子供が好きだから子供と関わる仕事へ転職したいと思う方はいらっしゃるでしょう。実は子供と関わると言ってもその仕事は意外に多く存在します。

具体的にはどんな仕事があるのでしょうか。その魅力や難点とともに見ていきましょう。

保育士

子供と関わる仕事と言って真っ先に思い浮かぶ人も多いのが保育士ではないでしょうか。保育園にいる間は親に代わって生活指導やしつけを行ったり学習の指導を行ったりします。

保育士になるには大学や短大、専門学校など保育士の資格を取得するための学校に通う他、実務経験などの要件を満たすことで試験を受けることができます。

保育士の仕事の魅力とは

子供たちは団体生活を通して日々成長していきます。楽しそうに遊ぶ子供たちの成長していく姿を見ることは大きなやりがい、人生の生きがいにもなり得ることです。子供が好きな人にとっては最高の喜びでしょう。

また、忙しい親たちに代わって子供の面倒を見ることで親たちに感謝されますし、その手助けをできるということも魅力の一つです。

保育士の仕事の難点とは

可愛い子供と言っても、言うことを聞かない子供は当然いますし、かなり乱暴で暴れる場合などもあります。

また、親との交流が非常に難しい職業とも言え、友人の保育士は親からの理不尽なクレームに悩まされていると言っていました。中にはモンスターペアレンツと呼ばれるような人たちもいます。

また、社会問題にもなっているように、子供の命を預かる責任ある仕事にも関わらず、給料が相対的に安いことも大きなデメリットです。

助産師

赤ちゃんを取り上げる他、妊婦の健康管理や産後の保健指導など出産から育児に至るまで全般的に管理、指導する仕事です。

助産師の仕事の魅力とは

女性にとって人生の一大イベントとも言える出産の世話をできること、また命が誕生する瞬間に立ち会えるのは大きなやりがいと言えるでしょう。

助産師になるには看護師資格が必要なので、看護学校の教育課程で助産師も合わせて取得することがほとんどのようです。

当然看護師だけを取得するよりも難易度は上がり、病院などの給料も看護師より助産師の方が高い傾向にあります。

助産師のデメリットとは

相手は新生児になるため、子供相手というよりはその母親相手と言っても過言ではないかもしれません。

母親に対し出産前から適切な指導を行う必要があるため、大きな責任を担っている仕事と言えます。

また、死産などの辛い場面に立ち会うこともあり、精神的に負荷が大きい仕事とも言えるでしょう。子供が好きだからという理由だけでは続けるのが難しい仕事かもしれません。

ピアノ講師、英会話講師、塾講師など

いわゆる習い事などの先生は、子供の年代も様々で自分の得意なことを子供たちに教えてあげることで子供と触れ合うことができる仕事です。

ピアノ講師、英会話講師、塾講師の魅力とは?

自分の得意なこと・好きなことを仕事にできるという魅力があります。また、学びの場ですので子供たちの成長を身近に感じられるということもこの仕事の喜びになるでしょう。

ピアノ講師、英会話講師、塾講師など難点とは?

特定の資格などは必要ないことがほとんどですが、親たちからの信頼を得るためにも実力を証明するような何かがないと講師として成功するのは難しいかもしれません。その塾などによって大学卒業などの要件を定めているところもあります。

また、個人で塾などを経営するには広告や営業などにも力を入れなければ成り立たないという側面もあり、本来やりたかった子供相手の仕事とは違ってきてしまった…と思う人もいます。

テーマパークスタッフ

テーマパーク内でアトラクションの説明をしたり、客の安全のための誘導などを行う仕事です。テーマパークには多くの子供たちが訪れるため、子供が好きな人に人気の仕事でもあります。

例えば東京ディズニーランドで働くにはオリエンタルランドの採用試験を受ける必要があり、一般企業の就職活動と基本的には同じです。

パーク内で働きたい人向けのテーマパーク社員という募集もあります。準社員から正社員への登用制度もあるようですから、そこで経験を積んで正社員へチャレンジしてみるのも手でしょう。

テーマパークスタッフの魅力とは?

なんといっても、そこに訪れる人達を笑顔にする、幸せな様子を見ることができるのが大きな魅力でしょう。子供たちの夢を叶える手伝いができる夢のある仕事です。

テーマパークスタッフの難点とは?

立ち仕事であることや、暑さ寒さに耐えながらの場合も多いなど、肉体的にはハードな仕事でしょう。また、マナーを守らない客やクレームを言う客など様々な客がいるため、機転の利く対応力が求められます。

ベビーシッター

海外ほどなじみがないベビーシッターですが、日本でもデパートやホテルなどでもニーズは増えてきています。子供と遊んだり世話をしたりできる仕事として気になる方は多いでしょう。

資格がなくても就くことは可能ですが、自分の大切な子供を無資格の知らない人に預けようと思う人はなかなかいないかもしれません。全国ベビーシッター認定協会の認定資格を取ることで信用がアップしますから、取っておくべきでしょう。

ベビーシッターの魅力とは

純粋な赤ちゃんを相手にすることで自分自身も癒され幸せな気持ちになることもあるでしょう。また、自分の子育ての経験を生かすことができます。

ベビーシッターの難点とは?

まだ小さい他人の子供を預かるというのは大きな責任がある仕事です。ほんの少しの気の緩みが大きな事故につながることもあり、ミスは許されない仕事と言えるでしょう。

また、その責任の重さの割に給料がさほど高くないことが多いのも難点の一つです。

子供と関わる仕事に転職したいと思ったら

まずは、その仕事に就くために必要な資格などの要件がないかどうかを調べることから始めましょう。資格がいらなくても実務経験年数などが求められる場合も多くあります。

そして次に、多くの求人を比較してみることが大切です。その仕事に就けたとしても、劣悪な職場環境や労働条件の場合に、せっかく就けた仕事を手放してしまうことがあるからです。

その仕事そのものに目を向けると同時に、一般企業に転職するのと同じように給料や待遇、経営者の考え方などにも目を配って転職活動を行っていくことが大切です。

転職活動を成功させたいのであれば、お勧めは転職エージェントに登録することです。多くの非公開求人にも触れることができ、職場環境などの内情もキャリアコンサルタントから情報を得ることができます。

最後に:子供とともに自分自身も輝かせよう

いかがでしたか?子供と関わる仕事の内容、魅力と難点などについてお伝えしてきました。少子化社会の今だからこそ、子供と関わる仕事の社会における役割はますます大きくなっていくことでしょう。

それは大きなやりがいとなりあなたの人生を輝かせてくれることになるはずです。納得できる転職活動を行って、子供と関わる仕事への転職を成功させてください。