販売・接客の仕事は人によってスキルに大きな違いが出やすく、奥の深い仕事とも言えます。
人と接することが好き、お客様の笑顔を直接見ることができるという点で販売・接客業に魅力を感じる人も多いです。
今回は、そんな販売・接客業の転職を成功させるために知っておきたい、応募書類のポイントをご紹介していきます。
目次
売上額や社内順位など具体的な数字を交えて書く
販売・接客業で企業側がぜひ採用したいと感じるのは、販売力がある人、店の利益に貢献できるような接客スキルがある人です。
実際に会ってみれば感じが良く、販売・接客業に向いていそうと思われるような人でも、応募書類の段階で感じとってもらうのは難しいです。
そこで必要なのが、客観的に販売力、接客力があることの裏付けとなる売上額や社内順位などの具体的な数字です。
社内で表彰された実績などもあればアピールになるでしょう。
店長クラスの場合は、マネジメントレベルの判断材料になるようにスタッフや部下の人数なども具体的に記載すると良いでしょう。
扱う商品や顧客層などについても説明すること
扱う商品やサービスは企業によって異なりますから、自分の中では当たり前に思っていても、しっかり説明しないと伝わらないというものです。
これまでの経歴の中で取り扱ってきた商品やサービスの特性や、顧客層などについても述べるようにしましょう。
そうすることで、具体的にどんな業務に携わってきたのか面接官がイメージしやすいです。
さらに、自社の顧客層と合致していれば即戦力になる、幅広い年齢の客層であれば客によって対応できる柔軟性があるなどアピールにつなげることができます。
接客のエピソードを述べると具体的なイメージが持ちやすい
販売・接客という仕事に対してどんな想いを持っている人なのかを知るためには、実際に経験した接客時のエピソードが役に立ちます。
どんな客に対してどんな工夫をしたのか、結果どんな成果を得たのかを具体的に書いてみましょう。
面接官としても、「こういう販売・接客をする人なのだろうな。」ということが具体的にイメージできて、会ってみたいと思わせるための非常に大切なポイントと言えます。
希望企業の販売方針と自分の接客スタイルの一致が重要
一口に販売・接客と言っても、販売方針や接客スタイルは企業によって大きく違います。
例えば対面販売で丁寧な接客を行う場合もありますし、客が自由に買い物を楽しんでもらうために、必要なときだけ声かけをするというスタイルもあります。
希望企業の販売方針と、これまで経験してきた店舗での方針が一致しているかはしっかり確認しておきたいところです。
転職できた場合であっても、会社の販売方針と自分のスタイルが合わずに苦労するという人が多いですし、それが原因で辞めてしまうという人も少なくないからです。
希望企業の販売方針と自分の接客スタイルが一致していれば、それは大きなアピールポイントになります。
企業としても即戦力として期待ができますから、企業研究を行った上で応募書類にも書きたいポイントになります。
売り上げを伸ばすためにしてきた工夫を伝えよう
販売・接客という仕事は、単に感じの良い対応ができるのは最低限必要なことなので、売り上げに貢献できるのかどうかが企業としてはもっとも気になるところです。
それには、常に売り上げを伸ばす工夫ができる人が求められます。
消費者のニーズは日々変化しますから、既存のやり方にとらわれず日々考えながら仕事をしていける人が必要なのです。
売り上げを上げるためにどんな工夫をしてきたのか、どんなやり方で貢献してきたのかを具体的に書くようにしましょう。
未経験であっても同じです。
企業貢献をするために工夫してきたこと、考えてきたことを書いておきましょう。
未経験からの転職の場合は接客につながる実績をアピール
未経験からの転職の場合、そもそも対人スキルがあるかどうかが気になるポイントになります。
例えば営業職であれば対人スキルについては問題ないと判断できますが、事務職や製造業などのように、職種だけを見ると判断できないものもあります。
来客と話す機会が多かったとか、社内外の人たちとの交渉ごとが多かったとか、対人スキルのアピールにつながるエピソードを書くようにしましょう。
また、アルバイト時代に販売・接客経験があれば、その点について触れてみても良いでしょう。
体力面での安心感を与えるのも有効
販売・接客業界は離職率が比較的高めと言われています。
その理由としてはやはり体力面が大きな要素となります。
立ち仕事が当たり前で足腰に負担がかかるという理由で続けられないのが多いのも事実です。
企業側としても、体力がある人かどうかはかなり気になるところです。
どんなに良さそうな人であっても、病弱で休みがちであれば仕事をお願いするのは難しいからです。
体力作りのために日々気を付けていることや、スポーツの経験などがあればそれも一つのアピールになりますから書いておくと良いでしょう。
業界や商品の勉強は必須
業界や商品によっては、入社後にかなり勉強をしていかなければついていけないものもあります。
販売・接客業の人たちも日々勉強なので、向上心を持って仕事に取り組んでくれる人でなければ続けていくことは難しいでしょう。
販売・接客の仕事は、よほど特殊なものでない限りは基本的に資格などは不要な仕事です。
しかし、向上心があることのアピールとして、知識の深めるために本を読んだり、資格取得を目指していることなどをぜひ伝えていきましょう。
職務経歴書の中では、先に経歴を伝えたいので、資格や勉強中の内容などは一番最後に持ってくると良いでしょう。
応募書類の添削は転職エージェントを利用しよう
販売・接客業は人手不足に悩まされているところも多いですが、近年は人材が厳選されている傾向にあります。
理由としては、人口知能の発達などによって人の接客により高度なスキルが求められていること、離職率の高さが指摘されることから、長く続けてくれそうな人を雇いたいという企業側の考えがあるからです。
特に正社員ともなればアルバイトやパートをまとめる役を担うことも多く、転職はそう簡単ではありません。
応募書類の段階で落とされることのないように、応募書類は完璧にして臨みたいものです。
転職エージェントの添削サービスを利用すれば、転職支援のプロの視点でアドバイスを受けることができ、独りよがりの応募書類から脱却できるでしょう。
無料で利用できますので、ぜひ活用してみてください。
最後に
いかがでしたか?今回は、販売・接客業に転職を考える人のために、応募書類のポイントについてご紹介しました。
やりがいの高い仕事ですから、希望の企業に転職を成功させて生き生きと働く毎日を手に入れてください。