「今の会社を早く辞めたい!」「すでに退職が決まっていて早く転職先を決める必要がある」など、転職活動を短期決戦で臨みたいという人は多くいます。
早く決めること自体が目的になってはいけませんが、転職活動はストレスも労力もかかりますから、短期決戦を目指すことは良いことだと言えるでしょう。
しかし短期決戦とは具体的にどうすればいいのか、そのコツが気になるところだと思います。
そこで今回は、短期決戦で転職を成功させるための法則を7つご紹介していきます。
目次
法則1.複数の企業に同時応募をする
まずは短期決戦で転職を目指す人が大前提として思っておいていただきたいのは、複数の企業に同時応募をしていくということです。
1社応募すると書類審査、面接2~3回が多いので、応募から内定までトータルで数週間から1ヶ月程度かかってしまうのが一般的です。
それを1社やって不採用だから次という風にやっていては、まず短期で決着をつけることはできません。
もちろん1社目で内定がもらえればそれが一番いいのですが、転職市場はそう甘くはないという現実もあります。
複数の企業に応募していき、それと同時に次に応募すべき企業を探していくことが必要になります。
法則2.その時間帯にしかできないことをやって効率化する
短期決戦で重要なのは、いかに効率的に転職活動を行っていくかという点です。
基本的なことですが、転職活動中は「その時間帯にしかできないことをやる」ということを忠実に守りましょう。
例えば職場見学や企業への問い合わせ、面接等は企業の営業時間中にしかできません。
反対に、書類を書いたり自己分析をしたり、インターネットを使った求人検索であれば夜中でもできるわけです。
それなのに、企業の営業時間中に履歴書や経歴書を書くことから始めてしまうという非効率なことをしている人は意外と多いものです。
今その時間に何をやるのが最も効率が良いことなのかを、常に考えながら行うようにしましょう。
法則3.隙間時間も有効活用する
短期決戦で転職を成功させるためには、限られた時間の中で転職活動に充てれる時間を捻出していくということも大切なポイントになります。
生活をしてる中でちょっとした隙間時間というものがあるということは、きちんと意識しているとよく分かるものです。
何かの待ち時間や少しだけ手が空いた時間など、たった5分でも見逃さずに転職活動の時間に充てましょう。
こういった隙間時間は細切れなので、連続した思考が不要な作業に充てると良いです。
例えば特定の企業の志望動機や経歴をまとめるなどの作業は、思考を集中させてやった方が良いので隙間時間に行うにはあまり適していません。
SPI対策の問題を数問解くとか、履歴書の住所だけを書くとか、作業が中断されても問題ないものを行うようにしましょう。
法則4.自己分析や企業研究など時間をかけるべきところを簡素化しない
短期決戦で転職活動に臨もうとすると、とにかく行動あるのみと、計画性もなく動き出してしまう人がいます。
バラバラの業界の中で、何となく良さそうな求人をピックアップして企業研究していくなど、手あたり次第にやっていくのは効率が悪いのでやめましょう。
特にまず始めに求人検索にとりかかる人も多いのですが、転職活動の方向性も決めないままに求人を探しても意味がありません。
自分は転職してどんな仕事をしたいのか、これまでのキャリアの中から活かせる業界はどんな業界なのかなど、自己分析やキャリアの棚卸は時間をかけておくことをおすすめします。
これらをしっかり行っておくことで、実際に求人検索する際も条件指定がしやすく、応募先の企業を絞っていくことができるので効率的です。
山ほどある求人の中で自分に適したものを選択していくために外せない活動です。
また、企業研究も同様に時間をかける必要があります。
短期間でより多くの企業に応募しようとすると1社にかける企業研究の時間が短くなり、人事担当者の心にささるアピールができなくなります。
このように、かけるべきところにはしっかり時間をかけるということが大切です。
法則5.飲みの誘いは丁寧にお断りする
転職活動中であってもこれまで通り人付き合いもあるでしょうが、短期決戦の場合は遊びのお誘いは断るようにしましょう。
たった数か月のことなのですから今は転職活動に集中すべきときです。
特に飲み会などお酒が入るイベントは夜帰りが遅くなり、さらに翌日起きるのも遅くなるなどして貴重な時間が失われてしまいます。
永遠に断るわけではないのですから、そこは割り切って何か理由をつけて断れば良いのです。
誘いを断るということは時間を無駄にしないという他にも、転職活動モードを切らさずにモチベーションを維持できるという点でも有効です。
長期戦を覚悟で臨む場合はストレス発散も必要ですが、短期決戦の場合は適度な睡眠と規則正しい生活をこころがけて、集中力を切らさないようにしましょう。
法則6.短期決戦でも妥協はしないこと
短期間で内定をもらいたいからと言って、内定をもらった企業にとにかく飛びつくということには慎重になってください。
内定をもらった後でも、面接の印象はどうだったか、本当にこの企業で良いのだろうかと、きちんと見極めてから転職を決めることが大切です。
短期で決めるということと妥協するということは違っていて、妥協で決めた転職は高い確率で後悔することになります。
もし転職先でまた辞めたくなってしまったら、今の転職活動が失敗だったということになります。
短期決戦の転職活動が「成功だった」と言えるためには、妥協はしないことも大切です。
法則7.転職エージェントを利用する
短期決戦で転職活動を成功させたいのであれば、転職エージェントを利用しましょう。
転職エージェントを利用した転職活動であれば、あらかじめ希望の条件やスキルを登録しておくことで、転職エージェントが合いそうな求人を紹介してくれたり、スカウトメールが届いたりします。
自分が他の企業に面接を受けている間でもそういった動きが発生していますから、面接と同時に求人探しもできていることになります。
また、応募の際には面接の日程調整や給与交渉などを行ってくれるので、調整ごとで時間を取られるということが少なくなります。
自分は企業研究や面接対策に集中できるため、効率の良い転職活動が叶うというわけです。
最後に
いかがでしたか?今回は、短期決戦で転職を成功させるための7つの法則をご紹介しました。
短期決着のためには、やはり時間の使い方が鍵となります。
いかに効率よく上手に時間を使っていけるかで短期決着が叶いますので、ぜひ参考にしてみてください。