新卒だけでなく転職組も人気が高いジュエリー業界ですから、ライバルたちに差をつけて内定を勝ち取るためには企業研究はしっかりと行っていきたいものです。

ジュエリー業界には多くの企業がありますから、それぞれを比較しながら応募先の企業にしかない強みを探していきましょう。

また、ジュエリー業界の企業を応募先として選ぶ際には気を付けたい点もあります。

そこで今回は、ジュエリー業界の企業研究・選び方のポイントをご紹介していきます。

店に訪れてみて接客を受けてみることが大切

ジュエリー業界の求人で多くを占めるのが接客・販売の仕事です。

マネージャーやバイヤーを目指すにしても、まずは店舗での接客・販売から始めるというケースが多くなります。

接客業の企業研究で大きなメリットとなるのが、実際にお店に行ってみて接客を受けてみることができるという点です。

実際の職場となるお店の雰囲気を確認できるだけでなく、どんな接客スタイルなのかを直に感じられるため転職後のイメージを持ちやすくなります。

自分が接客を受けてみて良かったと感じた点はもちろん、悪かったと感じたことについてもまとめておくようにしましょう。

これは実際に応募するときに判断材料としてとても重要な要素になります。

自分がされて嫌な接客だった場合、その接客スタイルがお店の方針であれば転職してから高い確率で「自分の考えとお店の方針が異なる」という理由で辞めたくなります。

気になっていた企業が自分のやりたい接客スタイルでなかったら残念な気持ちになるかもしれませんが、それが分かるだけでも店舗訪問は有益なことです。

未経験の場合は実際に働く人の声を聞いてから

未経験でジュエリー業界に転職を考えている人の場合、単に憧れだけでその業界に飛び込もうとしていないか冷静に考えてみてください。

ジュエリーを扱う仕事は華やかに見えるかもしれませんが、高級なジュエリーを扱うため神経を遣いますし、立ち仕事で体力も消耗する大変なことも多い仕事です。

素材知識なども転職してから覚えることがたくさんあって、憧れだけでやっていけるほど甘くはありません。

そこでまずは、ジュエリー業界がどんなところなのか、仕事にはどんな大変さがあるのかなど実際にこの業界で働く人の声を聞いてみることをおすすめします。

知人のツテで業界で働く人の話を聞ければ良いですが、難しい場合はセミナーや交流会に参加してみるのも手です。

今は様々な場所でこういった催しが行われていて、インターネット等で調べることができるので探してみても良いでしょう。

またお気に入りのジュエリーショップがあれば、店員さんの話を聞いてみるのも一つです。

その企業に応募する場合でなくても、同じ業界内のことであれば有益な情報が得られるかもしれません。

女性が多いジュエリー業界だが女性に優しい会社ばかりではない

ジュエリー業界は販売員も含めて女性が多い業界です。

女性が多い業界の方が女性の気持ちを分かってくれて、出産や育児などにも理解があると思うかもしれません。

しかし、残念ながらジュエリー業界の中ですべての企業が女性に優しい会社というわけではありません。

むしろ女性が多い分、男性並みにバリバリと働く女性たちもいて、出産したら育休を取らずに退社するのが一般的という企業もあります。

女性が働きやすい企業かどうかを見極めるときは、実際に利用者がいる育児支援制度や補助がある、出産してからも働いている女性が多くいるなど、現状がどうかを確認しなくてはなりません。

女性の応募者が多い業界なので、募集要項などに「女性が働きやすい企業です。」とうたっている場合があります。

しかしそれは実際にそうなのかを確かめなければならず、募集要項に書いてあっても実は具体的な策が何もないという企業は意外とあるのです。

もちろん、女性社員が多いジュエリー業界だからこそ女性の活躍支援のためにいろいろな工夫をしている企業もあります。

転職して長く働き続けたいのであれば、そういった工夫を積極的にしている企業を選ぶのは一つのポイントです。

豊富なラインを扱っている企業を狙うのは手

ジュエリー業界は国内系、外資系ともに一時期よりも業績が大きく落ち込んでいます。

ただ、ジュエリーという商品の性質上、冠婚葬祭や記念日などで利用される機会は多く一定の需要は保っています。

特に近年は高級なラインよりも低価格帯もラインに人気が集中しやすくなっています。

そういった販売価格のラインを設けているジュエリーブランドの方が幅広い層から人気があって安定成長に期待ができます。

低価格帯のものを気に入ったお客様が特別な日に高級ラインの購入に至るケースも多く、一つのブランドとして愛していただけるのも魅力の一つでしょう。

人気が高い外資系のジュエリーブランドは定着率が高い企業も多く魅力ですが、英語力が必要とされることも多くなります。

応募条件を満たしているのか、募集要項をしっかりと確認しる必要はあります。

企業研究で企業の求めている人材像を知ってから応募しよう

企業研究では、売り上げ額や扱っている商品、販売方針など調べたいことはたくさんあります。

そういった情報を調べることで応募先の強みを知り、魅力的な志望動機を述べることにもつながります。

ただ、これと同じぐらいに知っておきたいのは「企業が求める人材像」です。

いくら魅力的な企業であっても、その企業が求める人材像と自分とが合っていない場合はマッチングが成立しません。

これには自己分析やキャリアの棚卸も必要な作業になります。

自分の強みと企業が求めているものがマッチしたときにこそ応募に踏み切ることで、内定を得やすくなるのです。

このことを理解した上で企業研究を行い、応募するかどうかの判断材料としてみてください。

ジュエリー業界の求人探しは転職エージェントを利用しよう

転職エージェントを利用することで効率的な求人探しが叶います。

あらかじめ希望の条件やスキル等を登録しておくことで、適切な求人が出たときに紹介してくれたりスカウトメールが届くことになるからです。

忙しい仕事や家事の合間をぬってハローワークに行って求人検索をするよりもずっと効率が良く、求人が出たタイミングも逃しません。

また、転職エージェントは求人件数が圧倒的に多く条件の良い求人に出会いやすいのも魅力です。

応募の際には書類添削や面接対策など、内定率アップにつながるサービスが受けられますのでぜひ利用してみてください。

最後に

いかがでしたか?今回は、ジュエリー業界に転職したい人の企業研究・選び方のポイントをご紹介しました。

企業研究をしっかり行うことは内定率をアップさせるためにも、実際に転職して働いたときにギャップを感じないためにも非常に重要なことです。

じっくりと研究を行った上で、応募に踏み切るようにしてください。