども、自治体や行政には設けられています。

精神的に苦痛の度合いがひどいようであれば利用しましょう。

人間関係にうんざりしたら転職しよう

噂話が蔓延してしまうような士気の低い職員たちが集まり、自分までもがその対象になって精神的苦痛を受けている…そんな会社にうんざりすることがあるでしょう。

従業員の士気が低い会社は、そもそも魅力が少なく会社としての経営にも問題があることが考えられます。

また、職場の人間関係は仕事のやりやすさと大いに関係がありますので、自分自身の能力を最大限に発揮できる場所としてはふさわしくありません。

早めにその会社に見切りをつけて転職をするのも建設的なことではないでしょうか?

転職するなら転職エージェント

転職することを決めたら、良い企業への転職を成功させるためにも転職エージェントを利用しましょう。

非公開求人を含む多数の優良求人の中から、自身の希望に合った求人が見つけやすいでしょう。

また、キャリアコンサルタントという転職のプロがいますから、転職にあたっての悩みや困りごとなどを相談することができます。

気になる企業の職場の雰囲気がどんな感じなのか、事前に聞いてみることも良いでしょう。

企業の内情や評判にも詳しいですし、企業の採用担当と連絡を密に取り合っていますから雰囲気を探ってくれることもあります。

噂話などが立たないような、やる気のある社員が集まっている良い企業を紹介してくれることでしょう。

最後に

いかがでしたか?今回は、職場の噂話が蔓延する理由と、自分が噂話の対象になってしまったときの対処法についてご紹介してきました。

噂話に振り回されるのははっきり言って時間の無駄です。適切な対処方法を行って、自分は自分の道を堂々と歩いていきましょう。