カー用品を取り扱う販売店で正社員として働く人の中には、辞めたいと感じている人も多いです。

そこには、カー用品販売という独特の業界事情も絡んでくるようです。

今の仕事が辛くて辞めたい場合には早めに転職に向けて動きだしましょう。

今回は、カー用品販売店を辞めたい理由と早めの転職をすすめる理由についてご紹介していきます。

カー用品販売店を辞めたい理由とは?

カー用品販売店で正社員として働くことが辛くて辞めたいと感じる理由にはどのようなものがあるのでしょうか?

営業時間が夜遅くまで及ぶことが多い

カー用品販売店の営業時間は、朝は比較的遅いですが、その分夜も遅めである店が多いです。

たとえ残業がなくても夜が遅くなるため、自分の時間が取りにくいというデメリットがあります。

出社前は体力を使うことを避けるため積極的に出かけることもできませんし、店がやっていないことも多いため遊びに行けるわけでもありません。

夜は夜で仕事終わりにどこか出かけようにも、営業時間が終わっている施設や店が多いです。

昇進するには転勤が必須

カー用品店は全国チェーンのお店も多く、基本的には転勤があることが前提となります。

転勤がない働き方を選択できることもありますが、その場合には転勤可能な人と比べて給料も下がりますし、昇進して役職について年収アップを狙うことも難しくなります。

転勤が多いと単身赴任などで家族や恋人と離れることになったり、その関係性にも影響がでてくることがあります。

昇進するために必要であるとは言え、転勤がない仕事は世の中に山ほどありますから、転勤が嫌で辞めたいと感じる人は多いです。

土日や連休がないのは当たり前でプライベートが充実できない

カー用品販売店はサービス業ですから、土日勤務は当たり前で連休などは繁忙期になりますから、休みを取ることも難しいです。

家族や友人と予定を合わせることもなかなかできず、プライベートの充実が図れないという悩みを抱えている人が多いです。

家庭がある人であれば子供の学校が休みのときにも働かなくてはならず、一緒に居られないことも多くなってしまいます。

自動車に興味がない人が増え将来性がない

カー用品販売店で働く人の中には、その将来性への不安から辞めたいと感じる人もいます。

近年は若者の自動車離れがすすんでいると言われており、国内向けの自動車の需要そのものが減りつつあります。

輸出業が盛んな日本においては自動車産業が廃れる可能性は現状では低く、業界自体は安定性が高いと言われますが、経済的な影響を直に受ける業界でもあります。

将来性に不透明さは残ると言えるでしょう。

日本経済の不透明さから消費者の節約志向が止まらない

日本経済の不透明さや年金制度の崩壊による将来への不安などから、消費者の節約志向は止まりません。

自動車そのものを買わず、カーシェアリングなど新しい利用方法も増えてきました。

また、自動車を購入する家庭であっても、カー用品というくくりで見ると、余計な物は買わず、必要最低限の物に抑えようという意識は高まっています。

さらに、カーナビなどの低価格競争などがあり、カー用品全体として売り上げに不安があるという人は多いです。

現在のところカー用品の売り上げは減少しているとまでは言えないようですが、今後伸びる可能性については疑問が残ります。

柄の悪い客を相手にすることも多いから

カー用品店で働く人の現実的な悩みとして、柄の悪い客を相手にすることが多いというのはよく聞かれることです。

車を改造したり、内装にこだわって飾りつけをする人の中には、言葉遣いが乱暴だったり店員に対する態度が横柄な人もいます。

どんな仕事であっても接客業である以上は様々な客を相手にする必要がありますが、カー用品店に関しては柄の悪いと言われる客が多いと指摘する声は多いです。

ピット担当は体力的にも大変な仕事

カー用品店で働くと言っても、担当によって業務内容が全く異なります。

整備士の資格などを持っている場合にはピット担当として働くこともあります。

大手ディーラーなどと違い、料金を抑えた整備を行っている販売店が多いですから、薄利多売的な要素がありピット担当の仕事は非常に大変です。

残業が多くなり遅くまで作業に及ぶということも珍しくないようです。

転職を考えるなら早い方がいい理由

カー用品販売店の仕事が辛くて辞めたいと考えている人は、転職をするのであれば早い方が良いです。

その理由について解説していきます。

自動車の知識が活かせる場所は限られているから

カー用品販売店で働くには、自動車や部品に関する幅広い知識が必要になり、入社してからも覚えることが多くて大変だと言われています。

ただ、その知識は自動車に特化していますから、転職をするにしても知識を活かせる場所は限られています。

整備系の仕事であれば給料や待遇の良い大手ディーラーなどが有力ですが、倍率は高くなりますから早めに動き出したり、何回もチャレンジする必要もでてきます。

年齢が上がれば上がるほどさらに難しくなりますから早めに動き出すべきでしょう。

接客業での経験はどこでも活かせるが条件が良い求人は埋まりやすい

自動車関連ではないけれど接客業へ転職したいという場合には、カー用品店での経験を活かすことができます。

業界の知識を新しく覚える必要はありますが、接客経験があるというのはどの接客業においても求められることです。

普段の接客でどのようなことを心がけていたのか、接客の大切さについて熱く語ることができる人であれば採用の可能性が高まるのではないでしょうか?

ただし、どの業界も接客業は人気が高く、条件が良い求人はあっという間に埋まってしまいます。

ここという求人を見つけたら早めに動き出しましょう。

未経験でも応募できて条件が良い求人は年齢が勝負

自動車の知識や経験を活かさず、全く別の業界や業種に転職するには、さらに年齢が勝負になってきます。

未経験でも応募可能な仕事はやはり、もの覚えが良くフットワークの軽い若い人の方が好まれる傾向にあります。

未経験で年齢も問わない仕事になると業務内容も限られますし、給料や待遇に期待できないことも多くなります。

転職は転職エージェントを利用するとスムーズ

転職をするのであれば転職エージェントを利用しましょう。

自動車の知識や経験が活かせる仕事や接客業以外にも、未経験でも可能な仕事も多く掲載があります。

ハローワークや求人誌などに比べても優良な求人も多いですから、条件の良い求人を探すためには必須です。

また、転職支援のプロから応募書類の添削や面接時のアドバイスなど様々な支援を受けることができます。

一人でやみくもに転職活動を行うよりも、スムーズに早期転職が叶いますからぜひ活用してみてください。

最後に

いかがでしたか?今回は、カー用品販売店の仕事を辞めたいと感じる人の理由と、早めの転職をすすめる理由についてご紹介しました。

自動車業界自体が急速に失速するリスクは低いですが、カー用品販売店として考えると今後大きく需要を伸ばすことは難しい側面もあります。

この仕事が大変で辞めたいと感じている人は、今が転職のチャンスかもしれません。