完璧主義な人というのはどこにでもいるものですが、一説によると特に女性に多いと言われています。

元々真面目でミスが少ない女性ですから、完璧を求めるのも不思議ではないかもしれません。

ただ、仕事や転職においては完璧主義な女性は敬遠されがちです。

一体なぜなのでしょうか?

今回は、完璧主義な女性の特徴と転職活動で成功するためのコツをご紹介していきます。

職場にいる完璧主義な女性の特徴とは

職場にいる完璧主義な女性にはどのような特徴があるのでしょうか?

細かいところにこだわり過ぎて仕事が前に進まない

完璧主義な人は仕事でも細かいところにこだわり過ぎてしまう傾向にあります。

特に女性は元々小さなところに目が行き届くという良い特性があるのですが、仕事ではこれが裏目に出てしまうときがあります。

仕事の全体像を見ることができず、小さなタスク一つ一つを完璧にしてから次に進もうとするため、仕事自体が遅くなります。

もちろんミスがないように見直しは大切ですが、必要以上に見直しをするため次のチェック者にいつになっても書類が回ってきません。

ひどい場合にはこだわり過ぎるあまりに納期を過ぎてしまうこともあります。

大枠を捉えることができない完璧主義は、結果的に周囲に迷惑をかけてしまうことになるのです。

部署内で回すだけの書類など体裁を気にしすぎる

完璧主義の人と、デキル人の違いは、重要な点を理解してメリハリのある仕事のやり方ができているかどうかにあります。

完璧主義の人は何でもかんでも完璧にしたがるため、部署内だけで回覧する書類などでさえも社外文書のように完璧に体裁を整え、色をつけたりグラフを挿入したり、イラストまで入れてしまいます。

一方デキル人はクライアント向けの資料などにはこだわりますが、部署の人や上司への報告書などは必要最低限の体裁で、ポイントを絞った資料にとどめます。

時と場合に応じて力の入れ方を間違わないのが大きな違いと言えるでしょう。

自分以外の人にも完璧を求めてイライラしがちになる

完璧主義な人は自分以外の人にも完璧を求めてしまう場合があります。

筆者の経験上、人の仕事ぶりがついつい気になってイライラしてしまうのは女性に多い傾向にあります。

元々女性はホルモンバランスの乱れなどで精神が不安定になりがちな特性があります。

これ自体は仕方がないことなのですが、日ごろから人に完璧を求める傾向がある人は余計にイライラすることになって、完璧にできない周囲の様子が目につくようになります。

これでは周囲も仕事がやりにくいですし、萎縮して本来の能力が発揮できないということにもなりかねません。

何より、周囲の仕事ぶりが気になってイライラしてばかりいると、ストレスがたまって自分が辛くなってしまいます。

完璧主義な女性が転職で成功するためのコツとは

完璧主義な女性が転職活動を成功に導くためにはどんなことに気を付ければ良いのでしょうか?

完璧主義をアピールしても転職は成功しない

完璧主義な女性は自分で完璧主義だとは気づいていない場合がありますが、知らず知らずのうちに自分の価値がそこにあると思っているため、面接でも完璧主義をアピールしてしまう傾向にあります。

例えば、「最後まで完璧なものを追及する忍耐強さがあります。」「仕事では綿密な計画を立てて取り掛かるようにしています。」などがあります。

もちろんこれらは決して悪いことではないのですが、度が過ぎることで前述したような様々な弊害を及ぼします。

このような完璧主義の女性に出会ったことがあるという人は多いので、面接官は「おや?」と思うわけです。

「完璧主義のようだけれど、果たして仕事に対する柔軟性やフットワークの軽さはあるのだろうか。」という不安要素になってしまうこともあります。

完璧を追及するその姿勢は、利益度外視の職人でもない限りはビジネスで敬遠されることがあります。

ミスをしないように見直しをするなどは大切なことですが、完璧な仕事を一つしかできない人よりも、ある程度の精度でいくつもの仕事を仕上げる人の方が、転職先では求められることがあると覚えておきましょう。

企業や面接官の粗探しをするのではなく良いところを見つける工夫を

完璧主義な人、特に女性は他人を裁く癖がある人が多いです。

自分が頑張ってきたことや常識だと思っていること、こうあるべきという姿を人にも求めてしまうのです。

仕事でも日常でも、相手の良いところを見つけるのではなく、減点方式で判断し、「この人はここがだめなところ。」と裁いてしまうのです。

これは転職活動においてもでてきてしまいます。

例えば面接一つとっても言えることです。

面接官の敬語の使い方がおかしかったり、説明が下手だったりすると、「ここの社員はレベルが低いから良い会社ではない」と一つの側面だけ判断し、優良な企業への転職を逃してしまうことがあります。

転職先を選ぶときも、「ここがだめ、あそこもだめ。」という風に条件を絞りすぎてしまう傾向にあります。

転職先を見つけるときは、ここだけは絶対に譲れない基準を持つことが大切ですが、それ以外の部分は許容する気持ちが必要です。

そうでなければ、いつになっても自分に合う転職先を見つけることはできず、ずるずると転職活動を続けていくことになるでしょう。

完璧主義な女性は転職エージェントを利用しよう

完璧主義な女性は、自分一人で転職活動をしても一向に進まないです。

頭で考えすぎてしまったり、リスクを取ることを過剰に恐れるため視野が狭くなり、自分の可能性にチャレンジしないからです。

そこでおすすめなのが転職エージェントです。

転職エージェントは、あらかじめ希望の条件やスキルなどを登録しておくことで、転職支援のプロからみた適切な求人を紹介してくれるサービスがあります。

自分では思ってもみなかったような優良な企業や、これまでの経験やスキルが活かせる仕事と出会うことができる可能性が出てきます。

また、応募書類の添削や面接時のアドバイスなどを受けることもできますので、自分では正しいと思い込んでいたアピール方法があまり適していなかったと知ることもあります。

転職エージェントの利用で、転職活動がスムーズにいき効率の良い転職につながります。

無料で利用できますから、ぜひ活用してみてください。

最後に

いかがでしたか?今回は、完璧主義の女性の特徴と転職活動を成功させるためのコツをご紹介しました。

ミスなく真面目に仕事をする女性に多い完璧主義ですが、仕事や転職ではマイナスに働いてしまうこともあります。

柔軟な姿勢で視野を広く持っていくことで、本来の真面目さがうまく機能して転職先で活躍できることでしょう。