女性を中心に人気が高い受付の仕事ですから、転職先として考えているという人も多くいます。

未経験でも応募できる案件が多く、初めて受付の仕事をするという人にとっても大きなチャンスがある職種です。

ただ、受付業務の種類や求人の探し方は様々なので、求人探しの段階で迷ってしまうという人もいるでしょう。

今回は、受付の仕事にはどんな種類があるのかその特徴と、受付の仕事の探し方についてご紹介していきます。

受付の仕事の種類や特徴とは?

受付とひとくちにいっても様々です。

受付業務の中でもイメージされる方が多い業務を中心にピックアップしました。

まずはどんな場所でどんな受付を行いたいのか方向性を決めるためにも、それぞれの業務について基本的なことを知っておきましょう。

一般企業受付

一般企業の受付は、受付の中でも特に人気が高く狙い目です。

受付を置く企業は経営が安定している大企業も多いため、給与や福利厚生等の条件面に期待できるでしょう。

また、一般企業での受付はなんといっても土日祝休みが多いということが他の受付業務にはない魅力の一つです。

ただ、倍率は高く英語力なども求められる場合が多い、正社員求人より契約社員や派遣社員が多いという点がネックになります。

とはいえ大手転職エージェントや転職サイトなどを見ると正社員の一般企業受付もまだまだ見られます。

自身の強みが活かせる企業での正社員受付を見つけたら、積極的にトライしていきたいところです。

百貨店受付

百貨店受付の特徴として「様々な年代のお客さまを相手にする」ということがあります。

年配のお客さまはもちろん、迷子の子供の対応もすることもあります。

この点はビジネス関係の来客対応がメインになる一般企業の受付とは大きく違うところで、幅広い対応力が必要になってきます。

ただし、インターネットで自由に買い物ができる時代になり、大手百貨店が続々と閉店していっています。

この中で百貨店受付という仕事に対しても見直しが進んでいて、仕事自体が少なくなっているという点は見逃せないポイントでしょう。

一時的な業務という位置付けではなく、将来的なキャリアプランも見据えた上で応募に踏み切ることが必要になります。

美容サロン受付

美容室や総合美容サロンなどで、来客案内、予約受付、電話対応、お会計等を行う仕事です。

比較的規模が大きめの美容室やサロンでは美容師などの専門職には受付等の負担を減らして業務に専念してもらうために、こういった受付専門スタッフを設けていることが多くあります。

意外に思うかもしれませんが、実は正社員求人が多い受付業務でもあります。

一般企業の受付に比べると給与や待遇は劣りますが、賞与や昇給もあり条件面が充実している求人も多く見られます。

デメリットとしては、一般企業に比べて営業時間が長く帰りが遅くなりやすい、土日祝や連休などは取りにくいという点があります。

美容師やネイリストなどの資格は今現在ないけれどいずれは取得したいと学校に通いながら働いている人や、前職が美容部員で美容に興味がある人などからも人気があります。

自動車・住宅ショールーム受付

自動車メーカーや住宅のショールームなどで来客対応、電話応対、アンケート集計作業、清掃等の仕事を行います。

比較的大手求人も多いため給与や福利厚生は充実しており、残業もほとんどないという正社員求人もよく見られます。

未経験歓迎求人も多く、学歴要件等も厳しく設けられていないことが多いです。

パソコン操作を求められることがありますが比較的簡単な入力程度なので、慣れてしまえば問題なくできるという方も多いでしょう。

その代わり明るくどんな客に対しても笑顔の接客ができるなど、接遇スキルは高いものが求められます。

ショールームに来られる人は基本的に自動車や住宅に興味があって購入も検討しているため、受付の対応次第では営業の成績にも影響を与える可能性があります。

接客経験がある人であれば有利になりますからアピールしていくと良いでしょう。

この仕事の大変な点を挙げると、1日中立ち仕事で体力的にはきついということ、土日祝は基本的に出勤でイベント等があれば忙しく動き回ることもあるということです。

クリニック受付

クリニックで外来受付や会計、カルテ管理やデータ入力等を行う仕事です。

医療系の中でも美容整形外科や脱毛クリニックなど、美容関係に特化したクリニックでの受付業務が多く見られます。

クリニックに来られる方の中には不安を感じている方も少なくないため、笑顔で丁寧な説明を行い、安心して施術に臨んでもらえるような対応が必要になります。

これらの受付では医療事務的な役割よりもカウンセリングや受付手続き、お会計業務等が多くなります。

レセプト請求など総合病院等での医療事務や外来受付を狙うなら、医療系に特化した転職エージェントや転職サイトなどを利用すると求人が見つけやすくなります。

ただ総合病院での医療事務は医療系の知識についてある程度勉強が必要ですし、幅広い世代の患者対応、残業も多いなど仕事は大変になりますいです。

受付業務の仕事の探し方はそれぞれどんな特徴がある?

受付業務の求人を探すにはどんな方法が適しているのでしょうか?

それぞれの探し方の特徴をご紹介していきます。

ハローワークや求人誌は求人件数の少なさがネック

転職先を探す際に思い浮かべる人も多いであろうハローワークや求人誌にも、受付業務の求人は掲載があります。

ただし求人件数が少ないのがネックです。

理由としてはハローワークや求人誌は基本的に地元の中小企業を応援するという意味合いが強いため、受付職種を募集する大手企業求人が出にくいということが考えられます。

受付業務専門転職サイトは派遣・契約社員も多い

受付業務に特化した転職サイトで探すことには、今回ご紹介したような様々なタイプの受付求人を横断的に探せて、それぞれのメリット・デメリットを比較検討できるという魅力があります。

ただ、受付業務特化型の転職サイトだと正社員求人以外に派遣・契約社員も多めなので、正社員としての転職を考えている人はなかなか良い正社員求人がないと感じることもあります。

転職エージェントなら豊富な求人で大手など条件が良いところも多い

大手転職エージェントであれば、求人件数が圧倒的に豊富で受付業務も多数掲載があります。

特に大手など条件面で魅力的な求人も多いのが特徴です。

また求人探しだけでなく、書類作成や面接対応などのサポートも受けられるのが最大の魅力です。

希望の企業を探し応募して内定をもらうところまで全面的にバックアップしてくれる強い味方となるでしょう。

最後に

いかがでしたか?今回は、受付という仕事をクローズアップして受付業務の種類や求人の探し方の特徴をご紹介しました。

応募先の方向性や転職活動の方法を決めるためのヒントとしてお役立てください。