何度も面接にトライしているのになかなか内定がもらえないのは、自分が気づかないうちに何らかのミスをしている可能性があります。
今回ご紹介するのは、話好きな人の失敗例です。
話が好きで人とコミュニケーションを取るのが楽しいと感じるのは良いことですし、上手に活かせば面接でも強みになります。
しかし、意外とこのタイプの方は転職活動をで失敗しやすいので気を付けるべきです。
具体的にどんな失敗があるのかを見ていきますので、当てはまるという方は内定獲得に向けて修正していきましょう。
目次
面接で大失敗。不採用の理由は話好きだからかも
なんといっても話好きな人がやってしまうのは面接の場での失敗です。
応募書類もクリアし、第一印象も明るく良い感じ、なのに不採用になるのは話好きがゆえかもしれません。
人の話を遮って話をしてしまう
話好きな人にも色々なタイプがいますが、「自分が話すのがとにかく好き」というタイプの人は要注意です。
普段から人の話を最後まで聞かずに「で、私はね…。」と自分の話に変わってしまう人は意外といるものです。
面接という場ではさすがにその癖がでないのでは?と思うかもしれませんが、本人はその癖に気づいていませんから、面接でもうっかりでてしまうものです。
面接官がまだ話し終わらないうちに自分の話を始めてしまうなど、自己アピールに必死になればなるほど、「人の話を聞かず自己主張の強い人」というレッテルを貼られてしまいます。
人の話は最後まで聞き、相手が何を聞きたいのかを確かめてから話し始めるよう意識しましょう。
話がダラダラと長引き要点がわからない
話すことが好きだと、つい相手の立場に立って話すよりも、自分が気持ちよくなる話し方を選んでしまいます。
自分が気持ちよくなる話し方というのは、頭で思いついたことをすぐに口に出していくということです。
話しているうちに別の話題も思いつき、「それから…」と次から次へと話が続いてしまう。
このタイプの話好きは、面接官の質問に対する答えと違う方向に話が向かってしまうのも特徴です。
質問に対しての答えは基本的に1つです。
まず結論を述べて、そのあとに根拠となる理由や経験を付け加えるように話の仕方に工夫をしましょう。
答えが複数ある場合は、「その理由は3つです。〇〇と△△、そして□□です。まず〇〇は…」という風に、いくつあるのかとタイトルだけを述べ、そのあとに順番に話をしていくようにしましょう。
話の重複が多くなりがち
面接ではできる限り自分のことを知ってもらいたいと思うことは大切です。
しかしそれらはすべて異なるトピックスであることが必要で、さっき話したことと同じことを言うのは話好きな人がやりがちな失敗です。
時間だけがかかって中身の薄い面接になったと思われてしまっては、内定を勝ち取ることは難しいでしょう。
話をするときに常に意識したいのは「先ほどの話題と重複していないか。」ということです。
自分の良さをアピールするのなら、いくつも引き出しがあると思わせたいものです。
話の重複が多い人は、面接官の表情や話題の振り方にも気を配るようにしましょう。
面接官が「さっき聞いたよ…。」と思っている場合はうんざりした表情をしていたり、言葉を遮るように「わかりました。」と、話題を変えてくることがあります。
話好きな人は面接以外でも気を付けたい
話好きな人は面接以外でも、転職活動におけるミスをしてしまうことがあります。
気を付けないと重大な問題に発展してしまうことがありますのでよく覚えておきましょう。
同僚に自分の転職活動報告をしてしまう
話好きな人は自らの近況を人に報告したがる傾向にあります。
特に人に話を聞いてもらうことでストレスを発散したり、すっきりするというタイプの方に多いです。
転職活動で注意したいのは、自分の転職活動報告を周囲にしてしまうことです。
中でも職場の同僚は顔を合わせる機会も多いですから、現在転職活動中であることを話しがちです。
しかし、転職活動中であるということは今の会社を辞める予定があるということなので、職場内の人に安易にその事実を伝えるのは慎重になるべきです。
信頼している相手であっても、いつ相手の言動がきっかけとなって上司などに伝わるとも限りません。
場合によっては、現職へのやる気がないと思われてしまったり、仕事を任せてもらえなくなったりと、まだ内定を得ていないのに今の職場に居づらくなってしまうことがあります。
転職活動の相談であれば、家族や友人の他、転職エージェントなどのプロにすれば良いことです。
職場の人には退職が正式に決まるまで慎重に伝えることが大切です。
内定がでてからも気をつけよう。転職先は安易に言うべきではない
内定がでた場合、安堵感もあって周囲に報告したい気持ちでいっぱいになることでしょう。
上司に退職の意志を伝えて引継ぎなど具体的な手続きに入っていくことになります。
話好きの人がここで気を付けたいのは、転職先の企業名を今の会社の人に知らせるということです。
特に同業他社の場合は注意が必要です。
転職先としても、同業に人材を引き抜かれたと思われては迷惑ですし、今の会社にとっては気分の良いものではありません。
転職する事実は伝えても良いですが、具体的な企業名を言うのは避けましょう。
しつこく聞いてくる同僚などがいれば、転職先から止められていると伝えれば済みます。
転職エージェントのカウンセリングサービスで客観的意見をもらうべき
話好きというのは決して悪いことではありませんが、自分の話し方を客観視できていない場合は問題になります。
とは言え、自分で自分が話している様子を見るのは難しいです。
そこで第三者からの視点を得るために、転職エージェントのカウンセリングを受けるのがおすすめです。
人の話をしっかり聞く人か、自分の言いたいことを上手く相手に伝えられる人かなどについて、客観的かつ具体的なアドバイスをくれるでしょう。
自分では気づかなかった欠点に気付くことで、今後の面接での反応が大きく変わります。
最後に
いかがでしたか?今回は、話好きな人が転職活動でやってしまう失敗と改善法についてご紹介しました。
明るくて良い印象を持たれるポテンシャルがあるだけに、勿体ない失敗も多いです。
その魅力を活かして内定をもらえるようぜひ参考にしてみてください。