アパレル業界で働く人にとって厳しいノルマは悩みの種です。ノルマがきついと仕事に悪い影響があるため注意が必要です。
今回は、アパレルのノルマが仕事に与える影響と、ノルマがきつくてアパレルの仕事が辛いと感じたときに思い出してほしいことについてご紹介していきます。
目次
体育会系のアパレルには厳しいノルマが設定されていることがある
いわゆるノルマと言うと、営業職などをイメージするかもしれませんが、実はアパレル業界での販売の仕事にもノルマがつきものです。
特に体育会系の社風のアパレル企業では、厳しいノルマを設定して販売員を叱咤していることがあります。
私が知っているアパレル企業でも、毎月店長からノルマを言い渡されています。
さらに毎月販売員別の売り上げランキングが全社員に見れるようになっており、1位からビリまでが実名で公表されますから、ランキングが下の方の店員は店長から大目玉を食らうようです。
ノルマがきついことで仕事に与える悪影響とは?
アパレルでは、ノルマがきついことで仕事に悪い影響を与えてしまうことがあります。
どんなことが考えらえるのでしょうか?
ノルマがきついと仕事へ行くのが憂鬱になる
ノルマがきつい場合には、仕事へ行くのが憂鬱になってしまうという人が多いです。
毎日明日の仕事について憂鬱に感じていると、次第にストレスが大きくなり、精神的に参ってしまうという状況に追い込まれてしまいます。
ノルマが夢にまででてきたり、ノルマが原因でうつ病などになってしまう販売員も実際にいるのです。
本来好きな仕事が楽しめなくなってしまう
アパレル関係で仕事をしている人は、人と接することが好きだったり、扱う商品に愛着を持っていたりと、本来好きなことを仕事にしたくて働いているということが多くいます。
にもかかわらず、厳しいノルマがあることによって、本来好きで楽しいはずの仕事が嫌いになってしまいます。
仕事が好き、楽しいということはアパレル業界で働くことの大きなメリットです。
しかしそこから楽しさをを除いてしまうと、立ち仕事で体力的に大変ですし、給料的にも恵まれていませんから、アパレル業界で働くことのメリットがかなり薄れてしまうことになります。
売ること優先で客の利益を考えられなくなる
ノルマが定められていると、ついついノルマを達成することの優先順位が一番にきてしまいます。
本来は、顧客の求めている商品を提供したり、顧客が笑顔になれるような接客をするべきなのですが、売り上げ優先で顧客の利益を考えられなくなってしまいます。
そのため、あまり似合っていなくても商品を無理にすすめてしまったり、まだ在庫があるのに「最後の一着」などと嘘をつくようになってしまいます。
一時的には売れることがあるかもしれませんが、そのうち顧客もそのような接客に嫌気が差し次第に離れてしまうことになります。
ノルマがきつくて辛いと感じたら思い出してほしいこと
アパレルのノルマがきつくて仕事が辛いと感じたら、思い出してほしいことがあります。
どんなことなのでしょうか?
まずは目の前の仕事を楽しむこと
ノルマがきつくて辛いと感じたら、まずは初心に戻り、その仕事を始めた理由や楽しさに目を向けるようにしましょう。
目の前の仕事を心から楽しんで行うことで、自然な接客や笑顔になり、顧客もそれにつられて増えていくようになります。
売ることだけに執着していても、押しつけがましい態度に表れて顧客が怯えてしまいます。
肩の力を抜いて接客そのものを楽しむようにしましょう。
ノルマの達成に向けて一つ一つ丁寧に行うこと
どんな仕事でもそうですが、目標を達成するときには、最終目標の他にも短期的な目標が必要です。
月100万円がノルマなのであれば、いきなりそれを達成しようと思っても気が重くなってしまいますし、無理があります。
月100万円であれば、1週間では25万円前後で良いはずですし、1日単位でみれば5万円前後で達成できることでしょう。
その日に5万円を売るのであればそれほど難しくないかもしれません。
ノルマを細分化し、それを一つ一つクリアしていくこと、その積み重ねで自然と無理することなく達成できるようになります。
ノルマに囚われて仕事が辛いなら転職することも必要
ノルマがきつくて仕事がどうしようもなく辛いのであれば、違う職場に目を向けてみることも必要です。
例えば、同じアパレルでもノルマがないお店もたくさんあります。
仕事自体は好きだけれどノルマだけが耐えられないというのであれば、お店を変えてみるのは良い方法です。
ノルマに加えて体力的なきつさがあるというのであれば、全く別の業界や業種で働いてみることも良いでしょう。
世の中にはアパレルに比べて体力的に負担が少なく、ノルマがないという仕事は山ほどあります。
接客業の他にも活かせる仕事はいろいろある
アパレルの販売員からの転職であれば、同じ接客業は有利に働くはずです。
接遇スキルが身についた感じの良い販売員であれば、即戦力として採用される確率が高いです。
また、接客業以外にも、一般事務などもおすすめです。
一般事務は未経験者歓迎の企業も多いですし、人当たりの良さなどは、周囲との協調性が必要な事務職で求められています。
アパレルの販売員として働いている人は年齢的にも20代、30代のまだ若い人も多く様々な可能性を秘めています。
自分にはアパレルの販売員しかできないのでは?と決めつけるのではなく、興味のある業界があれば積極的にチャレンジしてみましょう。
転職なら転職エージェントを利用しよう
ノルマがきつくてアパレルの仕事が辛いと感じたら、まずは転職エージェントに登録するところから始めましょう。
転職エージェントには、ハローワークや求人誌と比べても多数の求人件数がありますから、様々な業界や職種の求人を比較検討しやすいというメリットがあります。
また、転職支援のプロであるキャリアコンサルタントに、転職時の様々な悩みを相談してアドバイスを受けることができます。
自分の考え方や希望をしっかりと伝えておくことで、厳しいノルマがなく、生き生きと働ける職場を紹介してくれることでしょう。
転職エージェントの登録は無料なのでぜひ活用してみてください。
最後に
いかがでしたか?今回は、アパレルのノルマがきつい場合に仕事にもたらす悪影響と、ノルマがきつくて仕事が辛いと感じたときに思い出してほしいことをご紹介してきました。
ノルマは売り上げの目標にもなりますが、人によっては負担でしかないことがあります。
仕事が辛い原因がノルマであるのであれば、適切な対処を行っていくようにしましょう。