応募書類は通過するけれどなぜか面接で不採用の連続…。気持ちも滅入るし焦りが生まれるしで精神的に辛いことでしょう。

しかし、ここで落ち込んで転職活動をやめてしまっては、せっかく決心した新たなステージへのチャレンジも、これまでの苦労もすべて水の泡になってしまいます。

失敗しても次に活かすことができれば良いのですから、今回の面接を振り返り、反省すべき点がないかどうかを見極めることが大切です。

今回は、面接でやってしまう人が多い失敗ポイントをご紹介していきますので、自分の面接で当てはまることはないか、しっかりとチェックしていきましょう。

多くの人がやっている!面接での失敗ポイント

面接で不採用が続くという人は、同じ失敗を犯していることが多いです。

多くの人がやってしまう面接での失敗ポイントをご紹介していきます。

一貫性がなく信頼を得られない

志望動機に自己PR、転職先でやりたい仕事、面接で聞かれることは山ほどありますから、何をしゃべったのか全部は覚えていないかもしれません。

しかし、しゃべった内容を一言一句振り返る必要はなく、チェックしたいポイントは一つだけです。それは「一貫性があるか」ということです。

一貫性があるかどうかは、これまでのキャリアでの職種や業界が同じであるということだけを指すのではありません。

例えば「御社を志望した理由は〇〇というサービスに魅力を感じました。」という志望動機なのに、入社してからやりたい仕事を聞かれたら全く別の分野を挙げるなど。

入社してどうなりたいのか、何をしたいのかが曖昧だと一貫性がなくブレブレな印象を与えてしまいます。

一貫性がないと面接官としても話している内容に信憑性を感じられず、信頼を得ることができません。

「自分はどんな人間で何をやりたい人なのか。」という芯に当たる部分をもう一度確認しましょう。

やりたいことが特にあるわけではないから一貫性なんて持てないという人は、面倒でも自己分析からやり直してみるのが大切です。

一貫性を持てないまま面接に臨むのではなく、しっかりと確立させてから面接に臨む方が、より良い転職までの近道です。

退職理由としてネガティブなことを述べてしまう

ネガティブな退職理由は、転職先の企業に不安しか与えません。

どんな不安かというと、「同じ理由でまた辞めるのではないか?」「不満や愚痴を持ちやすい人でトラブルメーカーではないのか?」といったことです。

確かに今の会社を辞めたいと思ったきっかけは、残業が多い、人間関係に疲れた、給与に不満があるなどのネガティブな要素が多いでしょう。

今の会社に全く不満はないけれど、純粋にステップアップしたいからというポジティブなきっかけを持つ人は決して多くはないのです。

しかし、実際の面接でネガティブな退職理由を挙げてしまう人が不採用になるのは、ライバルたちが退職理由をポジティブな理由に変換してうまく伝えているからです。

面接で鉄板の質問である退職理由は、前職の不満や愚痴、マイナス的なことは言わないのが絶対条件です。

転職希望先の魅力や、叶えたい目標があるということを前向きに伝えるようにしましょう。

やる気を感じられない

転職組は即戦力が基本だから経歴が大切とはよく言われることです。

しかし、だからと言ってやる気や熱意が感じられない人を採用するほど企業はお人よしではありません。

どんなに経験豊富で転職先で活かせるスキルがあっても、「この人本当にうちの会社に来たいのかな?」と感じる人を採用したくはないのが人間である面接官の考えです。

やる気や熱意を感じられないのがバレるのは、企業研究をおろそかにしていて適当なことばかりを言っている、質問タイムで質問しないときなどが挙げられます。

他にも、覇気がなく表情に乏しい人も無気力な印象を与えてしまいますから気を付けたいものです。

ある意味やる気さえあれば何となってしまうときがある新卒とは違いますが、やる気や熱意は最低条件としてなければ転職は難しい、そう思っておきましょう。

条件面でのこだわりが強い

年齢が上がれば上がるほど、家族を養う責任もあったりで条件面へのこだわりが強くなっていくものです。

しかし、それを面接で思い切り見せてしまっていないでしょうか?

自分の経歴やスキルの紹介はそこそこに、条件面での逆質問ばかりしてくる、「年収の希望はありますか?」の質問に対して、自分の市場価値以上の金額を希望してくるなど。

「希望なんだから言うのはタダでしょ?」と思うかもしれませんが、言うのはタダでも言ったことで内定が遠のくのあれば、これほど価値のないタダはありません。

まずは自分の転職市場での価値を客観的に見極めること、そして条件交渉は転職エージェントなどのプロに任せて自分は貢献度のアピールに専念することも必要です。

夢や希望は大きいけれど肝心な貢献度が不明確

やる気や熱意も感じられる、人当たりもよく感じのいい人だと思われる、しかしなぜか不採用なのは、肝心な部分が抜けているからです。

それは「いかに転職先で貢献できるのか」ということです。

今までの経験を転職先でどんな風に活かすことができるのか、自分を採用することで企業にどんなメリットがあるのか、面接でもっとも伝えたいのはそこなのです。

夢や希望が大きいことは良いのですが、それだけでは単なる独りよがりで夢の発表会に過ぎません。

どんなに立派な夢であっても、面接官に「で?」と思われてしまうでしょう。

失敗したくない人の転職活動

不採用が続いている人は失敗を避けるためにはどうすれば良いのでしょうか?

転職活動のコツをご紹介していきます。

念入りな企業研究は必須

企業研究を念入りにしておくのは、面接を通過するためにも、実際に転職してから後悔しない働き方をするためにも絶対に必要なことです。

幸いにも、今は様々な方法を利用して情報収集が可能な時代です。

情報誌やインターネット、口コミに自分の足を使う、ありとあらゆる方法と角度から企業研究をしておきましょう。

大変に感じるかもしれませんが、やみくもに応募数ばかり積み上げるよりもずっと効率的な転職活動です。

面接対策は第三者の目を入れること

自分では正しいと思っていても第三者から見ると明らかにおかしい、そういうことは本当によくあります。

転職活動も同じで、面接対策は第三者のチェックが入ることが大切です。

自分では気づかなかった改善点を指摘してくれ、面接官が違和感を感じやすいポイントを避けることができます。

模擬面接などで、相手がいる面接対策を行っておきましょう。

絶対に失敗したくないなら転職エージェントを使うこと

面接をこれ以上失敗したくないと感じるなら、転職エージェントを利用した転職活動をしましょう。

転職支援のプロのアドバイスを受けながら、求人探しから応募書類作成、面接対策まですべて無料で行うことができます。

最後に

いかがでしたか?今回は、面接で不採用が続くときにチェックしたい失敗ポイントをご紹介しました。

失敗を絶対に次につなげたいなら振り返りは大切です。

内定がもらえなかった面接の反省点を洗い出し、同じ失敗をしないようにしていきましょう。