今の会社から抜け出したいから転職活動をしたいと思っても「採用面接が嫌!」という方も少なくないと思います。
特に人と話すことが苦手な人や、人前にでるだけで緊張して頭が真っ白になってしまうなんて方は、採用面接のことを考えただけで転職活動を躊躇してしまうかもしれませんね。
そこで今回は、人と話すことが苦手な人のために転職活動がうまくいくためのコツをお伝えしていこうと思います。
話し方のコツ
まずは「話し方」についてです。話し方にはコツがあります。
コツと言っても「人を感動させるスピーチ方法」や「アナウンサーのように正確に噛まずに話をするにはどうしたらいいのか」といったようなもではありません。
あくまでも話している本人が「落ち着いて」「自分の考えを相手に伝える」ということができるためのコツです。
人と話すことが苦手な人はこのコツを覚えるだけで、話し方が上達するはずです。
まずは「ゆっくり話す」ことを心掛けよう
そんな当たり前のこと?と思うかもしれませんが、実は意識してゆっくり話をできている人はほんのわずかです。
プロ並みに話の上手な方はゆっくり話をすることを意識しているか、自然とゆっくり話をしている方が多いです。
あなたの会社の周囲の人の電話での話し方、資料の説明の仕方などを聞いてみてください。「この人の話し方は聞きやすいな」と思う人の話し方は大抵ゆっくり丁寧に話しているはずです。
新人ほど早口になる
会社の人たちの様子を見ていると、入ったばかりの新入職員の電話の応対は大抵早口です。(もしくはゆっくり以前の問題で黙ってしまう…。)
色々と伝えたいという気持ちはわかるのですが、早口すぎて聞き取れないし、恐らく自分でも何を言っているのか整理できていないはずです。
早口であると相手に安心や信頼感を与えにくい上に、自分の頭の回転と言葉のスピードにずれが生じてしまいます。ゆっくり話すということを心掛けるだけで、話しながら自分の言いたいことが整理されてくるものです。
転職時の採用面接の際は、「これを聞かれたらこれを答えなくては」というマニュアル的な定型文の見直しよりも、ゆっくり丁寧に話すことを心がけて下さい。
別にスラスラ言えず噛んだっていいんです。その場で聞かれたことに対応しなければならない採用面接では定型文を覚えておくよりも大切なことです。
思考のコツ
続いては、人前で話すのが苦手な人に採用面接の際に「こっそり」思っておいていただきたいことをお伝えします。まずは「私は間違えていない」と、どこかで開き直った気持ちを持つことです。
採用面接などでは圧迫面接と言って、あえて強い口調や応募者を追いつめるようなことを言うことで対応力を見るような方法を取る場合もあります。
そのような場合に「あぁだめだった。」「うまく面接ができなかった」などと落ち込んでしまったり面接で言われたことを真に受けて心から傷ついてしまうような人がいます。
そんなときに「私は間違えていない」という気持ちをどこかで持っておけば、心の底から傷つくこともないですし、嫌なことを言われたとしてもうまく切り抜けることができます。
そして「会社はここだけではない」という気持ちです。「この会社しかない」という想いが強すぎると、ときにそれは思考を停止させ精神的なプレッシャーを与えることになります。
採用面接でも失敗できないと思ってしまうので、少しのことで慌ててしまったり落ち着きがないように取られてしまったりもします。
もちろん、その会社への熱意を伝えることは大切なことなのでが、必要以上に自分を追い込まないように「この会社に落ちても次がある」ぐらいの気持ちを持っておきましょう。
一生懸命話をする
そして大切なことをもう一つ。採用面接のときは一生懸命話をしましょう。
しどろもどろになってしまってもいいんです。例えスラスラ話ができる人であっても通り一遍の受け答えしかできない人よりも、口下手でも自分の言葉で話をしようとしている人の方が採用される確率が上がります。
面接官の方は多くの人を面接してきたので、それぐらいは見抜けてしまうんですよね。人前で話をするのが苦手だから採用面接が苦痛で仕方がない…という方は是非覚えておいてください。
人と話すのは慣れてしまえば簡単です
今回は、人と話すことが苦手な人のために、話し方のコツと思考のコツについてお話してきました。
噛んでも良いからゆっくり丁寧に話すことと、自分の気持ちにに余裕を持たせるような思考を持つことが大切です。
人前で話をするのが苦手という人は、多少の慣れで安心できるということもあります。そんなときにお勧めしたいのが転職エージェントです。
登録しておくだけで求人を探したり履歴書などのアドバイスが受けられる他、採用面接の日程調整などまでしてくれる全面サポート体制が整ったサービスを提供しています。
担当のキャリアコンサルタントと話をすることで、人と話すことに慣れてきますし、具体的な面接での対応などのアドバイスも受けることができます。
いきなり採用面接を何本も受けて「慣らす」よりもずっと効率的で良い方法だと思いますよ。転職エージェントも様々な会社がありますから、転職をお考えであれば検討されてみてはいかがでしょうか。