東京都在住 32歳 女性 Tさん
結婚後、夫は転勤族で早くて3ヶ月から半年で転勤がありました。
わたしは急性期病院の外科病棟で働いていたので、すぐに辞めるという事はできず、夫に片道90分の距離を通ってもらっていました。
転職を決意する
ですが、高速道路を使用してその時間、交通費は出ない、帰りは深夜ということもあり退職を決意。夫の職場に近いところへ引っ越しました。
引っ越しと同時にわたしも転職活動を開始しました。転職活動は、主に転職サイトに3つほど登録して、自分に合う病院を選考し見学に行くという流れで進んでいきました。
転職先を決めるが・・・
どこの病院も部長さんはとても優しく穏やかな方で、お給料の面で優遇される方を選択。部長さんと面談のときは、部長室で病院の概要や勤務形態、残業の有無のみ確認しました。
しかし、後になって本当に後悔しました。なぜなら実際の勤務表を見せていただくことはしなかったこと、人間関係はどうなのか、お休みはどのくらい取れるのか、病棟の患者はどんな患者がいるのかなど詳細に聞かなかったためです。
入職してからは、休みが少ないことや人間関係があまり良くないこと、給料が面接時より低いことに気づき、私は病院探しを失敗したかもしれないと強く思いました。
転職をしてからの後悔
実際の勤務表を見せて貰えば、こんなことにはならなかったのではないか?病院見学の時間が短すぎて、正しい判断ができなかったのではないか、実際の給料について詳細に聞かなかったからではないか、と。
とにかく色々考えました。また、待遇面だけではなくやはり病院の方針も私には合わなかったのかと反省しています。
病院によって、病院独自のルールはもちろんありますが、清潔不潔や看護師の業務の視点からどうしても許せないところがありました。
病院見学だけでなく、実際に混ざって体験したほうが本当はいいのかもしれませんね。
職場の人間関係
人間関係においても、色々と思うことはありましたが、以前働いていた病院もなかなか濃いところだったので同じようなところかと思います入ってみたら、指導という名の悪口が多発しており、看護師の責任によるストレスというよりかはその人たちのターゲットにならないかというストレスが、多かったです。
実際に働いてみないとわからないことは確かにあります。ですが、部長の話だけを鵜呑みにするのはよくないです。私の友人は、かなりの強者ですがなんでもない日に病院にいき、スタッフの行動や雰囲気を観察していた人もいました。
さすがにそれは私にはできませんでしたが。結局、夫の転勤が入職して3週間ほどでまた決まり、通える距離ではないことから、ついていくためすぐに退職しました。ですが、やはり働いていて気持ちのいい病棟ではなかったと思います。
看護師は女性社会ですから、どうしたって人間関係が良好なところっていうのはなかなか少ないと思います。ですが、私の同期は同じ時期に転職をしましたが、本当に恵まれていますよ。気の合うスタッフも多く、楽しく仕事をしています。
やっぱり人間関係が重要
結局のところ人間関係が、転職の鍵を握るのかもしれません。多少給料が安くても人間関係が良好で、長く働ければ退職金ももらえ、妊娠希望の女性は復帰も容易い。
私たち看護師の転職は、石橋をたたいて渡るくらい慎重に進めなければ、私のように後悔することになるでしょう。
ぜひ自分にあった病院をお探しの方は、たくさん悩んで、時間をかけて決めることを願います。看護師が辞めない世の中にならんことを。