就職活動中の学生から高い人気を誇る出版社は華やかでカッコイイイメージがあるようで、転職先としてもできれば転職したい…と憧れる人も多いです。

しかし実際に働く人の中にはその仕事の大変さと将来性の不安から転職を考える人も多いです。

出版業界は今変化の時期にあり、将来的には不安定な要素が多いので、転職を考えているのであれば早めに転職をお勧めします。そこで今回は、出版社の将来性に不安を感じたら転職をした方が良い理由についてお話していきます。

紙媒体は減少している

出版社と言えば紙媒体を主に扱っていますが、その売り上げは年々減少しています。特に雑誌の売り上げは近年減少の一途をたどっています。好きだった雑誌が休刊になったり廃刊になったりしたという方もいるのではないでしょうか。

出版社と言っても現在業績が堅調な企業もありますが、通信教育やチケット販売など、別のビジネスと融合することによって生き残っている企業が多いです。

新しいビジネスを取り入れる柔軟性がないと出版社としての将来性は薄いと言えます。お勤めの出版社がどのような方向性でこの厳しい現状に立ち向かって行っているのかは、きちんと見極める必要があります。

もし、今のやり方に固執して新しいビジネスや販売方法などを取り入れようとする考えがないようであれば、その出版社の将来性はないかもしれません。倒産などする前に早めに転職を考えることも必要かもしれません。

流通の必要もなくなる!?

出版社の中には独自の流通部門などを持ち、書店やコンビニなどの販売店への流通を主な仕事としている人たちがいます。しかし、今後はその流通のあり方も大きく変わっていくことになりそうです。

出版物で言えば、近年は紙の書籍に代わって電子書籍の売り上げが大きく伸びています。電子書籍はインターネットでダウンロードすれば済んでしまうので、これまでの流通方法が必要のない典型的な例です。

このように、今後ますます利用者にとって便利な方法で出版物にに触れる機会が増えると見込まれるため、流通の仕事そのものも減少していくと予想されます。出版社で流通の仕事に携わっているという方は、転職を考えるべきときがきているのかもしれません。

出版社の仕事はかなりハード

見た目の華やかさや憧れのイメージと違い、出版社の仕事はかなりハードで深夜にまで及ぶことも珍しくありません。

憧れの職業で上位に挙がることの多い雑誌などの編集者以外にも、印刷時間がかかる出版物は、締切りなどに追われることがほとんどです。

制作やデザイン部署、校正などを行う人たちも深夜まで仕事をしているというケースが多いです。毎回出版物を発行するたびに深夜残業をして、体はボロボロなんて人も多いのが出版社の現状です。

業界としての将来性はさることながら、このような過酷な労働環境で働くことは、長く働き続ける職場として最適でしょうか。

無理して体を壊してしまい、仕事自体ができなくなってしまうなんてことにもなりかねません。そうなる前に転職をして、長く働きやすい環境に身を置くということも必要なことです。

出版社からの転職でアピールしたいところは

忍耐力があるということは、どんな業界や職種であっても必要で評価の対象になることです。出版社での深夜労働など過酷な仕事に耐えてきた人は、その忍耐力を転職先の企業にアピールすることができます。

また、出版物を発行するということは、一文字であってもミスが許されず、かなり神経を使う仕事とも言えます。

細やかな神経を使えるということは、どんな仕事においても有利に働く大きな能力です。転職活動において大きなアピールポイントになりますから、積極的にアピールしましょう。

今の職場で自分がどんな仕事をしていたのか、どのようなことに気を付けて仕事をしていたのかを、次の転職先でどのように結び付けられるかが転職を成功させるポイントとなります。

面接官がイメージしやすいように、具体的な要素を取り入れながら自分の強みを上手にアピールできるようにしましょう。

転職を決めたら転職エージェント

出版社の将来性や過酷な労働環境に不安を感じて転職を決めたら、まずは転職エージェントに登録しましょう。転職エージェントには、多数の非公開求人を始めとする圧倒的な求人数があるので、多くの求人の中から比較検討して希望の求人を探すことが可能だからです。

また、担当のキャリアコンサルタントから職務経歴書などの応募書類の添削を受けたり、面接時のアドバイスをもらうことができます。応募先企業へのアピールをするにあたって大きなヒントになることでしょう。

お勧めの転職エージェント3社紹介

転職エージェントは多数ありますが、中でもまずは登録したい安定の3社をご紹介します。

マイナビエージェント

職務経歴書の添削や面接対策などのカウンセリングに力を入れ、応募者と近い距離感で親身になって相談に乗ってくれます。

転職にあたって不安が大きく誰かに相談したいという方にお勧めです。担当のキャリアコンサルタントに、事前に知りたい企業の内情なども相談してみると良いでしょう。良いアドバイスをくれるはずです。

DODA

転職フェアや合同転職面談など、様々なイベントにも力を入れており、転職先の生の様子を感じることが可能です。

出版業界以外の業界について知りたいという方は、一度足を運んでみることで新しい業界や職種についても興味を持つことができるでしょう。担当のキャリアコンサルタントに外れがなく熱心なサポートが受けられると評判です。

リクルートエージェント

転職成功実績№1、大手リクルートが運営する転職エージェントです。非公開求人約10万件と圧倒的な求人数を誇ります。まず登録しようとお考えであれば安定感抜群のリクルートエージェントはお勧めです。キャリアコンサルタントの知識が豊富で安心感があります。

最後に:出版社での経験を生かして転職を成功させよう

いかがでしたか?今回は、出版社の将来性に不安を感じたら転職をお勧めする理由についてお話してきました。

出版業界に憧れて就職したものの、現実の厳しさと将来性が感じられなくなってきたという方は、転職を考えてみてください。将来性があって働きやすい職場がきっと見つかるはずですし、出版社で働いた経験が次の職場でもきっと生かされることでしょう。