セクハラという言葉が世間に浸透して久しいですが、いまだに職場ではセクハラに悩む人がいます。
しかし、その悩む時間はあなたの貴重な時間のうちですから非常に無駄なことです。
適切な対策方法を覚えておき対処することと、ひどい場合には転職をすることも必要なことではないでしょうか?
そこで今回は、セクハラ言動と適切な対処方法についてご紹介していきます。
目次
気を付けないとセクハラに!こんな言動はNG
何をもってセクハラとするかは人それぞれですが、その言動を不快に思ってしまえばセクハラになります。こんな不快な思いをしたことはないでしょうか?
また、こんな言動をしたことがある人はセクハラだと思われているかもしれませんから気をつけましょう。
「今日もかわいいね」と毎日言ってくるたびに鳥肌が
「今日もかわいいね」は、同性の友人や好きな彼に言われれば嬉しい言葉かもしれませんが、場合によってはNGワードになります。
褒めているだけなのにどうして?と思うかもしれませんが、好きでもない異性に、芸能人やモデルのように見られる仕事でもないのに言われるのは、ぞっとする言葉となることがあります。
太った痩せたなど身体的な変化を頻繁に指摘してくる
セクハラが社会問題として取り上げられるようになったときに、太った痩せたなどの身体的特徴を指摘するのはまずいことだと話題になりました。
これについては理解が進んでいるはずなのですが、実際にはまだまだ気にせず言ってしまう人が多いのが現状です。
これは、テレビなどで芸人さんがそれをネタにして笑っているような番組があったりして、さほど悪いことだという認識がないのかもしれません。
しかし、テレビは仕事でやっているだけであって、一般の企業と同じように考えてはいけません。
身体的な特徴について指摘するのは、それだけその身体を見ているという証拠ですから、セクハラと感じる人がいても不思議ではありません。
まさかの頭ポンポン!それ、漫画の見すぎでは?
職場でコミュニケーションを取れるようになってくると、急に距離をつめてくる人がいます。
例えば頭をポンポンとすることは、ドラマや漫画などで見られるように、自分の好きな人にされればトキメクかもしれませんが、職場の人にされても鳥肌が立つだけで、非常に不快に感じる人もいます。
胸やお尻を触るのはさすがにセクハラになると分かっても、頭ならいいだろうと勘違いしているのでしょうか?
それとも、ドラマや漫画の見すぎなのでしょうか?
女性が誰からされても嬉しいと思うのは大きな間違いなので自分をしっかりと省みてほしいものです。
「いい匂いしますね。」と言ってくる
いくら体に触れなくても、匂いについての言動もセクハラになってしまうことがあります。
例えば近づいたときに「いい匂いですね。」と言ってくること。
これも相手によっては気持ち悪いと感じます。
相手を褒めたいのであれば、身体的なことや匂いではなく、職場では仕事のことについて褒めるようにしましょう。
飲み会の席で下ネタを連発してくる
お酒が入れば何でも許されると思っている人が、本当に多いことに愕然したことはないでしょうか?
会社の飲み会の席などで、お酒があることをいいことに、下ネタを連発してきたり、冗談で触ってくる人たちはいまだに世の中にいます。
飲み会であっても、仕事の付き合いであることに変わりはありません。
自分で言動を制御できなくなるのであれば、事前に飲まないようにするなど対策を立てるべきです。
セクハラへの適切な対処方法とは
セクハラと感じる言動に不快感を持ったら、どのように対応していけば良いのでしょうか?
不快なセクハラへは毅然とした態度で対応を
いちいちセクハラだと騒ぎ立てるのは大人の対応ではないのでは?と感じる人もいるかもしれません。
確かに、人の言動の中で揚げ足を取るように大して不快にも感じていないのに「それってセクハラじゃないの?」と声を荒げるのはいかがなものかと思います。
単なる冗談として捉えて上手にスルーするのも、社会人としては身につけておきたい技でもあります。
しかし、自分自身が不快に感じているのにそのままにしておくのは本当に必要でしょうか?
言っている本人が気づいていないことも考えられますから、しっかりと「不快だからやめて欲しい」と伝えてあげましょう。
その人のためになりますし、今後不要な職場トラブルを避けるためにも必要なことでもあります。
まずは感情的にならずに冷静にNOを伝え、毅然とした態度で対応するようにしましょう。
上司からのセクハラなど立場が違う相手に伝えられない場合には
セクハラをしている本人とは立場が違い過ぎて、不快感を伝えることなどできないとうケースもあります。
そんなときは、一人で抱え込まずに誰かに相談するようにしましょう。
特に信頼の厚い女性リーダーや別の上司などに相談してみてください。
または、会社によっては匿名の相談窓口を設けているところもあります。
セクハラの悩みは会社では一定数あるものですから、適切な対処方法を教えてくれるはずです。
社内で誰にも相談できる人がいないという場合でも大丈夫です。
都道府県の労働局などを始め、行政や自治体などでも無料の相談窓口が多くあります。
社内外問わず相談できる場所が一切ないということはありませんから、誰かに助けを求めるようにしましょう。
適切な対処をしてもセクハラに耐えかねるようであれば転職を
セクハラに対して適切な対処をしても改善されない、もしくはセクハラ自体はなくなったけれど、今度は仕事が進めにくくなるようなパワハラ的な言動に移行してしまったなど、セクハラを正したことによって別の被害を受けてしまうことがあります。
それは会社としての問題が大きく、部下の管理能力や問題解決力が足りていない証拠でもあります。
セクハラがこれだけ社会的に問題になった世の中で、会社としてしっかり管理できないようでは、その会社は今後も様々なトラブルや危機に対処できないのではないでしょうか?
その会社は会社としての魅力もなければ将来性にも疑問が残ります。
さっさと見切りをつけて転職を考えてみることも必要です。
転職は転職エージェントを利用して早めの準備を
セクハラ問題を解決できない会社にいても、自分の能力をしっかりと発揮して生き生きと働くことはできません。
転職に向けて早めに動き出しましょう。
転職準備としては、まずは転職エージェントに登録することをおすすめします。
求人数が非常に多く、優良求人もそろっているため、希望の条件に合った求人が見つけやすいです。
また、セクハラなどが横行しているような問題のある会社ではないかどうか、事前に確認してもらうことも可能です。
転職支援のプロであるキャリアコンサルタントが、様々な角度から働きやすい会社かどうかを検討してくれるでしょう。
登録は無料なのでぜひ活用してみてください。
最後に
いかがでしたか?今回は、職場でありがちなセクハラと、セクハラに適切に対処する方法についてご紹介してきました。
セクハラに悩む時間はあなたに何のメリットももたらしません。
早めの対処と転職で自分の貴重な人生の時間を歩き出すようにしましょう。