様々な業界で活躍の場があるCADオペレーターは、手に職系の仕事として人気が高いです。

最近は男性だけでなく女性が携わるケースも多く、資格スクールなども人気が高まってきています。

今回は、そんなCADオペレーターの仕事のメリットや仕事の大変さやデメリットをご紹介していきます。

CADオペレーターってどんな仕事？

CADオペレーターは、設計士などが作成した図面をCADソフトを使ってコンピューター上で形にしていく仕事です。

手に職系の仕事としても人気が高く、社会人になってからや主婦などからスキルを磨いて転職するケースも目立ちます。

CADオペレーターの仕事のメリットは？

CADオペレーターの仕事にはどんなメリットややりがいがあるのでしょうか？

高いスキルがあれば年齢が若くても評価される

CADオペレーターの仕事はスキルが重視されますから、年齢が若くても評価されたり大きな仕事に関わることも可能です。

全く別の業種からスキルを磨いて転職した人も多く、転職組で年齢がある程度上がっても続けることもできます。

残業が少なくワークライフバランスが取りやすい職場も多い

会社にもよりますが、比較的残業が少なく適切な仕事量で働きやすい環境を手に入れている人も多いのがCADオペレーターの特徴です。

効率よく仕事をこなしていくことでプライベーな時間を大切にでき、メリハリの取れた生活を送ることができるのは大きなメリットです。

自分が担当した図面が形になるときの喜びがある

CADオペレーターのやりがいは、自分が担当した図面が実際に機械や建物になるなど、形になった姿を見ることができるというところにあります。

それがモチベーションになり、楽しいと感じることができる人であれば続けていきやすいでしょう。

学歴不問、未経験OKの会社も多い

CADオペレーターは設計士などのように特別な資格がなくても携わることができる仕事です。

CADオペレーター募集の求人には学歴不問、未経験OKのケースも多くありますから転職組にも大きなチャンスがあるのがメリットです。。

ただ、いくら資格が不要とは言っても、パソコン操作が苦手、ソフトを触ったこともないという人にとっては入社後の勉強が大変なため辞めたいと感じることもあります。

CADに興味があることは大前提で、できれば何らかの資格を持っていたり、独学であっても触れる機会が多いという人の方が、採用される確率は高いのは言うまでもありません。

業界問わず活躍できる場が広い

CADオペレーターの仕事は自動車や機械の部品、建築物からアパレル、広告まで様々な業界で求められている仕事です。

設計図があればCADオペレーターにできる仕事の幅は広いため、業界問わず活躍できる可能性が高いです。

CADソフトは会社によっても異なりますが、メジャーなソフトを使いこなせれば仕事に慣れるのも早いですし、スキルさえあれば働き場所には比較的困らない仕事です。

CADオペレーターの仕事のデメリットと大変さ

CADオペレーターの仕事にはどんなデメリットや大変さがあるのでしょうか？

忍耐強さが求められる仕事

CADオペレーターの仕事は、専門部署に配属された場合は、基本的に1日中パソコンの前に座って作業をしていくことになります。

細かい作業も多く高い集中力も必要ですし、忍耐強さがなければ毎日この仕事をしていくことは難しいです。

体を動かすのが好きとか、人と話すことが好きという人にはストレスを感じやすい仕事でしょう。

腱鞘炎や肩こりなど職業病になりやすい

CADオペレーターはマウスを使って加工をしていくことが多いので、1日の作業が終わる頃には指がつりそうになったり、腱鞘炎になることもあります。

また、同じ姿勢で細かい作業を続けていくことが多いため、肩こりが悪化したり腰痛などになることもあり、職業病に悩まされている人は多いと言えます。

相手の希望を聞きだす能力が必要

CADオペレーターの仕事は、設計士やデザイナーなどが作成した設計図を図面に起こしていくことです。

自分のやりたいように設計するなど、創造性が高い仕事ではありません。

打ち合わせなどを通して相手の思い描いているものを形にしていく仕事なので、希望を聞きだす力、理解力などが求められます。

それにはやはり、高いコミュニケーション能力が必要なので、疑問点をその都度クリアにしたり、細かい修正にも応じていくなど臨機応変に対応できることが必要になります。

中小企業の場合はCAD以外の仕事も多いと心得よう

CADオペレーターの働き場所は建設事務所や一般企業など様々ですが、CADオペレーター以外の仕事をやることもあります。

特に中小企業ではCADオペレーター専任というよりは、一般事務など他の仕事をしながら単発でCADの仕事がある場合もあります。

会社によって求められる仕事の領域が違うため、CADオペレーターの仕事がしたい！と思っても、思うようにこの仕事をさせてもらえず入社後にギャップを感じる人がいます。

大企業であればCADオペレーターの仕事に専念できますが、派遣が多かったり倍率が高かったりと、簡単に転職できるわけではないと覚悟しておきましょう。

高収入は難しい仕事

CADオペレーターの仕事はスキルが上がればできる仕事も増えていき、スキルアップできますが、設計士などに比べると専門性が低いため高収入は難しいです。

高収入を狙うなら、CADオペレーターの仕事の専門性を高めながら設計などの勉強も続けていき、仕事のフィールドを広げていくことが必要です。

この仕事ができれば高収入が叶うというわけではない、ということは覚えておきましょう。

常に納期との戦いなので効率良い仕事ぶりが求められる

CADオペレーターは他の専門職などと連携しながら一つの仕事を完成させていくため、常に納期との戦いです。

納期が短い場合には残業も必須になりますから、どうしても毎日早く帰らなくてはならない人などは難しいかもしれません。

その代わり、仕事を効率良くこなせるようになれば残業がない日もありますから、仕事量やスキル次第で働きやすさが変わってきます。

CADオペレーターに転職したいなら転職エージェントを利用しよう

CADオペレーターの仕事を探すなら、転職エージェントの利用がおすすめです。

ハローワークや求人誌に比べて圧倒的に求人数が多いため、希望の条件に合った求人が見つけやすいのが特徴です。

前述したように、会社によってCADオペレーターに求められる仕事の領域が異なりますから、事前にしっかりと確認した上で転職活動を進めていきましょう。

疑問点は不安があるけれど先方に確認するのは気が引けるという場合にも、転職エージェントを使うことでスムーズに情報収集ができます。

転職エージェントは無料で利用できますから、ぜひ活用してみてください。

最後に

いかがでしたか？今回は、注目度の高いCADオペレーターについてメリット・デメリット、大変さなどをご紹介しました。

安定して需要がある仕事ですので、スキルを磨いていけば長く活躍できることでしょう。

ぜひ転職を成功させてください。