[転職の体験談]
福岡県 27歳男性 転職回数3回
私は一部上場企業で海外出張も多い仕事をしていました。
給料も同年代よりの良く、仕事内容も海外を相手にする業務だったのでやりがいもありました。それでも、自分のやりたい事をやるために転職をして別の仕事についています。
私が転職を決意したことや、転職するまでに考えたことなどお話していきたいと思います。
大手商用車メーカーの海外担当として7年間
私は大手商用車メーカーの海外営業部門に、アフターサービス担当として7年間在籍していました。(うち2年間はオーストラリアにて駐在業務でした。)
仕事内容は海外市場に販売された製品のアフターサービス体制を、各市場の代理店及び販売店と構築していくという仕事を行なっておりました。
海外出張も多く、一部上場企業ともあって、正直なところ周りからはうらやましがられることが多い仕事でした。
自分のやりたい事をやれる環境を求めて
当時を振り返っても特に会社に不満はなく、むしろ活躍の場が海外ということもありとても魅力的な仕事だったと思います。
商用車という発展途上国とも関わりのある仕事だったため、旅行では絶対に行くことのできない危険な地域にも行くことができました。これは今でも私の1つのステータスです。
ただ、自分のやりたいことに本気で挑戦できないまま、老後を迎える人生にはしたくないと思い、やりたい事を本気でやれる環境を求めて転職を決意しました。
転職は悪いことじゃない
日本では同じ会社に新卒で入社し、定年まで勤めあげることが美徳とされていますが、私が駐在していたオーストラリアでは同じ会社に5年働く人は珍しい方でした。
日本のように転職する人を「落ち着きのない忍耐のない人」と捉えるのではなく、ステップアップしようとしている人と捉えているようでした。
私自身も同じ会社で掘り固まった考えを持つより、色んな会社を経験し柔軟な考えを持ちたいと考えました。
転職したいと思った時点で勝ち
また転職に不安は付きものです。新しい仕事ができるか、新しい環境に馴染めるかなどなど。
でも今の現状を捨ててでも転職して、新しい事に取り組みたいと思っている自分がそこにいます。自分の周りを見た時に、どれくらいの人が現状を捨ててまで転職を考えられるでしょうか?
私は転職を考えられたその時点で、その人は転職をする才能がある人だと思っています。
最後は勢いも大事
とはいえ、やっぱり転職は不安です。
でもどんなに新しい会社の事を考えたところで答えが出るわけでもなく、その会社に勤めた自分が今後どうなっていくかなんて誰も教えてくれません。
答えが出るのは転職をしてから。だからくよくよ考えず、思い切って転職を決意する事も大ことです。
私が選んだ転職先
最後になりますが、私は商用車メーカーの社員という立場から、現在は海・山・川を案内するアウトドアガイドをしています。
給料を比べれば決して良くはありません。でもどちらが自分らしくいられるかというと、やはり今のアウトドアガイドだと思っていますし、転職して良かったなとつくづく思います。
皆さんももし今の自分の現状に満足していないなら、自分が自分らしくいられる場を探して、転職してみるのも1つの選択だと思いますよ。